
rawpixel / Pixabay
- 介護職が人手不足っていうけど嘘だろ!
- 介護職を受けたけど落ちたぞ!
そういった悩みをお持ちの方は今のご時世珍しくないかもしれません。
特に仕事の少ない地方などは、ハローワークで介護職を勧められることも多いです。
一般的に介護職のような不人気な仕事は人手不足と言われていますし、実際有効求人倍率も高い傾向にありますからね。
厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況」によりますと、2022年9月の介護サービス業の全国有効求人倍率は3.78倍となっています。
私の周りでも、40代50代から介護職を始めて正社員になった人も普通にいます。
私も一年ほど介護職員をしていたことがありますが、マジで応募が来ないので誰でも雇わざるを得ない傾向にありました。
ですがこの人手不足のご時世でも、介護職を受けて落ちてしまう方もいらっしゃるようです。
「人手不足だったら誰でも受け入れろよ」と考えてしまいがちですが、やはり長続きしなさそうな人やブランクがある方は落ちることもありますね。
ですがさすがに介護職の人手不足が嘘ということはないと思います。
介護職の知り合いは何人もいますが、「募集をかけても全然人が来ない!」という施設が多いようですし、「誰かいい人いない!?」とか聞かれたりします。
この記事では介護の人手不足は嘘ではない理由と、介護職すら受からない時の対処法について解説します。
⇒リモートワーク求人多数!新しい働き方を提案する転職サイト【LIBZ】
- 介護職すら落とされ「人手不足って嘘だろ!?」と考えてしまう方も少なくない
- 介護職が人手不足なのは嘘ではない!人手不足の介護施設は6割以上!
- 介護職の有効求人倍率は高い!東京都は有効求人倍率5倍近い人手不足に!
- しかし明らかにやる気がなさそうだったり、長続きしなさそうだと普通に介護でも落とされる!
- この人手不足で介護すら落とされるのはマズい!他人の客観的意見を貰うべき
- 介護は向き不向きがあるので、適性が無さそうだと普通に落とされることも
- あまり待遇の良い施設を狙うと普通に落とされることも
- 未経験から介護やるなら、職業訓練を受けたり資格を取ると良いかも
- 介護ボランティアから始めて自己アピールに使うのも手
- 流石にこの人手不足のご時世で、介護すら受からないのは本人に問題がある可能性が高いかも…
- まとめ
介護職すら落とされ「人手不足って嘘だろ!?」と考えてしまう方も少なくない
最近はあなたのように介護職すら落とされてしまい、「介護職が人手不足って嘘だろ!?」なんて考えてしまう人も珍しくありません。
この人手不足のご時世でもやはり落ちる人は落ちますからね。
特に介護職なんて向き不向きがある仕事ですから、そこを見抜かれてしまうと落ちてしまうというのも珍しくありません。
実際にネットやSNSなどを見てみても、
介護の仕事が人手不足?
ウソ付け!面接受けても人がいっぱいって言われて嘘ばかりだわ!
介護運送もそうだけどさ人手不足つーなら賃金上げるべきだろ
上げない時点で嘘だってわかんだね
介護は人手不足、というのは嘘です。
僕は介護の資格を取り、介護の面接受けまくってるのですが、全く受かりませんし、受かっても、案件は全くきません。
ちなみに介護事業で人が足りないというのは嘘です。介護職派遣で人は十分足りています。万年求人している人手不足の職場は、職員や入居者に対してのパワハラ、モラハラが横行している所が少なくありません。
介護を最終手段で誰でも就職出来ると思うなよ!!!私その業界でめっちゃ落とされてるんだぞ!!!!
人手不足ってまじで嘘では?っていつも思う
こんな意見が散見されますからね…。
この人手不足のご時世でも落ちる方はいらっしゃるようです。
まぁ私の周りで介護職すら落ちたなんて言う人は、あまり聞いたことがありませんが…。
やはりブランクがあったり、「長続きしなさそう」と思われてしまったケースが多いのではないでしょうか?
業界経験豊富な方でも、転職先の施設が合わないとすぐ辞めたりしますからね…。
介護職が人手不足なのは嘘ではない!人手不足の介護施設は6割以上!
介護職を受けて落ちてしまうと、介護の人手不足って嘘だろ!?なんて言いたくなる気持ちはわかりますが…。
介護職が人手不足なのは嘘ではありませんよ。
私も何年か前に介護の仕事をしていたことがありますし、私の周りに介護職員の方は何人もいますが、募集をかけても全然人が来ないという話を聞きます。
私は1年ぐらいで向いてないのでやめてしまいましたが、未だに前の職場の人から「またやらない?」という連絡が来たりしますし…。
そしてその数字を裏付けるように、介護労働安定センターが公表した「令和元年度度介護労働実態調査」によりますと、65.3%の介護施設で人手不足が問題になっているというアンケート結果が出されました。
その中でも特に人材不足が起きているのが「訪問介護員」で、調査した介護施設のうち81.2%が不足を感じていました。
⇒令和元年度 介護労働実態調査結果について | 介護労働安定センター
あるいは現場の人間は「誰でもいいから入れて欲しい」と考えていても、面接をしている施設長などが選り好みして落としている可能性はありますね…。
介護職の現場とトップの意識の剥離は結構凄かったりしますし。
介護職の有効求人倍率は高い!東京都は有効求人倍率5倍近い人手不足に!
