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- 労働時間短い正社員の仕事に就きたい!
- 社畜にはなりたくないけど、正社員の世間体もほしい!
- でも正社員だと厳しいかな…
そういった悩みをお持ちの、労働時間が短い正社員の仕事がしたいと考えている方のためのページです。
特に最近は労働時間の長いブラック企業が多いので、そういった願望を持つ方は多いと思います。
基本的にわが国では、正社員となると一般的には労働時間が長い傾向にありますからね…。
正社員=労働時間が長い、残業多いと言ってもいいかもしれません。
非正規だったらさっさと仕事終わらせて帰ることもできるんですけどね…。
ですが、正社員で労働時間短い仕事なんてあるんでしょうか?
この記事では、労働時間が比較的短いホワイト企業に入社したい時の対処法について解説します。
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海外では6時間労働の広がりも!
日本だと、正社員で労働時間短い仕事というのは厳しいと思います。
最低でもまぁ8時間は働かされますね…。
ですが海外では、なんと6時間労働が広がってきている国もあります。
スウェーデンをはじめとする北欧の企業では、なんと6時間労働が広がってきているようです。
しかも生産性は落ちておらず、むしろ効率的になっているとか。
6時間労働で済むなら、9時から始業で休憩時間を入れたとしても、夕方16時くらいには終わりそうですね…。
しかも毎日です。物凄く羨ましいですね。
ヨーロッパの国では年間1~2か月程度のバカンスがあったりしますし、休みがしっかり取れるようになっていますし。
労働時間も日本より短い傾向にありますし、その割に生産性も高いんですよね…。
いっそ海外転職を検討するのも手段の一つ
労働時間短い正社員の仕事を探すなら、いっそ海外転職も視野に入れるべきなのかもしれません。
エンジニア系などの技術系の仕事なら、日本よりも海外のほうが高度人材として評価されやすい傾向にありますし、狙い目かもしれません。
日本のエンジニアは「IT土方」なんて言われて、過酷な環境で奴隷のように働かされているケースが多いですからね…。
幸い最近はIT業界は人手不足ですし、未経験でも入社しやすくなってきています。
経験を積んで海外転職を視野に入れるのも良いかもしれません。
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日本だと最低でも一日8時間労働はある…
しかし残念ですが、ここは日本です。
「Karoshi」の知名度は世界的ですし、この前高度外国人材にとって「世界一働きたくない国」に選ばれていましたからね…。
それどころか、最近「高度プロフェッショナル制度」とかいう、残業代無しで定額で働かせ放題の法案が成立してしまいましたし…(悪用すれば年収350万程度でも適用可能!)。
残念ながら、わが国は労働者を大切に扱う国ではないのです。
政権与党は、経営者団体の経団連から多額の政治献金を貰ってますから、企業側に有利な政策しかしませんからね…。
そんな事情がありますので、残念ですがわが国では、最低でも一日8時間労働は絶対ありますね…。
というか、8時間労働残業なしで済めばかなりのホワイト企業、普通はこれに残業がプラスされます。
過労死ライン越えで働かされる日本人は二割以上!
