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- 日本人は働きすぎでおかしい!
- 他の先進国はバカンスとかもあるのに…
- いつまでたっても労働環境が改善されない!
そういった感じで、わが国の労働環境に疑問を持っている人は年々増えてきているような気がします。
最近は「働き方改革」なんてのが叫ばれていますが、なかなか労働環境改善には結びついていませんからね…。
残業は減って来ている!などと言われていますが、大企業だけみたいな感じの意見が根強いようです…。
中小企業などですと、人手不足で労働環境は相変わらずですからね…。
ですがそんな感じで働きすぎの仕事をしていると、かなりきついと思います。
日本人は働きすぎでおかしい!と考え、労働に嫌気がさして来ている時の対処法についてまとめてみました。
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日本人男性は世界一長時間労働というデータが!
あなたが「日本人は働きすぎでおかしい!」と考えるのも当然かもしれません。
日本人の労働時間は減って来ているとは言われていますが、日本人男性に限れば世界一長時間労働というデータがあるのです!
OECD調査によりますと、日本人男性の労働時間はフランス人男性の約2倍で世界一となっています。
というか、日本人男性の約8割は正社員ですから、「正社員が長時間労働」といえるかもしれません。
最近は女性の社会進出に伴い、女性の過労死なども増えてきていますからね…。
そんな労働環境では、「日本人は働きすぎでおかしい!」とあなたが考えてしまうのも頷けます。
データを見ると本当に働きすぎですからね…。
海外からも、
- 「日本人の働き方は、まるで奴隷のようだ!」
- 「日本はいい国だと思うけど、絶対に日本では働きたくないね!」
- 「日本人は何のためにあんなに働いているんだ?」
- 「日本人はあんなに働いていて幸せなのか?」
そんなことが言われていますからね…。
世界的に見ても、日本人は働きすぎておかしいと思われているのです。
実際、アジアの高度人材に行ったアンケートでも、「日本は世界一働きたくない国」に認定されてたようですし。
karoshi、なんて英語を生み出したのも日本ですからね…。
「日本人が働きすぎなんて嘘!」なんて言う人もいるが、非正規が増えただけ
ですがこういう話題になると、
- 「日本人の労働時間は減ってるんだよ!」
- 「日本は祝日が多いから、結構休んでるんだよ!」
- 「残業時間は確実に減っている!」
こんなふうに言われる傾向にありますが…。
ですがそんなのは、非正規雇用が増えただけですよ。
企業が人件費を削って非正規雇用増やした結果、もはや全労働者の約4割が非正規雇用になってしまいました。
正社員よりも非正規雇用労働者の方が労働時間は短い傾向にありますので、全体としては労働時間が減っているだけで正社員は依然として長時間労働です。
非正規雇用労働者ですと、年収は100万円とか200万円以下とか、かなり低いですからね…。
人並みに稼ごうと思ったら、相変わらず正社員でフルタイムで働かなければいけません。
だいたい、こういった労働時間のデータには、サービス残業は含まれていませんからね…。
大企業ならば、最近は残業削減に取り組んでいるのでまだマシだと思いますが…。
わが国の99.7%以上を占める中小企業では、人手不足の会社も多いですからそんな余裕はありません。
ちなみに今はまだ一応労働人口自体は過去最高を更新していますが、主婦や定年後の高齢者を非正規で活用しだしたからです。
彼ら彼女らは旦那の稼ぎや年金もありますので、そのほとんどはパートタイムですからね。
正社員に関しては依然として長時間労働なのです。
仕事が多い今のうちに、残業が少ない会社に転職もアリ
日本人は働きすぎでおかしい!なんて考えてしまうのは、残業が多いブラック企業に勤めているからではないでしょうか?
