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- 仕事が3Kだから辞めたい!
- まだ若いからいいけど、これから先ついてけなそう…
そういった悩みをお持ちの方も、今は珍しくないかもしれません。
特に最近は労働環境の悪いブラック企業が増加しているため、3K労働のきつさに拍車がかかってきているかもしれません。
きつい・汚い・危険な仕事が3Kと言われていますが、今はそういった仕事は人が集まらず敬遠されていますね…。
特に土木建築業は深刻な人手不足で、ブラックすぎて外国人労働者にも逃げられているようです。
これからは「人手不足でインフラの維持も満足にできなくなるだろう」なんてことも言われていますね…。
しかし3K労働となると最悪体を壊したり死ぬ可能性もありますし、辞めたいのであれば早めに辞めておいたほうが良いかもしれません。
この記事では、仕事が3Kだから辞めたい時の対処法について解説しますので、参考にしてください。
3K仕事をしていて辞めたいと考える人は多い!
最近はあなたのように、3K仕事をしていて辞めたいと考える人は多いです。
ネットやSNSを見てみても、
かっこ悪いけど辞めたいわ。やっぱ建設業ってクソだわ。Z世代クソだわ。朝早すぎるのクソだわ。毎日最低20時越えるとかクソだわ。車通勤出来ないのクソだわ。
— @HRK いつもより周波数の高い電波でお届けします (@L7qwmbjpik3mui) June 26, 2023
弟が4月に建設業に入社してもう辞めたいって家に帰ってきてるんだけど・。・💦
— ・。・ (@reika_chanman) April 3, 2021
建設業とかなんで行ったんやろ
早く辞めたい— PAGU (@shinpepepeifuku) June 26, 2023
また新しく入職した、介護さんが辞めたいと相談があったと介護管理者。
私が入職して今1年半だけど11人も辞めてるの、ヤバいよね⁉️
改善策も考えず「困った、困った」と呑気に言ってっけど普通に人事から、フルボッコにされてもおかしくない案件だからなっ‼️— おつぼねぇさん🍆 (@otsubone82) July 21, 2023
仕事辞めたい気持ちになる。介護士向いてないなぁ。精神的にきつい悲しい理想と現実でしかない
— 冬原雪美 (@huyuharayukimi) July 24, 2023
こんな意見が散見されますね。
今は仕事なんて他にもありますから、さっさと辞めていきますね。
3K職種の有効求人倍率は10倍近いものも!誰もやりたがらず人手不足!
残念ですが、あなたが従事しているような3K職種というのは若者にも敬遠されています。
求人数の割にやりたがる人が少ないので、有効求人倍率もかなり高いですね…。
厚生労働省が発表している「一般職業紹介状況」(令和4年2月分)によりますと、業種別で3Kと言われそうな職業の有効求人倍率(パート除く)は
- 建設躯体工事 9.19倍
- 保安の仕事(警備等) 6.24倍
- 土木の職業 6.24倍
- 採掘の職業 7.45倍
- 建築土木・測量技術者 6.67倍
- 生活衛生サービス 3.10倍
- 介護サービス 3.08倍
- 保険医療サービス 2.95倍
適当にいくつか抜き出しましたが、こんな感じになっています。
リーマン後のひと昔前頃から建設業の有効求人倍率(一人に何件の求人あるか)は全職業の倍率を大きく上回るようになった。
R3年11月で
建設躯体工事の職業→9.86倍
土木の職業→6.98倍
建築・土木・測量技術者→6.46倍数字改めて眺めて有効求人倍率10倍とか、やっぱり業界の人手不足異常。 pic.twitter.com/OfMJXLcsdo
— 岩井勇二郎@施工管理チャンネル (@yujiro_iwai) January 30, 2022
有効求人倍率の高さから並べると、土木建築や警備業などがダントツで高いです。
特に警備業は信用が重要なため前職調査が厳しく、給料が安くて3Kなのに、せっかく来た入社志望者を前職調査で落とす…なんてことをやっているので自業自得としか言いようがありません。
飲食業などはブラック労働が常態化しており有効求人倍率も高かったのですが、世間を騒がせている例のアレのせいで大幅に落ち込んだようですね。
まぁ安くてキツイのが3K労働ですから、誰もやりたがるはずがありません。
3K仕事だから辞めたい時の対処法!これでもっとラクな仕事に移ろう
私も色々な会社を経験してきましたが、やはりきつい仕事は続かないです。
そのぶん給料が高ければいいですが、きつい仕事ほど低いですね…。
3K仕事だから辞めたい時の対処法を解説しますので、参考にしてください。
仕事が多い今のうちに転職も手段の一つ

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ですが幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて仕事も多い傾向にあります。
上でも述べたように3K職種の有効求人倍率の高さが群を抜いていますが、他の業種でも似たような現象が起こっています。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
3Kがイヤなのであれば、もっとマシな仕事に転職するのも手段の一つです。
曲がりなりにも3K労働が勤まっているのであれば、恐らくどこに転職してもヌルく感じるかもしれません。
一日でも若い方が良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。
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3K職種は会社の福利厚生が悪いケースも
そういった3K職種ほど、会社の福利厚生も悪いケースが多いような気がします。
- 社会保険すら無い
- 退職金すら無い
- ボーナス無し、あっても寸志
- 日給制で祝日多いと給料減る
こういったケースもザラです。
社会保険すらないケースも
特に社会保険すら無いケースは最悪です。
3Kなどのブルーカラー系の仕事ですと、何気に結構多いと思いますが…。
特に土木建築業は昔から社会保険加入率が低かったようで、最近になってようやく国も社会保険未加入事業所へ指導を強化しているようです。
国土交通省は、社会保険未加入事業所には仕事を発注しない方針にしたようです。
3Kって危険でもあるので、社会保険ないと結構きついと思います。
怪我や病気の際に傷病手当金も貰えないし、失業しても手当出ないしでは、マジで最悪です。
ホームレス関係の記事やネットニュースなどを見ていると、元土木建築業で体を壊して働けなくなった人はかなり多い印象ですね。
そんなヤバい3K仕事では、若者がやりたがらないのも当たり前です。
3K職種は、怪我や事故のリスクも高い!
