- 若手がどんどん辞めていってしまう!
- 若手が辞めていく会社の特徴と対処法が知りたい!
そういった悩みを持つ方は今のご時世珍しくないと思います。
最近は転職がしやすい御時世ということもあり、労働環境の悪いブラックな会社からはどんどん人が辞めていってしまいます。
最近は少子高齢化でそもそも若者が激減していますから、他に行ける若手ほどさっさと転職してしまうのです。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
特にこれからは「人生100年時代」なんて恐ろしいことも言われていますので、まだまだ人生が長い若者ほどキャリアについての考えは真剣です。
小手先のテクニックで若者を騙して安く使おうとする不誠実な会社は早々に見限られ、どんどん辞めていってしまいます。
私は何度も転職していますが、若手がどんどん辞めていき残ったのは年寄りばかり…なんていう特別養護老人ホームのような会社で働いた経験がありますので、説得力のある話ができると思います。
最近は定年後再雇用も増えているので、高齢の嘱託社員しかいない…なんてのはよくあるパターンです。
この記事では若手が辞めていき高齢者しかいない会社の特徴と、改善するための方法について解説します。
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若手がどんどん辞めて高齢者ばかりの会社は多い!
最近はあなたがお勤めの会社のように、若手がどんどん辞めて高齢者ばかりの会社は多いです。
SNSを見てみても、
こんな意見が散見されますね。
若者は少子高齢化によってどんどん減っていっています。
なのに「20代の若手が欲しい」なんて言ってるワガママな会社は、更に人手不足になり今いる若手すらどんどん辞めていってしまう傾向にありますね。
最近は発展途上国も経済発展し日本の給料に追いつきつつあるため、外国人労働者すら日本に来なくなってきています。
若手が辞めていく会社はこれから人材が獲得できず淘汰されていくでしょう。
若手が辞める会社は、先輩社員が死にそうな顔をしている
そういった若手が辞めていく会社というのは、先輩社員が死にそうな顔をして働いているということも挙げられます。
つまりはその会社で働いていって、5年後10年後20年後の明るい未来が描けないんですね。
うちの部署だけすげえしんどいのなんでだろうな
この前結婚した先輩社員が死にそうな顔して「良いか・・・オマエはうちの部署から早く抜けるんだぞ・・・」って言ってるから闇— 🌸アヤチちゃん🌸 (@mirai_aya) January 5, 2015
先輩社員を見れば自分がこのまま働いていったらどうなるのかということが大体見えてきますからね…。
特に我が国はブラックな会社が多いですから、そんなひどい会社で転職ができない年齢になってしまうと、本当に死にかねません。
我が国では未だに2万人以上の人が自殺していますがそのほとんどは男性です。
自殺者は転職が絶望的になった中高年以上の男性が圧倒的に多いですからね。
そこで変な会社でずっと働いてしまうと、本当に潰されかねないため若手社員にとっては死活問題です。
給料が安すぎて子供ができたら家族を養えない
若手が辞めていく会社というのは、給料が安すぎるということも挙げられます。
若手となると20代や30代ぐらいの社員ですが、最近は晩婚化の影響によって男性の平均初婚年齢も30歳を超えてきています。
そのぐらいの年齢までは独身のことが多いので、あまり給料も気にせず働けるのですが…。
これが結婚して子供ができてしまうと、安い給料ではとてもではないですが家族を養うことができません。
必然的に会社を辞めてしまうんですね。
「介護の現場で働く男は結婚すると寿退社する。理由は家族を養えないから」って聞いただけで相当なヤバみを感じた
— 猿 (@jjEzShkDDk) March 15, 2016
ブラック企業では家族を養えないから男が寿退社するって話何度思い出してもじわる
— ぐみん(おじいちゃん) (@jutapom1925) February 11, 2016
というか周りの人や家族、嫁などが「この給料じゃ無理!」とプレッシャーをかけてくるので、転職せざるを得ない状況になってしまうんです。
中には「一人ぶちは食えないが二人ぶちは食える」なんて言う人もいますが、子供が生まれて女性側が一時的に働けなくなったら詰むため、賢い若手は結婚を敬遠する傾向にあります。
まぁ世の中では「家族を養えない給料の仕事なんて仕事じゃない」なんて言う意見も未だに多いですからね。
特に男女平等とは言われていますが、まだまだ男性は結婚において経済力を見られる傾向があります。
給料が安いと結婚すらできない傾向にあるのは明らかにデータとして出ていますからね。
そんな給料安い会社からは若手はさっさと辞めていきます。
不満があっても聞いてくれず突き放される
若手が辞める会社というのは、不満や改善点があっても会社側が聞いてくれないという特徴があります。
単純に給料が安いとか人間関係が悪いとか言う単体の理由だけで辞める人は少ないです。
結局こういった改善の見込みが見えないことで絶望して辞めていくパターンが多いです。
現時点で給料が安かったとしても、これから先上がっていく見込みがあるのであれば、考え直すことも多いです。
ただいくら会社に「ここはこうして欲しい」と具体的な改善点も指摘したとしても、何もしてくれない保守的な会社からは若手はどんどん辞めていきます。
結局それで割を食うのはまだまだ長く働いていかなければいけない若手の社員であることが多いですからね。
そうなると現状に絶望して辞めていってしまいます。
パワハラが放置されている
若手が辞めていってしまう会社というのは、パワハラが放置されているということも挙げられます。
特にそういった会社ほど転職が絶望的な中高年以上の社員に対してきつく当たる傾向にもありますし。
そういった会社ですと、
- お前もう転職できないだろ!
- ここで頑張るしかねえな!
- もっとサービス残業をしろよ!