こういう仕事に対する考えって、勤めている会社によって全然違ってきますからね。
- 残業はほとんどない
- 残業あってもちゃんと割増分もきっちり出る
- 有給休暇もほとんど自由に使える
- 会社が社員の労働環境について配慮してくれている
こういったホワイト企業であれば、「日本人は働きすぎでおかしい!」なんて考えにはならないのです。
まぁそういったホワイト企業はあまり多くはないのですが…。
あまりに今の会社が働きすぎでおかしいと考えているのであれば、今のうちに転職を検討するのも手段の1つです。
幸い今は有効求人倍率も高止まりしており、転職はかなりしやすくなってきていますからね。
あまり働きすぎな会社で定住してしまっても、寿命が縮んでしまうだけですし…。
私の周りにも、過労死をしてしまった人は何人かいますし…。
あなたの命や健康のためにも、今のうちに転職してしまうことを強くおすすめします。
とりあえず転職サイトにでも登録して、求人を眺めてみるといいと思います。
私もそうですが、大抵の人は「会社を辞めたい」と考えたら、求人を眺めるところから始めますからね。
いい会社に行けるか?は求人がでるタイミング次第なので、登録だけはしておくべきです。
こちらの転職サイトは、自分の転職市場価値を診断してくれたり、リモートワークに特化していたりするので、「今の働き方でいいのかな…?」と考えたら気楽に登録してみるといいかもしれません。
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非正規労働者になれば、適度に働けるが…
「日本人は働きすぎでおかしい!」とは言いましても、それは正社員の話です。
非正規雇用になれば、適度に働ける傾向にあります。
- 週3日だけ
- 一日5時間だけ
- 割と休みたいときに休める
- 責任もあまりない
- 残業も断りやすい
- 仕事も見つかりやすく、辞めやすい
こういったメリットがありますからね。
「日本人は働きすぎでおかしい!」と考えているのであれば、非正規雇用になるというのも手段の1つです。
⇒フリーターの何が悪い!馬鹿にされがちなフリーターでも世間体良く生きるには?
⇒【ピンキリ】正社員はそんなにいいか?底辺正社員にメリットない8の理由
…まぁ、世間体がかなり悪いのでお勧めはできませんが…。
要はフリーターということですからね。
ですが最近は条件を満たせばフリーターでも社会保険くらいは入れるようになってきていますし、以前に比べれば将来の保証も拡充されてきています。
最低賃金も上がってきていますからね。
「日本人は働きすぎでおかしい!」と考えているのであれば、そういった生き方に進むのも手段の1つではあります。
⇒会社をやめても、派遣やバイトで食っていくためのポイント6つ
若いなら、海外就職を目指すのも手段の一つ
「日本人は働きすぎでおかしい!」こういった考えの人は、増えてきています。
特に若い世代で顕著ですね。
最近の新入社員は、
- 「仕事よりもプライベートを優先したい!」
- 「残業がほとんどない会社に就職したい!」
- 「給料が低くてもゆったりと働ける会社に行きたい」
こういった意見が増えてきていますからね。
ですが基本的に、日本で仕事を探すと結構難しいです。
求人票に嘘を書いている会社も多いですし、実際入社してみないと分からないことが多すぎるからです。
なので、もっと労働者の権利が強い国に海外就職を目指すのも手段の1つです。
特にヨーロッパの国々ではそういった傾向が強く、1年に1ヶ月とか2ヶ月のバカンスがあったりもするみたいですし。
有給休暇を全部使い切るのが当たり前で、それにプラスして病気で仕事を休むのも認められていたりしますからね。
日本はILOからも「経営者の立場が強すぎる」とか苦言を呈されたりしてましたからね…。
「日本人は働きすぎでおかしい!」と絶望しているのであれば、いっそ海外で就職するのは目指すのも手段の1つです。
まあITエンジニアなどの仕事であれば、比較的海外でも就職しやすいようです。
日本では「IT土方」なんて言われて虐げられていますが、海外では高度知的労働者として認知されていますからね。
海外就職を目指すなら、海外求人も豊富に扱っている大手のエージェントなどを使うとよいでしょう。
