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- つい仕事を先延ばししてしまう!
- よくないのはわかってるけど…
- わかっちゃいるが先延ばしを辞められない!
そういった悩みをお持ちの方は多いと思います。
特に最近は人手不足のブラック企業が多いため、仕事だけでクタクタになってしまいつい先延ばししてしまう人も多いかもしれません。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
緊急性の高い仕事なら、やらざるを得ないので先延ばしなんて言ってる余裕はありませんが…。
今すぐにやらなくてもいい仕事となると、先延ばししがちです。
本当はさっさと片づけた方がいいんですけどね…。
この記事では先延ばししがちな人の特徴と対処法について解説します。
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仕事で先延ばししてしまう人は結構多い
あなたのように、仕事を先延ばしにしてしまう人というのは珍しくありません。
ネットやSNSなどを見てみても、
思い立ったらすぐ!
って若い時は行動できたんだけど、今は後からでいいやー、いつでもいいやー、ってダラダラ先延ばししてしまう…
全てにおいて。
仕事はちゃんと優先順位考えて出来てたんだけど、私生活はほんとダメダメ。— あるこ (@nicodai43) May 29, 2023
職業柄、仕事自体が創作意欲の刺激になってたのと、「この時間しかできない」と思うと実質締切が存在するようなものであり「いつでもできる」と思うと永遠に先延ばししてしまう
— ふゆ (@fuyuyu) May 24, 2023
自分の先延ばし癖が災いして後半に仕事がばー〜ーーーーっと慌ただしくなるのがいつも
治したい
納期の決まってない事を先延ばししてしまうのやめたい
— THE TARROW (@nanamemetatalaw) May 10, 2023
6連勤、仕事を先延ばししてしまう
— 小豆猫@MFS. (@MFS_814) April 11, 2023
嫌な事とか面倒くさい事を先延ばししてしまう
警備会社に辞める連絡まだ出来てない
明日は派遣の仕事が遅番である
仕事終わったら電話する気力あるだろうか
怖い— 無題 (@7h22sBLyT3xJFXY) March 2, 2023
こんな感じの意見が散見されますからね…。
まぁ最近は人手不足の会社が多く、一人当たりの業務量がかなり増えている会社も増えていますからね。
一人ではこなせない量の仕事を割り当てられて、先延ばしせざるを得ない状況になっている方も多いのではないでしょうか?
先延ばし癖がある人は早死にするというデータも!
最近の研究によると、先延ばし癖がある人ほど高血圧や心疾患などにかかりやすく、早死にする傾向にあるようです。
先延ばしにする人はストレスで早死にするらしいます
( ..)φメモメモ pic.twitter.com/tTXYAbey1T— 電験アーニャbot (@Yuzu_pon_zooo) May 27, 2023
長生きしたいのであれば、先延ばし癖は早めに直しておいた方が良いでしょう。
先延ばししがちな人の特徴!こんな人はグズグズ後回しする!
私も先延ばし癖と戦ってきた人生ですが、先延ばし癖がある人って大体同じような特徴があると思いますね…。
先延ばししがちな人の特徴を解説しますので、参考にしてください。
完璧主義者で先延ばしする自分を責める
最近の研究によると、完璧主義で自分を責める人ほどやる気がなくなり更に先延ばししてしまう…ということが分かってきています。

うん、完璧主義者だと、そうなりがちだよね🙄
あまりにも完璧にこだわり過ぎちゃうと、先延ばし癖が出てまずいから、バランスは大事よね😳— 黒田貴晴 (@jin_kotobanoki) July 4, 2023
「先延ばしなんてダメだ!自分はなんてダメなんだ!」と自分を責める人が多いと思いますが、そんなのでやる気が出るわけがありません。
先延ばしは遺伝!?家族や親族も先延ばし癖があるかも
最近の研究によると、先延ばしは遺伝要因が大きいようで、もしかしたらあなたの家族や親族も先延ばし癖があるかもしれません。




先延ばしにする性質は遺伝率が高いそう。こういう遺伝率が高い的な話を聞くと遺伝子のせいだから仕方ないか~と思えるので好きです🤭ちなみに運動を先延ばしにし続けて5年くらい経ってます。