政府が発表した「過労死等防止対策白書」によりますと、月80時間以上の過労死ラインを越えて残業する人の割合は約2割超もいます。
ただこれは、残業時間が明るみに出ている分だけの話です。
日経ビジネスが行った調査によりますと、約6割の人が「出勤簿につけていない残業時間がある」と回答しています。
サービス残業も含めると、かなりの割合の人が月何十時間も残業させられてるかもしれませんね…。
残念ですが残業規制などはこれまで全く手つかずで、放置されてきた問題なのです。
最近は労働行政を管轄するはずの厚生労働省すら、労働時間が長すぎてニュースになってましたからね…。
会社によっても残業時間などは全然変わってきますし、いい大学を出ていい会社に入ったからといって、労働時間の短い良い会社に入れるとは限りません。
今の会社の労働時間が長すぎるなら、転職も検討

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ですが労働時間の長さは会社によっても全然変わってきます。
残業はあっても月20時間未満の会社もあれば、当然のように月100時間以上の残業をさせられる会社もあります。
これは入ってみないとわからないんですよね…。
今労働時間が長い会社に勤めているのであれば、いっそ転職を検討するのも手段の一つです。
このまま勤め続けたところで、労働環境が改善されることはないでしょうし。
労働時間が長い会社は、大抵長時間労働が放置されたまま、社員を使い潰し新たに人を入れまた辞めていく…というサイクルを繰り返しています。
労働時間が短い、残業の少ない正社員の仕事を見つけたいなら、自分から動いて環境を変えるしかありません。
幸い最近は、ZOZOTOWNなどが6時間労働を推奨し始めたりしてますね。
先進的で儲かっている企業ほど、そういった試みはしていると思います。
まぁ今は有効求人倍率も高く、転職はかなりしやすくなってきていますからね。
今ならば比較的労働環境の良い会社にも行きやすくなってきていますので、今のうちに動いておくと良いでしょう。
とりあえず転職サイトにでも登録して、求人を眺めてみるといいと思います。
私もそうですが、大抵の人は「会社を辞めたい」と考えたら、求人を眺めるところから始めますからね。
いい会社に行けるか?は求人がでるタイミング次第なので、登録だけはしておくべきです。
こちらの転職サイトは、自分の転職市場価値を診断してくれたり、リモートワークに特化していたりするので、「今の働き方でいいのかな…?」と考えたら気楽に登録してみるといいかもしれません。
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給料も高く労働時間も短い…なんて都合のいい会社はあまり無いと思いますが。
多少給料が下がってもいいのであれば、残業が少ない会社と言うのはありますよ。
実際に出ている求人を見て、現実とすり合わせていくと良いかもしれません。
非正規なら労働時間を減らせるが…
或いはそもそも、正社員だと残業が発生することは避けられません。
サービス残業などもたくさんさせられる傾向にありますし。
- 「キミは正社員なんだから!」
- 「ボーナスの査定に響くぞ!」
- 「それじゃ昇給は見込めないぞ!」
こんなことを言われ、長時間こき使われる傾向にあるのです。
それがイヤであれば、非正規にでもなるしかありません。
最近は非正規でも社会保険に入りやすくなった!賞与が出る企業も
非正規、つまりフリーターであれば労働時間は一日8時間未満も可能ですし、残業を断ることもできます。
しかも最近は法律が改正されて、条件を満たせば非正規でも社会保険に加入できるようになりました。
概ね従業員数501人以上の事業所で月給88000円以上稼いでいる方は、社会保険加入義務ができました。
人手不足で時給が上がってきてもいますし、最近は非正規でも約3割の人は僅かながら賞与も貰っているようです。
これから労働人口も更に減り労働者自体が貴重になっていくので、当分はフリーターでも仕事には困らないでしょう。
最近は中国や東南アジアも発展してきていて外国人労働者はそちらに行くケースも増えてるので、移民もあまり期待できませんし。
ただ世間体の悪さと給料の低さがネック
ただ世間体の悪さと給料の安さが最大のネックですけどね…。
しかし最近は正社員の労働環境が著しく悪化してきていて、時給換算でフリーター以下の給料で働いてる正社員もザラにいます。
考え方次第では、非正規でもいけるかもしれません。
