
lukasbieri / Pixabay
- 出戻りしたけど辞めたい!
- 戻ってきたが、相変わらず不満は消えない!
- もう転職する気力もないよ…
とお悩みの、前の会社に出戻ってきたものの「また辞めたい」と考えている方のためのページです。
特に最近はブラック企業が増えていますので、ブラック企業から転職したら更にブラックだった!なんてケースは珍しくありません。
実は私も、以前勤めていた会社で出戻りをしたことがありますので、気持ちは分かります。
そのうえ、出戻りをしてきた同僚を何人も見たこともあります。
しかし、彼ら彼女らが出戻りして幸せになったかと言われればそうでもありません。
戻ってこれた時は安堵感から嬉しそうにしてましたが、嫌だから辞めたわけですから、結局不満は消えません。
私は色々な会社を経験してきましたし、出戻りして再度辞めた経験もありますので、説得力のある話ができると思います。
しかし、一度失敗してしまうと転職も億劫になりますし、これからどうしたらいいかわからないと思います。
この記事では、会社に出戻りしたもののまた辞めたい時の対処法について紹介します。
⇒あなたの転職市場価値や向いてる仕事は?無料のコンピテンシー診断なら【ミイダス】
会社に出戻りしたけど辞めたい!と考える人は珍しくない
最近はあなたのように、前の会社に出戻りしたけど辞めたい!と考える人は珍しくありません。
ネットやSNSを見てみても、
こんな意見が散見されますね。
私も出戻りはしたことがありますが、恥ずかしいのであんまりやりたくないですが…。
最近は人手不足の影響からか、出戻り社員を歓迎する会社も増えてきているようです。
出戻りとなると即戦力社員が頭を下げて戻ってくるわけですから、会社としても使いやすいのでしょう。
戻ってきても不満は消えない!
あなたは前の会社に出戻りしたみたいですが、一回辞めた時は何が理由で辞めたのでしょうか?
大なり小なり、その会社に不満があったから辞めたのだと思います。
であれば、戻ってきたからといってその不満が解決されたわけではありませんから、また辞めたくなるのは当然だと言えます。
戻ってきて間もない頃は「戻ってこれて良かった!助かった!」という安心感を感じるでしょう。
当面の生活費の不安は消えますからね。
特に転職失敗してブラック企業に行ってしまった場合は「もう転職なんてコリゴリだよ」と安心する傾向にあります。
ですが、人間は基本的に生存欲求が満たされると、今の状況のアラを探し始めます。
今の会社に出戻りしたのは、生活のために戻ってきただけなんでしょう。
であれば、出戻りして生活の不安が無くなれば、また不満が再燃するのは火を見るよりも明らかです。
出戻りしても根本的に問題が解消されたわけではありませんからね。
⇒以前の職場に出戻りするのはアリ?出戻り検討する際の6つの注意点
また転職にチャレンジしてみるのもアリ

Unsplash / Pixabay
また転職活動にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
出戻りした手前、また転職して辞めるなんてのはちょっと気まずくて考えられないかもしれません。
しかし、不満を抱えながら働き続けるのは、それほど長続きするものではありません。
特に我々現役世代は年金がもらえるかどうかも怪しいです。
死ぬまで働かなくてはいけない可能性もあります。
となると、仕事が人生に締めるウェイトがこれまでよりかなり大きくなっています。
つまりは、人生の満足度にとって重要になってくると思います。
幸い最近は人手不足の会社も多いですし、転職も活発になってきています。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
めげずにまた転職にチャレンジしてみると良いでしょう。
違った働き方を目指してみるのもアリ
或いは、転職した会社も今までの会社と似たような会社だったのかもしれません。
ただ、戻ってきた会社のほうが比較的マシだったというだけで。
でしたら、いっそのこと違った働き方を模索してみるのもアリかもしれません。
例えば在宅勤務制度のある会社を探してみるとか。
最近は、そういうフレキシブルな働き方を導入している企業が増えてきています。
多様な働き方ができれば、今の閉塞感から脱出できるかもしれませんね。
ただシステム系とかネット系とか、プログラマー系の仕事がメインになってしまいますけど。
ただ最近この業界人手不足なので、未経験でもかなりいけます。
テレワークなどもしやすいですから、こういった仕事を目指してみると良いかもしれません。
↓こちらの転職サイトは、そういった新しい働き方ができる会社の求人を多数扱っているためオススメです。
⇒家で働きたいあなたに!リモートワークで自由に働ける転職サイト【LIBZ】
出戻り社員は、心に闇を抱えるケースも