— えなり|フランスおたくライター (@enasan_hr) December 9, 2021
最近はなんでもかんでも遺伝である程度説明できてしまう傾向にあり、「親ガチャ」「遺伝子ガチャ」なんて言われていたりしますね…。
しかし本人次第で改善できる部分もあるでしょうから、諦めずに行動していくしかありません。
先延ばししがちな人は仕事を引き受け過ぎる
先延ばししがちな人というのは、仕事を引き受け過ぎてしまう人が多いかもしれません。
お人好しな人ですと、なんでも仕事を引き受けてしまう傾向にありますし。
そうなるととてもこなせない量の仕事を抱えてしまいますので、先延ばししてしまうのも当たり前です。
先延ばしというか、あなたの処理能力以上に仕事を抱えてしまうということです。
たとえば、
- ノー!と言えない
- つい面倒な仕事を押しつけられてしまう
- 自分だけやたら仕事を押しつけられる気がする
こういった方は、要注意ですね…。
やはり仕事というのは頼みやすい人間に集中しますから、そういった断れないお人好しな人に仕事が集中してしまう傾向にあるのです。
そんなに仕事を押しつけられていては、先延ばししてしまっても仕方ありません。
これ以上仕事を増やさないよう、断る努力が必要だと思います。
先延ばししてしまうのはメール返信などの雑務のことが多い
先延ばししてしまう仕事というのは、メール返信などの雑務が多いのではないでしょうか?
時間がかかる面倒な仕事ほど、早めに手をつけないとヤバいので、あまり先延ばしはされない傾向にあります。
むしろこういった、「その気になれば数分程度で終わる」ような細々したような仕事ほど、先延ばししてしまう傾向にあります。
なので、できればこういった仕事は即効で片づけたほうが良いと思います。
- メールは脊髄反射的に即レスする
- テンプレやパターン対応で、すぐ終わらす
- 頭が冴えている午前中に、まとめて一斉に終わらす
などなど。
メールの返信などは、テンプレを作っておいてすぐ返信できるようにしておくと楽ですね。
こういうのは先延ばしするとどんどん溜まっていくので、脊髄反射的に即効でこなすようにしましょう。
そもそも職場の仕事が多すぎるケースも
というかそもそも、その会社の仕事量が多すぎるのが原因ではないでしょうか?
社員数の割に仕事量が多すぎては、仕事の処理能力を越えてしまいます。
処理能力を超えた分は、必然的に翌日以降に溜まっていきますからね。
個人レベルで見たら先延ばしに見えますが、全体を俯瞰してみたらそうなっていることは多いですよ。
その場合は、上司などにかけあってなんとかするしかないかもしれませんね…。
- 人員を増やして貰う
- できれば仕事を選んで貰う
- 一時的に派遣さんを入れて貰う
などなど。
大抵そういうのは、会社のマネジメントに問題があるものですが…。
残念ですが我が国は昔から、「下は優秀だけど上は無能」みたいな感じですからね…。
この場合はあなたの先延ばし癖が問題なのではなく、そもそも仕事が多すぎることが原因です。
上司に相談してなんとかしてもらったり、それも無理なようなら転職なども考える必要が出てくると思います。
先延ばし癖を克服したい時の対処法!これですぐできる人になろう
私も先延ばししてしまうので気持ちは良く分かりますが、自分次第で改善可能です。
私も今はだいぶ先延ばししなくなり、すぐに手を付けるようになってきましたね。
先延ばし癖を克服したい時の対処法を経験者の視点から解説しますので、参考にしてください。
ダメな自分を許容して自分を責めるのをやめる
先延ばし癖を克服するには、そもそも先延ばししてしまうダメな自分を認めるところから始めましょう。
こういった自分への思いやりは「セルフコンパッション」と言われていて最近の心理学でブームになっています。
自分を責めるとやる気が低下する
カールトン大学の研究では、1回目の試験に失敗した学生が2回目の試験にどう対応したのか観察。
自分を責めた学生ほど、次の試験で試験勉強を先延ばし。逆にセルフコンパッションで思いやりを持って自分に接した学生さ、以前より早めに試験の準備をしました。
— yuri. I (@counselor_yuri) June 22, 2019
しかしこれ口で言ってるだけじゃダメなんですけどね…。
具体的な方法はこちらの方のブログが詳しいです。

しかし「甘えるな!」みたいに言われて育つ人が多いため、地道にやってくしかないかも…
ですが自分のダメさを認めるなんてのは、そんなに言うほど簡単ではないと思います。
他の国ではどうだか知りませんが、子供の頃から
- 甘えるな!
