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- お前なんか他の会社では通用しない!
- うちで仕方なく使ってやってるんだぞ!?
- そんな甘い考えじゃどこ行っても通用しないよ!
など、上司や同僚に言われてしまう方は今のご時世多いかもしれません。
最近は特に労働環境の悪いブラック企業も増えているため、そんな風に言われてしまう人も珍しくありません。
特に最近は人手不足に陥っている会社も多いので、そう言ってなんとか引き留めようとしてくる会社が多いです。
まぁ引き留めたいなら大人しく頭を下げてくればいいのですが、こんな感じで上から目線で言ってくることが多いですね…。
近年は労働組合も力を失っているため、労働者より企業側が圧倒的に立場が強い傾向にあります。
ですが、こんな発言は嘘だと思います。
私も何回か転職しているのでわかりますが、環境を変えてみれば思いのほかうまくいくケースも多いです。
というか、こういう言葉でこれまでに何人もの人間が追い詰められて死んだと思いますから、憤りを抱かざるを得ません。
今の会社で通用しなくても、他の会社に移れば活躍できる理由をまとめてみました。
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Contents
仕事には向き不向きがある!
「お前は他では通用しない!」なんて言われてしまう人も、今のご時世多いとは思います。
そういった方は、今の会社であまり活躍できていない方も多いのではないでしょうか?
でないとそんな風に無能扱いはされませんからね…。
ですが仕事なんて人によって向き不向きがありますし、単に今の仕事や会社が、あなたに向いていないだけかもしれません。
最近の研究では、人間なんてほとんど運や環境に左右される!なんていう身も蓋も無いことが分かってきています。
環境を変えれば、人間のパフォーマンスなんて一変しますよ。
努力も重要ではありますが、ダメな環境でいくら頑張ってもコスパが悪すぎますし、正直ムダです。
日本人は努力信仰が根強いので「環境のせいにするのは甘え!弘法筆を選ばず!」なんて意識の高いバカなことを言って向いていない環境にしがみつき、力を発揮できず一生を終える人が多いような気がします。
そこはさっさと諦めて新天地に行っておけば、もっとラクして成果を出せるのに…。
前の会社では無能扱いされていたのに、今の会社では不可欠なエース人材に!なんていうのはよくあるパターンです。
私も最初に入った会社では仕事ができず無能扱いされていましたが、転職したら部署内で一番生産性が高くスーパーマン扱いされましたし。
人間関係にも合う合わないがありますので、さっさと環境を変えましょう。
環境を変えれば別人のようにパフォーマンスが向上するケースは多い
人間関係にも合う合わないはありますし、環境を変えれば上手く行くケースは普通にたくさんあります。
よくあるパターンとしては、「営業は苦手だったが、製造に転職したら上手くいった」みたいなケースです。
逆に「製造ラインの単純作業は苦手だったが、営業に回されたら活き活きとしてきた」、なんて人もたくさんいます。
短所を克服しようとするよりも、長所を伸ばすことを考えたほうが賢明です。
人生は長いようで短いですから、そのほうが幸せな社会人生活を送れると思いますね。
本当にこれは分からないもので、「こいつは本当に無能でどうしようもないな。これからどうやって生きていくんだろう?」と見下していた同僚が、転職先で水を得た魚のように頭角を現していた!…なんてケースは普通にあります。
「今の会社で成果を出せない人間が、転職してもやっていけるとは思えない」なんて根拠のない認知の歪みを持っている人が多いですが、土台となる環境が悪ければ、どんな天才でも能力は発揮できませんよ。
辞められたら面倒だから言ってるだけ

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「お前は他社では通用しない!」なんていうのは、そう言うことであなたに転職や退職を思い留まってほしいのだと思います。
それは何故かというと、単にあなたに辞められたら面倒だからです。
「他に行っても通用しない」ということにしておけば、あなたを引き留めることができると会社が思っているだけです。
といっても、別にあなたは会社にとって必要不可欠な人材というわけではないと思います。
そもそも大統領だろうが総理大臣だろうが、「この人しかいない!」なんて人はおらず、辞めても代わりなどいくらでもいます。
しかし1人辞めてしまったらもう1人雇ったり、社内で異動させたりして対応しなければいけないのです。
それが単純に面倒なんです。
あなたに辞められたら、社内にいる人がめんどくさい思いをするから言ってるだけです。
人手不足の影響で、強引に引き留めようとする会社が多い
別にあなた1人いなくなったところで会社にとって致命傷になる…なんてことは決してありませんが、単に面倒なんです。
上司も同僚も、今まで通りに仕事をして、今までどおりの給料が貰えればそれでいいと考えているからです。
会社員というのはそういうものです。
特に最近は人手不足の会社も多いですし、大抵の会社はよほどダメな社員でない限り引き留めようとしてきますからね。
⇒仕事を辞めたいけど引き止められる!?今の会社に留まるべきか?