TheDigitalArtist / Pixabay
私が今まで勤めてきた会社で、何人か出戻りしてきた社員というのを見てきました。
結構みんな諦めた感じで、人生に絶望感を感じているような感じでしたね…。
みな、「生活のために仕方なく働いている」というような感じでした。
明るかった人でも、どこか心に闇をかかえた感じで暗くなってしまっていましたね。
脱獄に失敗して連れ戻された受刑者というのは、あんな感じなのかもしれません。
これ、1年や2年だったらまだいいと思うんですけど、定年までそんな形で働くとなると、かなり辛いのではないでしょうか?
諦めてしまうのも手段の一つではありますが…。
「さすがに二度は辞められない」なんて思いこんでしまうと、どんなにつらい状況になっても辞めることができません。
統計結果などありませんが、結構精神的なストレスになってしまうのではないでしょうか?
多少時間がかかってもいいので、またチャレンジすべきだと思います。
というか、歳を取るほど転職は不利になっていくので、やるなら早いほうがいいです。
とりあえず貯金を目標に働くのもアリ
幸い慣れた仕事でしょうから、それほど力を入れなくても日々の仕事はこなせると思います。
なので、貯金を貯めるためだけに今の仕事を続けて、また次の仕事を探し始めた方が良いと思います。
今回はすぐに出戻りしてきたみたいですけど、それは生活ができないからではありませんか?
であれば、辞めてからしばらく生活できるぐらいの貯金をしたほうがいいと思います。
そうすれば、次失敗したとしても出戻りはせずに、またゆっくりと次の会社を探すことができます。
⇒会社を辞める前に貯金はいくら必要?最低必要額と5つの注意点
転職は今回みたいな失敗もありえるので、細心の注意を払って行わなければいけません。
まあ注意していても運次第の面があるので難しいのですが、それでもやらなければ人生ずっとこのままです。
結婚して子供がいる人だと、家族の生活を守りながら、自分の人生のためにも新しい仕事を見つける活動を続けるというのは、時間的制約もありますしかなり難しいです。
が、かと言ってやらないとずっとこのままです。
⇒妻子持ちだけど仕事辞めたい!?転職成功のための5つの注意点
貯金を続け、転職活動を水面下で続けよう

geralt / Pixabay
自己都合退職の場合、3ヶ月たたないと失業給付が貰えません。
とりあえず、3ヶ月間生活できるぐらいの貯金があれば、何とか生活していくことはできます。
失業給付さえもらえれば、後は職業訓練を受けながら給付期間を延長させることも可能になります。
とりあえず最低3ヶ月間は生活できるぐらいの貯金をしてください。
⇒【自己都合】失業給付の期間は?会社都合にすれば延ばせるのか?
追記:2020年10月から、自己都合退職の待期期間は原則2か月に短縮されたようです。
自己都合退職の失業手当 2か月後から支給へ 1日から運用改める | 注目記事 | NHK政治マガジン
職業訓練で給付期間を延長できれば1年近くもらい続けることも可能です。
ゆっくり転職活動を行うこともできます。
職業支援・給付金などについて知る|ハロトレ特設サイト|厚生労働省
焦るとブラック企業に入社してしまう可能性が…
在職中に見つけた転職先というのは、今の会社があまりにも嫌だと良く見えがちです。
早く次の会社に行きたくて焦ってしまうからです。
あなたもきっとそうだったのかもしれません。
今まで私が見てきた 出戻り社員も会社に不満があるからといって焦って転職活動をしていたような気がします。
人間、焦るとろくなことがありません。
受ける会社には足元も見られますので、じっくり腰を据えて転職活動をしたほうがいいのではないかと思います。
まぁ最近は便利な転職サイトなども増えてきていますので、ぼちぼち新天地を探していくと良いかもしれません。
⇒あなたの転職市場価値や向いてる仕事は?無料のコンピテンシー診断なら【ミイダス】
まとめ
出戻ったとしても、「今の会社のいい点に気がついた」というのであれば、また頑張って働けるとは思うのですが。
出戻ったにも関わらず辞めたくなっているということは、もう離れた心は戻らないと思います。
今すぐは気力がないかもしれませんが、中長期目線で、また転職したほうがいいかもしれませんね。
あなたが一度転職しようと思ったということは、そういう不満がある会社なんでしょうし。
戻っても不満の原因が解消されたわけでもないので、このまま働いてもずっと不満を持ち続けます。
まぁ幸い最近は転職も一般的になってきていますし、仕事はたくさんあります。
今なら別に他にいくらでも仕事は見つかると思いますので、諦めずにまた転職にチャレンジしてみると良いかもしれません。
そのままあと何十年も働いていくのは、流石に苦痛だと思いますからね…。
仕事が多い今のうちに、動いておいた方が良いでしょう。