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- 人がどんどん辞める!
- 入ってくる人より辞める人のほうが多い!
そんな悩みをお持ちの方も珍しくないと思います。
最近は特にブラックな会社も多い傾向にあり、離職率が高い会社も多いです。
ただでさえ人手不足に陥っている会社が多いのに、辞める人が多いと更に厳しくなっていくと思います。
この記事ではやめる人が多い会社の特徴と、あまりに人が辞めていき人手不足な時の対処法についてまとめてみました。
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Contents
やめる人が多い会社の特徴は?
やめる人が多いというのは、良い状態ではありません。
人を採用するのにも求人広告などのお金もかかりますし、教える労力もバカになりません。
特に最近は失業率も低迷しているため、募集をかけてもなかなか人が来ない会社も多いです。
辞める人が多い会社の特徴をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
新人がすぐ辞めていく
人が辞めていく会社でまず辞めていくのは、入社間もない新人のケースが多いです。
それまで何年も勤めていたベテランであれば、少々きついことがあっても惰性で働き続けるケースも多いです。
ですがまだ入ったばかりですと
- この会社でやっていけるのか?
- この仕事は向いていないのではないか?
- 早めに他の仕事に変えた方が良いのではないか?
などと考えてしまい、早めに辞めていく傾向にあります。
勤続年数の長いベテランの社員も、新人が気楽に辞めていくことに慣れてしまうと退職に抵抗がなくなります。
結果的に辞める人が多くなってしまうのです。
給料が安すぎる
一人二人ならいいですが、そんなに辞める人が多いと言うことはそもそも待遇面に問題がある可能性が高いです。
一番考えられるのは、給料が安すぎることですね。
我々が何のために働くかといえば、お金のため生活のためです。
仕事がきつくても給料が高ければ報われますが、給料も安いと見返りが少ないので辞めていきます。
根本的に待遇や給料の底上げをはからないと、どんどん人は辞めていきます。
ベテランが誰もいない
辞める人が多い会社は、新人も辞めますがベテランも辞めていきます。
結果的に仕事を教えられる社員が誰もいなくなり、新人もミスやクレームの嵐で辞めていきます。
勤続年数が長いベテランとなるとそれなりの歳になっているケースも多く、転職も難しい年齢のことが多いです。
それでも多くのベテランが辞めていってしまうということは、よほど労働環境が悪いのでしょうね…。
転職が難しい年齢だろうが、耐えられなければ辞めていきます。
いい人は誰も残らない
辞める人が多い会社は、いい人から真っ先に潰されて辞めていきます。
労働環境も悪く人手不足に陥っているケースが多いため、仕事もでき性格もいい人に仕事が集中してしまうからです。
本来はちゃんと会社が配慮して、負担が集中しないようにすべきなんですが…。
結局残るのは他人に仕事を押しつけることが上手いような、要領だけいい性格の悪い社員だけというパターンです。
新人も仕事をなかなか教えて貰えないため、バンバン辞めていきます。
休みが少なすぎる
或いは待遇が良くても、仕事がきつすぎると耐えられず辞めていくパターンが多いです。
給料が高くても休みが少なすぎると、多くの人は耐えられず辞めていきます。
一番わかりやすいのは休みが少なすぎることですね。
- 毎週のように休日出勤させられる
- 祝日も出勤させられる
- 何年も連休をとれたことがない
こんな状態では、お金があっても使う暇がありません。
何のために働いているのかわからなくなるため、バカバカしくなって多くの人は辞めていきます。
人間関係が悪すぎる
退職の原因として一番多いのが、人間関係の悪さです。
人間関係がよければ気持ちよく働けますので、少々待遇が悪くても居場所があるので働き続けるケースが多いです。
ですが人間関係が悪いと愛社精神どころか、会社を憎むケースすらあるため、退職に全く躊躇がなくなります。
特に今は人手不足のご時世で仕事もたくさんあるので、留まる理由もなければさっさと辞めていきます。
やめる人の補充をしない
多くの人が辞めていく会社の場合、その都度求人広告を出していてはキリがありません。
人事や会社上層部も離職率の高さにウンザリしており、なんとかする気力もないケースが多いため、やめる人の補充すらしないケースも珍しくありません。
結果的に入ってくる人よりも辞める人のほうが多くなり、残った人たちも耐えられず辞めていきます。
こういった状況に巻き込まれると、それまで三人でやっていた仕事を一人でやらされるような状況になります。
耐えきれず辞めていってしまうのです。
頑張ってもスキルがつかない
辞める人が多い会社は、やはり人手不足で一人当たりの負担が増えていく傾向にあります。
そんなつらい状況でも、頑張れば報われるなら頑張れるかも知れません。
ですがいくら仕事を頑張っても何のスキルも身につかない、ただ毎日単純作業のルーチンワークをさせられる仕事だとしたら、本当に報われません。
頑張ってもスキルも身につかずただ歳をとっていくだけなため、早めに辞めていきます。
人がやめていく!対処法は?