介護職の人手不足が嘘ではない理由として、実際に有効求人倍率が高いことも挙げられます。
厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況」によりますと、2022年9月の介護サービス業の全国有効求人倍率は3.78倍となっています。
パートを除いたデータでも高いので、「非正規の仕事が多いだけ」というわけでもありません。
ちなみに仕事の多い東京では更に介護職員不足は深刻です。
2022年3月の東京都の介護サービス業の有効求人倍率は4.80倍と、深刻な人手不足になっています。
東京でしたら、介護の仕事なんてやらなくても他にいくらでも仕事がありますからね…。
わざわざ給料安い介護職なんて選ぶ人は少ないんです。
東京は介護派遣の時給が高騰!かけもちして年収800万円以上稼ぐ介護職員も!
ちなみに介護派遣では、東京は明らかに派遣の時給が高騰していますね…。
介護福祉士なら派遣時給2000円近く出す施設も出てきていますし、夜勤1回で3万円以上出す施設も増えてきているようです。
↓こちらの介護マンガによると、夜勤をかけもちして年収800万円以上稼いでいる介護職員もいるようですw
派遣介護士「最強説」は本当か? | 介護職10年目じぶん働き方改革はじめました!(5) | We介護 (ten-navi.com)
Twitter見たらマジでこういう人いるようですね…。
バタバタしてたらもうこんな時間😥
諦めて明けの日はのんびり過ごします😂2月はこんな感じになりました😵🤛
夜勤23回
労働時間約360時➕残業
月収約70万円➕残業代3月は、夜勤22回の予定です😇
少しのんびりして休みます😌— だいこん@介護夜勤掛け持ち (@KK02259234) February 28, 2023
しかし明らかにやる気がなさそうだったり、長続きしなさそうだと普通に介護でも落とされる!
上でも述べたようにデータから見ても明らかに介護職が人手不足なのは確かです。
介護職なんて外国人労働者を積極的に活用しないといけなくなってきていますからね。
私の知り合いの働いている介護施設でも、フィリピン人やベトナム人の労働者を受け入れ始めてきています。
ただそこまで人手不足とは言いましても、やはり介護職となると向き不向きがある仕事ですからね。
向いていない人はさっさと辞めていってしまいますし。
私が介護職員をしていた時でも、1日で来なくなったり1週間で来なくなったり、突然何の連絡もなくバックレた人とかいらっしゃいましたし。
そういったことがきっかけで退職ラッシュに繋がったりもしますし。
明らかに長続きしなさそうな人はこの人手不足のご時世でもさすがに落とされると思います。
まぁ多少ブランクがあっても、やる気さえ見せれば受かるのがこの業界の懐の深いところではありますが…。
こういったやる気とかの面に関してはなかなか自分では気付けなかったりしますからね。
無意識に普段の癖で、面接で無礼な振る舞いをして落とされてしまうような方もいらっしゃいますし。
こういった要因で介護職すら落とされているような方は、キャリアコンサルタントに相談してみたり他人の客観的なアドバイスをもらった方がいいと思いますね。
この人手不足で介護すら落とされるのはマズい!他人の客観的意見を貰うべき
介護職の人手不足は嘘だろ!なんて言いたくなる方というのは、やはり介護職を落とされてしまった方が多いと思います。
ですが介護の仕事が人手不足なのは明らかですし。
恐らくツイッターなどのSNSで「介護の仕事やりたいんですが落とされてしまいました!」なんて相談したら、「じゃあうちの施設に来てよ!人手不足なんだよ!」なんて言ってくれる人はたくさんいると思いますよ。
まぁそこまで拡散されるかどうかという話ですけど…。
そんな介護職すら落とされるというのは、やはりあなたに致命的な欠点というか落とされる要因があるんだと思います。
例えば
- 身だしなみがなっていない
- 無意識にタメ口を使っている
- 言葉遣いが悪い
- 履歴書の見栄えが悪い
などなど。
そういったことはなかなか自分では気付けなかったりしますので、他人の客観的な意見をもらった方が良いかもしれません。
幸い国があなたのような無職者のために就職の相談機関を設けてくれています。
ジョブカフェや若者サポートステーションがそれです。
ハローワークなどですと仕事を探すのがメインですので、なかなか長時間は相談に乗ってくれなかったりしますからね。
こういった所に相談に行ってみるのも良いかもしれません。
ジョブカフェにおける支援 全国のジョブカフェ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
介護は向き不向きがあるので、適性が無さそうだと普通に落とされることも
あとは介護職となるとやはり向き不向きがありますね。
コミュ障の方でも人と話すのは意外に好きなタイプというのもいますので、そういった方ですと介護の仕事をすることでそれまで見えなかった一面が見えて、才能が開花するような方もいらっしゃいますが…。
明らかに人と話すのに難があったり、他の職員とやっていけなさそうな人は普通に落とされる可能性は高いですね。