特に最近は少子高齢化による労働人口の減少で人手不足に陥っている会社も増えています。
あなたに辞められたら新人募集をしてまた新たに雇わなくてはいけませんが、今は募集をかけてもなかなか応募がない会社も多いんですね。
帝国データバンクの2022年2月の調査によると、47.8%の会社が「正社員が不足している」と回答しています。
「お前はどこに行っても通用しない!」なんて脅してそのまま働いて貰った方が、企業にとっては助かるのです。
特に最近は不当解雇のトラブルよりも、辞めさせないトラブルが増えてきているようですからね…。
ブラック企業は、引き留めのためにみんなそう言う!
というか、ブラック企業はみんなそう言うんです。
「お前は他の会社では通用しない!」なんて言って上から目線で引き留めて、いいように扱おうとしてるんです。
いい会社だったら、そんなこと言わずに応援してあげればいいじゃないですか?
自分のところの可愛い社員が、新たな職場でチャレンジしようとしてるんですから。
私も今までに、バイトを含めれば結構な数の会社を経験していますが、 ブラック企業ほどそういうことを言います。
そうやって引き留めようとしてくるんですね。
ブラック企業の方が人材の定着率が悪いですから、新たに人を採用しようとなると、時間と手間がかかるからでしょうね。
だったらつべこべ言わずに「辞めずに働いてくださいお願いします」と言えばいいんですがね…。
そうすると何を要求されるかわかったものではないので、上から目線なんです。
自己肯定感が低い人ほど、そう言って引き留めてくる傾向にある
というか、引き止めてくる人ってある程度勤務年数の長い、役職者が多いです。
そういう役職者は、これまでブラックであるにもかかわらず、
- 「自分は他に行っても通用しない」
- 「今は就職難だから」
なんて自分に言い聞かせて耐えてきたわけです。
つまりは自己肯定感が低く、「自分なんかが働けるだけありがたい」なんて考えている傾向にあります。
本人がそう思い込んでいるので、あなたにも言っているだけかもしれません。
日本にブラック企業が蔓延していて給料が上がらないのは、こういった人が多いからかもしれませんね…。
さっさと辞めて転職していく人が多ければ、もっと給料を上げて募集すると思うんですが。
頭を下げて戻ってくると思ってる

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今はブラック企業が多いので、「お前は他社では通用しない!」なんて言ってくる会社も多いと思います。
もしかしたらそういう会社は、あなたが他社で通用しないことにしておけば、頭を下げて戻ってくると思っているかもしれません。
会社としては、そういう風に上から目線でいたほうが都合が良いんですよ。
会社から頭を下げたら、足元を見られるので絶対やらない
これが「どうか人員が足りないので、働いてくださいお願いします」なんて言えないでしょう。
そんなこと言ったら、労働者側にどんな条件を提示されるか分かったものではありませんから。
「給料アップしろ!」「俺を昇進させろ!」とか言ってくるかもしれませんし。
こういうのは、交渉の基本です。
余裕ぶって、相手が頭を下げてくるのを待ったほうが都合がいいんです。
恐らく就職氷河期などで買い手市場の感覚が抜けきれておらず、上から目線の会社が多いんでしょうね。
ですがこれからは人口動態的に、労働人口が急速に減少していくことは確定してますからね。
こんな上から目線の会社は、これからは人材採用ができずに淘汰されていくでしょう。
日本は他国の経済成長に追いつけずに置いてけぼりを食らっていますから、これからは移民も中国や他の先進国に出稼ぎに行ってしまうだろうと言われていますね…。
求人市場の動向なんて年々変動している
「お前は他社では通用しない!」なんて言ってくる人は、昔の買い手市場の感覚で物を言っているのだと思います。
就職氷河期やリーマンショック後辺りは、全然仕事がありませんでしたからね。
あの時は、バイトにも求人の応募が殺到していましたね。
ですが、求人市場の状況なんて年々変わっています。
今は世間を騒がす例のアレの影響で一時的に求人市場が落ち込んではいますが、自粛の影響を受けていないサービス系以外の業種は堅調どころか過去最高益!なんてケースも珍しくありません。
例のアレの影響がある今でも、選ばなければ仕事なんていくらでもありますので、あなたが通用する会社など他にもたくさんあるのです。
今は空前の人手不足!仕事は他にもたくさんある
その上、今は団塊世代の大量退職などによって、人手不足の会社が多いです。
今は少子高齢化で生産年齢人口も年々減ってきていますので、 不景気で一時的に下がることはあってもこのトレンドはずっと続くでしょう。
今は中国や東南アジアも経済発展で人手不足になってきていますし、日本は他国の経済成長に追いつけず相変わらず安月給のため、最近は移民にも「日本では働きたくない!」と思われつつあります。
最近はアジア全体で深刻な低出生率に陥っており(日本はまだマシなほう)、「これからは世界的な人材の争奪戦が起きるだろう」とも言われています。
就職氷河期の頃は仕事が見つかりませんでしたが、運や時期が悪いと就職では苦労します。
自分でも通用する会社が見つかるか?いい会社が見つかるか?なんて、本人の能力よりもそういった外部要因だけでほぼ決まってしまうのです。
就職氷河期の頃は、一流大学を出てもフリーターにしかなれなかった人もザラにいましたからね…。
会社なんて星の数ほどあるので…

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「お前は他社では通用しない!」なんて言ってる人は、どうせ転職経験も乏しい人でしょう。
せいぜい数社しか経験していない人が、なぜ他社のことが分かるのでしょうか?