多くの人が辞めていく状況ですと、本当に沈みゆく船状態だと思います。
このままここで働き続けてもいいのか?と迷っている方も多いと思いますが…。
そのままですと確実にじり貧ですし、残った社員もしわ寄せが来て耐えきれずどんどん辞めていきます。
対処法をまとめてみましたので、辞める人が多い状況を打開する参考にしてみてください。
労働環境改善に取り組む
辞める人が多いというのは、言ってみれば単純な理由です。
給料の割に労働環境が悪すぎることが原因です。
今はどこの会社も人件費をケチりますので、その割に労働環境が悪すぎるとバカバカしくなってやめていきます。
なので辞める人を少しでも減らしたいのであれば、労働環境改善に取り組む必要があるでしょう。
- 人を増やす
- 残業を減らす
- 受注を減らしたり営業時間を短縮する
- 交代で有給休暇をとる
などなど。
特に人件費を上げられない中小零細企業ほど、こういった風に労働環境改善しないとどんどん辞めていきます。
派遣さんを入れて凌ぐ
辞める人が多いと、人を補充しようとして求人広告を出しても、採用が追いつかなくなることが多いです。
特に今は失業率も3%を切り求職者自体が減ってきていますので、募集をかけてもなかなか応募がない会社も多いです。
ですがなんとかそれでも人を入れないと、残った人に負担が集中し辞める人は更に多くなるでしょう。
一時的にでも、派遣さんを入れて凌ぐという手もあります。
割高ではありますが、派遣会社に連絡すれば誰かしら派遣してくれます。
ただ最近は派遣社員も人手不足に陥ってきているため、あまり良い人材は期待できない可能性もありますが…。
新人を大切に育てる
辞める人が多い場合、新人は特に大切に育てましょう。
未だに「代わりはいくらでもいる!」なんて考えて新人につらく当たり、辞めさせる人も多いですが…。
求人広告を出すのにもお金がかかりますし、ハローワークで無料で求人を出すにしても面接から入社手続き、新人教育の労力や時間的コストがかかっています。
新人に辞められてはそれらのコストが全部無駄になりますので、大切に育てて定着してもらうようにしましょう。
でないといくら頑張って新人教育しても辞めて無駄になり、いつまでも頑張りが報われることはありません。
根本的な労働環境改善に取り組まないと無理
辞める人が多い会社というのは、やはり会社に根本的に問題があるんだと思います。
- 給料が安い
- 人間関係が悪い
- 休みが少ない
- 人を大切にしない
などなど…。
労働環境を根本から改善していく必要があるのですが、なかなか真剣に取り組もうとする会社は少ないでしょう。
まぁ今は仕事はたくさんある傾向にありますので、あまりに環境が悪い場合は早めに転職を検討してしまうのも手段の一つです。
辞める人が多いと、残っても負担が集中してどんどんきつくなっていきますので…。