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- ウチの会社、従業員に全然還元してくれない!
- 社員はワーキングプアなのに、社長は外車乗り回してるよ!
- 全然昇給もないし、働くのが馬鹿らしくなる!
とお悩みの、社員に利益を還元しない会社に勤めている方のためのページです。
最近はブラック企業が増えているため、会社が儲かっていたとしても従業員に利益を還元しない会社も多いです。
企業の内部留保も毎年過去最高を更新していますからね。
こういう会社は役員などの経営陣だけが高給を貰っており、従業員は給料が安すぎる場合が多いです。
国もなんとかして全体の給料を底上げしようと、従業員に還元する会社には税金を優遇したり、最低賃金を上げたりしていますが、なかなか抜本的な解決には至っていません。
社員に利益を還元しないと日本経済の消費も増えず、少子化もどんどん進行するばかりなので、害悪以外の何物でもありません。
しかしあまりに還元してくれないと生活もできませんし、モチベーションも上がりません。
社員に利益を還元しない会社の特徴と、具体的対応策について紹介します。
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ワンマン経営の社長が支配している
社員に利益を還元しない会社は、ワンマン経営の社長が支配しているケースが多いです。
特に中小零細企業など、比較的規模の小さい会社に多いパターンです。
「この会社は俺の物だ!どうしようが俺の勝手だ!」と思っており、従業員に還元する気などサラサラありません。
特に創業社長ですと、自分が一から会社を作り上げてきたという自負があります。
後から入ってきた従業員など、
- 「俺がレールを敷いてやったから働けるんだ!ありがたく思え!」
- 「雇用を生みだしてやったんだ!嬉しいだろう!」
- 「雇われの身分を選んだ従業員側の自己責任!」
- 「イヤならやめろ!代わりはいくらでもいる!」
この程度にしか考えていません。
こういう社長には、何を言っても無駄です。
現場で気付いたことがあって、会社のために進言したとしても「お前なんかになにがわかるんだ!黙って仕事してればいいんだ!」みたいな返しがきます。
こういう会社ですと、ボーナスの額もその会社の社長の気まぐれで決まります。
気が合わない社員に対しては、ボーナスの額を下げたり、ゼロだったりすることもあるでしょう。
同族経営で、親族の私腹を肥やしている

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従業員に還元しない会社というのは、大抵同族経営です。
経営者一族で役員を固め、会社経営で得た利益は親族で分配します。
まあ、親族たちが吸い尽くした絞りカスが、社員のボーナスにほんのちょっぴりだけ還元されると思っていればいいでしょう。
創業者である社長が多大なリターンを得るのはわかりますが、その親族まで尻馬に乗ってでかい顔をするのは、見ていて気分がいいものではありません。
従業員などゴミクズ程度にしか思っていませんから、「変わりはいくらでもいる」としか考えません。
長く働いても給料が上がることはないでしょうから、さっさと辞めてしまったほうが良いでしょう。
社長は高級外車を乗り回している
そういう従業員に利益を還元しない会社に限って、社長は高級外車に乗っていたりします。
まあアレですね「節税のための社用車」ってヤツですね。
かっこいいですね。
対照的なのが、従業員たちは節約のためにほぼ全員軽自動車に乗ってたりすることです。
ウチの近所の同族ブラック企業はそんな感じですね…。
従業員用駐車場には軽自動車しか停まっていないのに、会社の裏の役員用駐車場には高級車が停まっている…って感じです。
仮に転職で受ける会社があったら、会社の駐車場を見てみるといいでしょう。
地方なら車が必須ですから、従業員の生活レベルが大体わかります。
まぁ高級車でも廃車寸前の中古車だと安く買えたりするので、免許取りたての地方ヤンキーが乗っていたりもしますが。
社長は「従業員なんて使い捨て」と思っている
そういう従業員に還元しない会社の社長というのは、「従業員なんて使い捨て」だと思っています。
たちが悪いのが、口では「従業員は宝だ!」とかおためごかしを言うことです。
言うのはタダですから、適当なことを言っているだけです。
騙されないようにしましょう。
⇒社員を大切にしない会社?労働者をゴミ扱いする企業の7つの特徴!
気に入らない社員がいれば、容赦なくパワハラをしかけて、やめさせようとするでしょう。
ボーナスもその社員だけ支給しなかったりするかもしれません。
ボーナスを出すかどうかは、会社の勝手ですからね。
社長の意に少しでも沿わない社員など、会社にとっては必要ない!のです。
こういう会社の社員は、一様に顔が暗いです。
朝礼の時などはみんな下を向いており、誰も口を開きません。
給与アップ交渉しても無駄かも

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そういった従業員に還元しない会社ですと、相談して給与交渉しようとしても無駄かもしれません。
そもそも、従業員の人件費をそれ以上上げようという発想がないからです。
仮にあなたの給料を上げてあげたとしたら、他の社員の給料も上げてあげなくてはいけなくなるでしょう。
「なんでこいつだけ給料上げるんだ!俺の給料も上げろ!」となるでしょう。
役員などの会社上層部の取り分を一定以上残しておきたいので、従業員の人件費の総数を全く上げる気はありません。
多分、あなたが上がれば誰かが下がるでしょう。
そういった会社は資金力もない会社が多いので、ある意味仕方ない面もあるかもしれませんが…。
あまり先がある会社とは言えないかもしれません。
あまりに給料が安い場合、さっさと転職すべき
「従業員に還元しない」というのが、それほど酷いレベルでなければいいのですが…。
あまりに給料が安すぎる場合、さっさと転職してしまったほうがいいと思います。
特に田舎の中小零細企業だと、正社員なのに手取り10万円ちょっとでボーナスもほぼなし!なんてケースもザラです。
最近は名ばかり正社員が増えすぎたため、従業員に還元しないダメ企業で正社員するより、最低賃金の高い都会の大きい会社でフリーターしてたほうが稼げますし、福利厚生も充実しています。
最近は法改正でバイトすら社会保険くらいは入れるため、従業員に還元しないダメ企業の正社員にしがみつく必要など一つもありません。
本当に給料が上がらない会社って全く上がらないので、40になっても50になっても、手取り20万もいかない会社すらあります。
比較的若いうちであれば他の会社にも行けますので、積極的に転職を考えてみることをお勧めします。
まとめ
従業員に還元しない会社というのは最悪です。
いくら頑張って会社の利益を増やしたとしても、一向に還元されません。
あれこれ理由をつけて、いつも通りのボーナスしか出ません。
むしろ「今は会社の状況は非常に厳しい」などとウソをついて、ボーナスカットなどもしかねません。
同じ地域の他の会社に比べて、かなり給料が低めであれば、他に行けるうちに行っておいたほうがいいかもしれません。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べてもっと良い環境にも移りやすくなってきています。
一日でも若いほうが良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。