- 弱音を吐くな!
- 自己責任!
- 男は泣くな!
みたいに言われて育つ人も多いため、自分のダメさを認められない人が多いかもしれません。
自分の弱さを認めるというのは現実を見るということに過ぎないのですが、世間では雑に「甘えだ!」と切り捨てられている気がします。
「セルフコンパッションは甘えではない!」なんて言う人もいますが、甘えられないんじゃ心理的安全性ゼロですし真剣に取り組めないかもしれません。
日本人なんてただでさえ自分に厳しい人が多いので、甘えるくらいでちょうどいいと思います。
私もようやく最近これができるようになって、自分の不調を認めてすぐに対策を取ったりできるようになり、生産性は以前よりかなり上がりました。
しかし客観的に見たら甘えという人もいるでしょうし、その覚悟は必要ですね。
ToDoリストを作って仕事を可視化する
仕事を先延ばししてしまうのは、頭の中がゴチャゴチャになっているからではないでしょうか?
やることが多すぎると、やはり面倒な仕事から先延ばししてしまいがちです。
まずそういった、渾然一体とした頭の中を、可視化することが重要だと思います。
なのでToDoリストなどを作って、やらなくてはいけない仕事を明確にしましょう。
大抵のめんどくさい仕事も、紙などに書いてよく考えて分解してみれば、ただの作業と化しますからね。
先延ばしすることもなく、単に一つ一つやっていけば終わります。
「やらなきゃいけないけど、めんどくさい…」程度に頭の中でモヤッとしていると、なかなか手がつけられませんからね。
結果的に先延ばしになり、いつまで経ってもやらない傾向にあるのです。
仕事を抱えすぎてるなら強引にでも同僚に振る手も
やはり仕事を先延ばししてしまうのは、あなたが仕事を抱えすぎている可能性が高いと思います。
他にやる仕事がなければ、先延ばしなんてせずすぐ手をつけますからね。
仕事量が多すぎて、後回しになっているのではないでしょうか?
なので、仕事を抱えすぎてるなら他の同僚に仕事を振りましょう。
これはもう、強引にでもやったほうがいいかもしれません。
考えてみれば、そういった面倒な仕事を他人に押しつけられる人間のほうが、生きやすいような気がしますし。
たまにはそういった要領のよさも必要です。
まぁ人間としてはどうかと思いますが、会社員人生をサバイバルしないといけない都合上、たまにはこういったことも必要です。
まぁこちらが先延ばししている仕事が片づいたら、手伝ってあげればいいと思いますし。
やってみるのも良いかもしれません。
そもそも仕事多すぎるなら先延ばしせざるを得ないので…
やはり先延ばししてしまうのは、仕事が多いのが原因な可能性が高いです。
そもそも仕事が多すぎるのであれば、先延ばしせざるを得ませんからね…。
単にこなせない量の仕事が、翌日以降にたまっていってるんですよ。
我々人間は機械ではありませんから、24時間365日稼働する、なんて無理ですからね…。
その場合は、もう本当に転職することも検討したほうが良いと思いますよ…。
会社の労働環境が改善することを期待しても多分無駄です。
過労死が出るまでなにも変わらないかもしれません。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて正社員の仕事も多い傾向にあります。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
あまりに理不尽であれば、今のうちにもっと良い会社に転職してしまうというのも手段の一つです。
一日でも若い方が良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。
まとめ
仕事を先延ばししてしまうというのは、よくある悩みですが…。
それ本当に、あなたが原因なんでしょうか? 確かにもともと、先延ばし癖がある人は多いですが…。
単純に仕事の量が多すぎるとか、会社側に問題がある可能性もあります。
まぁ最近は大なり小なり、多くの会社が人手不足に陥っていますので、仕方ない面はありますが…。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて正社員の仕事も多い傾向にあります。
あまりに仕事量が多くて先延ばしせざるを得ないような状況になっているのであれば、今のうちにもっとゆとりをもって働ける会社に転職するのも手段の一つです。
多分これからは労働人口が更に減少するので、人手不足は更に加速していく会社が多いですからね…。
一日でも若い方が良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。