会社なんて星の数ほどありますし、あなたが余裕で通用する会社など、今はいくらでもあります。
ちなみに私はバイトも含めれば20社以上は経験してますが、本当に会社によってキツさや仕事内容は全然違います。
それぞれ経営方針も違いますし、人材に対する姿勢も違いますし、仕事のキツさも全然違いますからね。
今の会社でなんとか通用しているということは、 同じくらいに通用する会社もたくさんあるわけです。
特に今は転職も一般的になってきていますし、仕事なんていくらでもあるんですから。
もちろん今の会社よりも、遥かに仕事が楽な会社もたくさんあります。
逆に、今の会社より給料が低いのに仕事がきつい会社もたくさんあるでしょう。
「お前は他の会社では通用しない」なんていう人は、果たしてこの国に存在する全ての会社を経験したことがあるのでしょうか?
せいぜい数社しか経験していないはずですし、転職経験がない人ですと1社でしか働いたことがない人も多いでしょう。
そんな人が言う「お前は他社では通用しない!」なんて言う言葉は全く説得力がありません。
無視してしまったほうが良いでしょう。
転職経験の浅い人ほど、そう言う傾向に
というか、転職経験の浅い人ほど「お前は他社では通用しない」なんて言う傾向があるような気もします。
転職経験が豊富で、色々な会社を身をもって経験してきている人が言うのであれば、説得力があるんですけどね …。
他の会社をろくに知らない人が、「お前は他社では通用しない」なんていう資格はないですよね…?
最低限転職経験が1回や2回あるのであれば、まだわかりますが、
全く転職したことがない人に言われても全く説得力がありません。
少なくとも5回以上はしてから言ってもらいたいものです。
⇒転職回数多すぎ!?5回~10回以上転職している人が内定を得るには
同業界でも、会社によって仕事も全然変わってくる
それに、本当に会社によって全然やりかたも価値観も違いますからね…。
よく「普通の会社は~」なんて言う人がいますが、本当に会社によって内情は全然違うので、「普通の会社」などありません。
私はバイトも含めれば大企業~社員数名の零細企業まで経験してますが、同じ業界でも本当に会社によって社風や仕事の進め方なども違います。
他人に何を言われても、あまり気にしない方が良いでしょう。
転職に口出すなんて大きなお世話!早めの転職を

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というか、転職に口を出すなんて大きなお世話な気がしますが…。
働くことについて真剣に考えて、転職を考えたというのに。
人生の一大決心です。
どうせ他人なんて、誰でも思いつくようなアドバイスしかしてきませんから。
大きなお世話以外の何者でもありません。
あなたがもし真剣に転職を考えているのであれば、そんな上司や同僚の意見は聞く必要はないと思います。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、中途採用をメインにする会社も増えていることもあり、仕事はたくさんあります。
今はかなり労働環境の良いホワイト企業にも入社しやすくなってきているのです。
今は大企業でも、人手不足に喘いでいる会社が多いですからね…。
今の環境に不満があるのであれば、「お前は他社では通用しない!」なんて言葉は気にせず、動いておいた方が良いでしょう。
まとめ
やはり「お前は他社では通用しない!」なんて言葉は、引き留めるための常套句だと思います。
単に今、あなたに辞められたら面倒だから引き留めてるだけです。
最近は募集をかけてもなかなか人が来ない会社が多いので、多分あなたに辞められたら困るでしょう。
ですが本気で転職する気であれば、躊躇せずにやればいいと思います。
会社なんてやっぱり、入ってみないと分かりませんし。
まぁ若いうちの失敗なんていくらでも挽回できますので、 まだ20代とか30代であれば、挑戦してみればいいと思います
今なら人手不足で誰も来ない会社も多いので、かなり歳を食っていても正社員転職はしやすくなってきています。
人手不足が深刻な業界についてはマジで40代50代未経験とかでも行けますし、人手不足のタクシー業界なんかは70代未経験の新人がいたりするようですからね…。
今の環境に不満があるのであれば、仕事が多い今のうちに動いておいた方が良いでしょう。