というか相対的に正社員の労働環境が悪化してるので、非正規がマシに映ってきている…という感じですかね。
⇒会社をやめても、派遣やバイトで食っていくためのポイント6つ
16時間労働、週3日…みたいな求人は結構ある
或いは労働時間は短くないけど、変則的な働き方というのもあります。
16時間労働で週3日出勤…みたいな仕事は探せば結構あります。
- ホテル勤務
- 介護職夜勤専属
などはこういった勤務形態で募集されてますね。
夜勤を伴う仕事なら、探せば結構あるかもしれません。
介護職の夜勤(都内)はそこそこ稼げるケースも
特に介護職は人手不足で求人が多く、人手不足の東京だと夜勤一回で二万五千円前後稼げる求人も増えてきています。
介護福祉士とかの資格持ちだと、一夜勤三万円以上出す都内の施設も出てきているようですね。
まぁ一回16時間くらい働かされますが、夜勤専従なら月10回もやれば月30万円近く稼げる可能性もあります。
私も一時期介護職をしていたことがありますが、確かに仕事は多いしすぐ転職できるので、ライフスタイルに合っているならアリな選択肢です。
⇒介護資格を0円で取得!未経験からの高時給介護求人なら【かいご畑】
集中的に働いてあとは休みになるので、労働時間が短いけど正社員の仕事を探してる人にはもしかしたら合うかもしれません。
やはりこの国で普通に正社員の仕事を探すと、週5日以上一日8時間以上労働、ってのがデフォなので、こういった仕事を探すのが現実的だと思います。
まぁトータルだと決して労働時間は短くないんですけどね…。夜勤だと日付跨りますから。
東京郊外なら二万円台の賃貸も!時間単価の高い東京に引っ越すのもアリ
介護職に限りませんが、やはり東京などの都会のほうが最低賃金も高く、時間単価は高くなる傾向にあります。
最低賃金はフリーターなどの非正規雇用に限らず、最低賃金が高い都道府県ほど連動して正社員の賃金も上がる傾向にありますからね。
ただ東京は家賃がネックですが、多摩市などの郊外であれば、単身用物件が二万円台からあります。
最寄り駅から京王線や小田急線の特急快速で40分程度で都心まで行けますから、コスパはいいです。
⇒3万円以下で探す多摩市の賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]情報
⇒東京都内に家賃月3万円から住める!保証人不要の【シェアドアパートメント】
やはり地方は給料が低いので、労働時間を短くしてもそこそこ稼ぎたいのであれば、東京で働いた方がいいと思います。
地方だからといって物価が安いわけでもないですし、むしろ車が必要になることが多いので生活費がかかってしまいます。
労働時間が短いかどうかは、入ってみないとわからない

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あと、やはり労働時間が短いかどうかは、入ってみないとわかりません。
特に最近は人手不足の影響で、企業も人集めに苦労しています。
「ウソついてでもたくさん人を集めよう!」なんて考える悪質な企業も増えてきているのです。
会社なんて、入社前は良いことしか言いませんからね。
- 「残業はないですよ!(残業代がなし)」
- 「ノルマはないですよ!(目標はある)」
- 「みんな仲良く働いてますよ!(古参社員だけ)」
- 「ゆとりを持って働けます!(ダラダラ残業が多い)」
みたいなのはよくあるパターンです。
入社してから見極める覚悟も必要!転職ガチャを引き続ける手も
どうしても正社員で労働時間短い会社で働きたいなら、とりあえず入社してから見極める覚悟も必要だと思います。
働き出した後に残業が多い会社だとわかったら、即刻辞める覚悟も必要です。
残業が少なく労働時間が短い会社が見つかるまでリセマラを繰り返し、転職ガチャを引き続ける戦略です。
試用期間中に会社を辞めればバレる可能性は低いので、なんとかなると思います。
社会保険履歴と空白期間の対策さえしておけば、経歴に傷がつかないようにすることも可能です。
⇒試用期間だけどもう辞めたい!研修期間で向かない会社を退職する際の注意点
まぁここまでやるのかよとも思いますし、ちゃんとした会社であれば変な辞め方をするのはどうかと思いますが…。
ですが最近は本当に、求人票にウソを書くような悪質な会社が多すぎますからね。
このくらいはやらないと、正社員で残業過大、しかも残業代はろくに出ないというブラック企業に入社してしまう可能性があります。
残業がない会社は、給料も低い傾向に!