収入を上げて出費を減らし、早期引退を目指す
しかしそうは言いましても、なかなか海外就職というのも難しいかもしれません。
まず言語の壁がありますし、日本人で英語がペラペラにしゃべれるような人は1割もいない…と言われていますし。
まあ幸い、日本は消費者として生きるにはこの上なくいい国であるといえます。
これについては海外の人たちも「日本は住むにはいいけど、働くには最悪」みたいに言われていますし。
なので、収入を上げて出費を減らして、早期引退を目指すといいかもしれません。
それを実現するには、とにかくお金を手に入れることです。
最近はそういった、
- セミリタイア
- 隠居生活
- アーリーリタイア
などの生活を目指す人が増えてきていますし。
実際そういったキーワードで検索してみると、そういった早期引退生活を実現している人のブログがたくさん見つかります。
「日本人は働きすぎでおかしい!」と考えているのであれば、そういった道を目指すのも手です。
まぁ独身の方であれば、月10万円未満で暮らしている人というのは結構います。
そういった節約生活をして出費を減らし、数千万円くらい貯金持てば、結構安心してリタイヤ生活に入ることができます。
まぁ大抵の人は途中で飽きてバイトとかし始めるみたいですけど…。
まぁ年間100万くらいだったら、のらりくらりバイトでもすれば稼げますし、資産の減少も防げます。
働きすぎの人生に嫌気が差しているのであれば、そういった生き方を目指すのもありですね。
人生100年時代!死ぬまで働き過ぎな人生になる可能性も!?
あなたのように「日本人は働きすぎでおかしい!」と考える人は増えてきてはいるのですが…。
実際に具体的な行動を起こす人というのはほとんどいません。
特に日本人は横並びで、周りに流される傾向にありますからね…。
ですが最近は、
- 年金支給開始年齢の後ろ倒し
- 寿命の伸び
- 少子高齢化による人手不足
などによって、死ぬまで働く時代とも言われています。
人生100年時代なんて恐ろしいことも言われていますからね…。
あなたはまだ比較的若い方でしょうから、まだまだあと何十年も働かなくてはいけないと思いますし…。
「日本人は働きすぎでおかしい!」なんて気持ちを抱きながら、死ぬまで働かなければいけない可能性もあるのです…。
というかその可能性は極めて高いといえるでしょう。
まぁ年金も長生きしないともらえなくなるのは確実でしょうから、ほんとに死ぬまで働いていく方向で考えた方が良いでしょうね…。
幸い今は仕事は多いので、今のうちにもう少しゆとりを持って働ける会社に転職しておいた方がいいかもしれません。
あまり残業がない会社であれば、「日本人働きすぎでおかしい!」なんて感じることも少なくなるでしょうし。
定年後の年金生活が無理そうなのであれば、宗谷亭細く長く生きる方向で考えていった方がいいかもしれません。
多少給料が下がったところで、ゆとりを持って働けるのであればそのほうがいいでしょうし。
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まとめ
多少は日本の労働時間も減ってきてはいるのかもしれませんが、まだまだ働き過ぎの面は強いです。
海外から見たら、日本人=働きすぎとまだまだ見られていますからね…。
「日本では絶対に働きたくない!」なんて意見も散見されますし。
消費者としては、安くて質の高いサービスが受けられて天国な国なんですけどね…。
働く方としてはたまったものではありません。
最近は給料も上がらない傾向にありますし。
幸い最近は転職もしやすいので、今のうちに労働環境が良い会社を探しておいたほうが良いのでは…。
他人より少しばかり高い給料もらったところで、働きすぎですと健康を損なうリスクがありますし。
多分年金をもらうのを待つことなく、死んでしまう可能性もあります。
確実に働きすぎで病気のリスクも上がりますので、生活習慣病などにもかかりやすくなってしまいますし。
そうなると働きすぎで仕事だけの人生で終わってしまう傾向にあります。
そんな働き過ぎの人生が嫌であれば、もう少し働くことへの付き合い方を見直してみたほうがいいかもしれません。
今の会社ではそれが無理そうであれば、転職を考えるのも良いでしょう。