3K職種はきつい、汚い、危険ですから、当然ながら怪我や事故のリスクも高いです。
社会保険入ってれば怪我や病気の際も、最大一年六ヶ月傷病手金が出ます。
労災認定されれば労災保険もおりますね。
ですがそういった保障とか関係なく、仕事するだけで怪我や事故になるリスクがあったり、最悪死ぬ恐れがあるってやばすぎます。
そのぶん高い給料貰ってるならやりがいもあるでしょうが、そうでもない方が多いでしょう。
正直割に合わないことが多い気がします。
幸い今は仕事はたくさんあるんですから、もうすこし安全な仕事に変えた方がいいかもしれません。
独身ならまだいいですが、家族がいる方ですと何かあったら悲しみますね…。
その割に底辺とバカにされがち!報われない!
3K職種となると、上で述べたようにきつい思いをさせられるケースが多いです。
ですがその割に、社会的には底辺扱いされて報われません。
なんなんですかね…世の中には必要な仕事なんですけどね。
- 「学生時代に勉強してこなかったんだから自業自得!」
- 「これまで努力してこなかったんだから自己責任!」
- 「お前ら!勉強しないとあんな仕事にしか就けないぞ!」
こんな罵詈雑言を世間から投げかけられる傾向にあります。
こんな仕事誰もやりたがるわけがありません。
まぁ確かに親や嫁さんも、スーツを着てバリバリ働いて貰いたい人が多いのかもしれませんが…。
しかし最近はあまりに大卒が増えすぎたため、むしろスーツを着て仕事をするホワイトカラーのほうが応募者が殺到していたり、給料が低いケースも珍しくありません。
最近は3Kで人手不足のドカタのほうが給料が高騰している傾向にあるようです。
日本では需要と供給では給料は決まらない!人手不足の3K仕事で努力しても給料が上がることは万に一つもない
ネットを見ていると世間知らずの人たちが「需要と供給で給料は決まる!市場原理!(ドヤァ」なんて寝言を言っていたりしますが、残念ながら日本ではそんな市場原理は働きません。
日本では人手不足でキツイ仕事ほど給料が安く割に合わず、外国人すら辞めていきます。
最近は人手不足倒産も増えてきていますし、給料を上げるくらいなら会社をつぶすのです。
人手不足の3K仕事でいくら努力したところで給料が上がることは万に一つ、億に一つもありえませんから、もっと楽で稼げる仕事に転職したほうが良いでしょう。
3K仕事から脱出したいなら早めに!
3K仕事を脱出したいと考えるあなたのような方は珍しくありません。
それで給料が高ければいいですが、そうでもない人が多いでしょうからね…。
今はまだ若いから良いかもしれませんが、これから歳を取ったら体もついていかなくなり、クビになってしまう可能性もあります。
ホームレスや生活保護受給者の方などは、元3K労働従事者が多いようですからね…。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて仕事も多い傾向にあります。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
一日でも若いほうが転職には有利ですから、早めに動いておくと良いかもしれません。
まとめ
3K職種をやめたい!というのは、ありがちな悩みです。
というか続かないから3Kと呼ばれているわけで、若者にも敬遠されている傾向にあります。
土木建築業や介護業界などの代表的な3K仕事は、日本人がやりたがらないためベトナム人などが従事しているケースが増えてきています。
しかし怪我をするとクビになったり保証がないケースなども多く、国際問題になってきているようですね…。
まぁ3Kみたいな危険な仕事なんて、別にあなたがやらなくても誰か他の人に任せとけばいいですよ。
3K仕事は社会に必要な仕事であるにも関わらず「勉強して来なかった人が就く職業」扱いされていますし、頑張っても全く報われません。
あなたに責任はないので、さっさと転職しましょう。
一日でも若いほうが異業種転職も有利ですから、早めに動いておいたほうが良いでしょう。