こんな風に足元を見られてしまうんです。
特に最近の若者ほどパワハラなどのブラック企業の情報に敏感ですからね。
うちの会社はブラックだと判断されたら、さっさと辞めていってしまいます。
しかも若手の中にそんなブラックからは脱出しておかないとブラックな会社を足元を見てきますからね。
マジで早いうちに転職しておかないと会社にどんどん足元を見られ、給料が減らされたりサービス残業押しつけられたりする可能性もあります。
本当にシャレにならないので若手のうちにさっさと辞めていってしまうんですね。
まず契約社員扱いで安くこき使おうとする
若手が辞めていく会社としては、そもそも正社員として雇わないということも挙げられます。
最初は契約社員扱いで採用して、
- 頑張れば正社員になれるよ!
- 1年したら正社員になれるよ!
- 3年したら正社員になれるよ!
- 正社員が辞めたら繰り上げで正社員になれるよ!
こんな風にしている会社は多いです。
誰もが知っているような大企業でもこういったシステムを取っている会社も多いですね。
正社員登用なんてまずされない!騙されて搾取されるのがオチ
まぁそういった正社員登用制度がある会社ならまだマシですが…。
全く正社員にするつもりがなく、契約社員としてしか採用しないような会社も存在します。
こういった会社ですと、いくら勤めても非正規雇用の職歴しか残らないため、バカバカしくなってさっさと辞めていきます。
これね。優秀な人が非正規で働いてくれたら、上層部は「ラッキー。彼女は低賃金で満足しているみたいだから給料は上げないでおこう。正社員登用なんてもってのほか。」と思うらしいんですよ。そして彼女が退職すると「同等の人を今すぐ雇って!」
で、そんな簡単にいるわけないじゃん、そんな人。 https://t.co/mEMuti4vBY
— samsara (@VOLDENUIT888) October 5, 2024
「日本人の勤め先に期待しない割合は世界最悪」なんて統計データもあるようですが、企業側が全く従業員に報いようとせず隙あらば搾取しようとしてくるため、会社を信用できないのは当たり前です。

正社員登用制度なんて形骸化していて、いつまでたっても正社員になれない会社が多いですからね。
正社員じゃないと雇用も安定していませんし、ボーナスも少ないです。
そんな会社で長く勤めるだけ人生の無駄なので、さっさと辞めていきます。
辞めさせないためにはちゃんと若手の声を反映させる
若手社員が辞めていってしまう会社の特徴は上で述べたように色々とあると思いますが…。
辞めさせないためにはちゃんと若手の声を反映させていく必要があると思います。
やはり上でも述べたように、全く会社の改善の見込みがないようであれば、絶望して辞めていってしまいますし。
給料が安いとかだけの単体の理由であればそこまで辞める人は少ないですが、改善の見込みがないと絶望して辞めていきます。
なのでちゃんと会社が若手の声を反映する会社ということを実感してもらう必要があります。
- 俺たちの声は会社に届く
- 頑張れば今よりも良くなる
- 自分次第で今の状況を変えていける
こういった風に希望を持ってもらわないと、他にいくらでもいける若手ほどさっさと辞めていきます。
まぁこういったことすらできない会社が多いので、どんどん辞めていってしまうんですけどね。
給料安いならちゃんと給料上げてあげる
あとはやはり働く上で給料は一番重要な要素です。
あるアンケートによると「会社員の8割以上は生活のためお金のためだけに働いている」と回答していました。
まあ普通に考えれば当たり前ですが…。
お金のために働いている訳で、頑張って働いてもたいした給料がもらえないのであれば、他に行ける若手のうちにさっさと辞めていってしまう傾向にあります。
なので、若手に辞めて欲しくないのであれば、ちゃんと給料を上げてあげるようにしましょう。
特に最近は少子高齢化による生産年齢人口の減少によって人手不足に陥っている会社が多いです。
募集をかけてもなかなか人が集まらないため給料を吊り上げて募集している会社も増えています。
今は給料据え置きでは相対的に低い給料になってきており他に行ける若手ほどさっさと辞めていきます。
人件費を増やしたくない企業が大部分ですが、そんなこと言ってるからさっさと辞めていってしまうんですよ。
若手が辞める会社は未来なし!早く辞めよう
若手が辞めていく会社は多いと思います。
今なんて特に転職がしやすいご時世ですからね。
あなたはそういった若手が辞めていく会社に勤めているのかもしれませんが、そんな会社に未来はありません。
若手が辞めていくということは、残ったのは転職が絶望的な年齢の中高年以上の社員しか残らないということですし。
人間は年を取っていく生き物ですので、どんどん若い人を入れて新陳代謝を進めていかないとどんどん企業の年齢は高くなっていき衰えていきます。
正直そんな会社に未来はないと思いますね。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて仕事も見つかりやすくなってきています。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
一日でも若いほうが転職には有利ですから、今のうちにもっと未来がある会社に転職しておいた方が良いかもしれません。
まとめ
若手が辞めていく会社というのは、一言で言えば「そこで働いていても、明るい未来が描けない会社」です。
それを掘り下げて具体的に言うと
- 給料が安かったり
- 人間関係が悪かったり
- 会社が言うことを聞いてくれなかったり
ということになるわけですが…。
頑張れば今よりも良くなるという希望が描けるのであれば、辞める人は少ないでしょう。
あなたが勤めている若手がどんどん辞めて会社というのは、そういったことがない絶望的な職場なんでしょう。
そういった会社にこれからは未来はないと思います。
まぁ最近は転職も一般的になってきていますし、そんな会社にしがみつく必要もありません。
あなたも今のうちに、もっと未来がある職場に転職しておいた方が良いかもしれません。