労働時間が短い正社員の仕事を探すのもいいですが…。
残念ですが残業が少なくて労働時間が短い会社ほど、給料も低い傾向にあります。
といいますか、最近は人件費をケチって昇給をあまりさせない会社が多いのです。
必然的に基本給が安く、残業をしないと稼げない…みたいな会社が多いんです。
見た目の年収は高くても、死ぬほど働かされている正社員は多いですよ…。
年収600万稼いでいても、月に300時間も400時間も働かされてたら意味ないと思いますし。
仮に月300時間働かされていたら年間3600時間労働、これだと年収600万円でも時給換算1666円にしかなりません…。
ちょっと時給が高い派遣レベルですね…。今は派遣でも社会保険くらいは入れますし。
時給換算でフリーター並かそれ以下の正社員も珍しくない
時給換算でフリーター並の時給だったら、正社員でもちょっと考えた方がいいかもしれません。
上でも述べたように最近はフリーターでも社会保険くらい入れますから、福利厚生面を考えても微妙です。
個人的には、年収で時給換算して時給1000円前後とかそれ以下だと、正社員の旨みはほとんど無いかむしろ損だと思います。
そのくらいなら今時非正規でも稼げますからね…。
正社員なら責任もあるしコキ使われるから、最低でも時給換算1500円とか2000円くらいは欲しいところですね…。
あんまりこういう部分見る人少ないですが、だからこそ日本は生産性低いんじゃないかと…。
一部のホワイト企業では、「労働時間短いけど給料高い!」ってのもあるかもしれませんが。
そんなのはごく一部なので、労働時間が短い正社員の仕事が良いのであれば、給料が下がることは覚悟したほうがいいと思います。
望む仕事を見つけたいなら、エージェントを活用

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そんな感じで、なかなか労働時間が短い正社員の仕事は見つかりにくい傾向にあります。
一番はやはり実際入社して確かめるのが確実じゃないですかね…。
マジで会社は入社前はいいことしか言いませんし、面接で残業時間について聞いたらほぼ落とされますからね。
ただ、多少給料が安くなってもいいから労働時間短い会社がいい、というなら探せば結構あります。
残業代は稼げなくなりますが、どうせ年収高い人でも残業代で稼いでるだけの人も多いので、時間単価にするとあまり変わりません。
極力望む条件の仕事を見つけたいなら、転職エージェントを活用するといいかもしれません。
エージェントを使えば、望む条件の仕事を探してくれます。
一般的なルートで仕事を探すよりも、エージェント経由の非公開求人で探したほうが、資金力のある良い会社が多い傾向にあります。
エージェントは転職者を転職成功させることで企業からお金を貰う成功報酬型のビジネスですが、転職後すぐに辞められてしまうと返金規定があったりして儲からないので、最大限希望を叶えてくれます。
時間がない人でも、交渉次第で平日夜とか土曜に面接を入れてくれたりもするので、転職したいなら積極的に活用していきましょう。
あとは転職サイトなども最近は求人が多いので、使えるものは何でも使っていった方が良いでしょう。
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まとめ
労働時間が短い正社員の仕事がいい、というのはみんなの願いだと思います。
正社員だとやはり死ぬほど働かされる傾向にありますし、非正規だとやはり世間体も悪い傾向にありますし。
労働時間短い会社がいいなら、残業代が稼げなくなり給料が下がる覚悟は必要だと思いますね…。
まぁ今は有効求人倍率も高く、仕事はかなり見つかりやすくなってきてます。
バブル期を越える水準にまで回復してきているので、多分今労働時間短い正社員の仕事が見つからなかったら、もう一生無理かもしれません。
そのくらい今はチャンスだと思います。
労働に人生捧げたくないのであれば、比較的若くて採用されやすいうちに、チャレンジしておいたほうがいいかもしれません。