まあこれについては介護の仕事に限りませんけど…。
やはりいくら人手不足とはいえ、馴染めなくてすぐに辞めそうな方というのは、さすがに採用するわけにもいきませんからね。
すぐに辞められてしまうと、それが原因で退職ラッシュで繋がったりもしますし。
社員のやる気にも影響しますからね。
あとは介護の仕事は人手不足なので、未経験でも正社員で募集がされていたりしますが…。
正社員の場合は適正がありそうであれば、見込みで採用されたりもします。
ただ怪しい人については「パートや契約社員であれば採用」というケースは結構ありますね。
まあこの人手不足のご時世なので、パートとかであれば誰でも受かると思いますけどね…。
あまり待遇の良い施設を狙うと普通に落とされることも
介護の人手不足は嘘!なんて言いたがる人はやはり落とされてしまった方が多いと思いますが…。
いくら人手不足の介護業界とはいえ、施設によっては結構待遇が良いというケースもあります。
経営努力の賜物だったり、介護報酬の加算を狙ったりして待遇を比較的よくしている施設というのは存在します。
そういったホワイト施設となると、その地域にいる介護士の方も転職したいと考えていますし、他に強いライバルがいれば当然落とされる可能性は高いです。
知り合いの働いている施設はそこまで給料は良くありませんが、有給休暇はローテーションで全て消化できるような体制にしているので離職率はかなり低いようです。
そういった風に従業員の働き易さを考えている施設ですと、やはり変な人を入れるわけにいきません。
良い施設は優秀な介護職員が集まるため、「未経験はダメ」とか「介護福祉士資格必須」など、採用の基準を引き上げる傾向にあります。
そういった業界の中でも比較的良い施設であれば、この人手不足のご時世でも落とされることは普通にあり得ます。
未経験から介護やるなら、職業訓練を受けたり資格を取ると良いかも
どうしても介護職をやりたいのであれば、介護の仕事を始める前に資格を取るというのも手段の一つです。
資格の通信講座などをやっても良いですが、結構お金がかかりますし。
幸い最近は介護の派遣をやれば、介護資格の取得費用がタダになるサービスもあります。
⇒介護資格を0円で取得!未経験からの高時給介護求人なら【かいご畑】
週5夜勤してた時手取り50万ぐらいいきました。
3ヶ月で100万貯まります💴
夜勤掛け持ちすれば100万ぐらいは簡単に貯まります。
一時的にやるのもアリです。
介護夜勤はチートだと思う。週5夜勤の内訳
派遣A社 老人介護:週2
派遣B社 老人介護:週2
重度訪問 直接雇用:週1— 🌃のら (@noranora0259) June 29, 2022
あとは、職業訓練で介護の資格が取れるコースもありますし。
今ならば介護職員初任者研修の資格を取れるコースがあります。
私も介護職員初任者研修になる前のヘルパー二級という資格を取る職業訓練の講座に通っていたことがあります。
普通にとると10万円くらいお金がかかりますが、職業訓練であれば入学金や授業料はほぼタダで通えます。
私が通っていた時は50代の中高年男性や中高年女性もいましたけど、ほぼ全員仕事は見つかってましたね…。
最初は契約社員とか、パートで順調に行けば正社員!みたいな感じで採用された方もいましたが、みんな普通に採用されてその後正社員になっていた人もたくさんいました。
職業支援・給付金などについて知る|ハロトレ特設サイト|厚生労働省
やはり資格をとってまで介護業界を目指そうなんて人は最近かなり少ないので、やる気のアピールにはなると思います。
まあ介護なんて人手不足なので、「未経験でもいいからとにかく飛び込め」なんて言われたりしますが…。
「介護職が人手不足なんて嘘だろ!?」なんて言っている人はそもそも落ちてしまった人でしょうからね。
職業訓練に通えば訓練期間中は失業保険が延長してもらえますし。
雇用保険をかけていなかった方でも条件を満たせば、月10万円の職業訓練受講給付金がもらえますからね。
まぁ介護の仕事をするにせよしないにせよ、通ってみるのも良いかもしれません。
職業支援・給付金などについて知る|ハロトレ特設サイト|厚生労働省
介護ボランティアから始めて自己アピールに使うのも手
あとは介護の仕事をしたいのであれば、介護のボランティアから始めるというのも手段の一つです。
大抵どこの施設もボランティアを受け入れていますからね。
まあお金が発生しないのであまりオススメはしませんけど…。
知り合いで何年もブランクがある30代ニートがいましたが、介護のボランティアから徐々に社会復帰を初めて、その施設で正社員になってましたし。
ブランクがある方ですと、やはり介護職に限らず書類で落とされたりして、この人手不足のご時世でもなかなか受からない傾向にあります。
ブランクがある方の場合は、こういった風なやり方から社会復帰を目指すのも良いかもしれません。
結局は
- 実際仕事ができるかどうか?
- 一緒に働けるかどうか?
- 人柄はいいかどうか?
- 介護に向いているかどうか?
こういったことで採用されるかどうかは決まりますからね。
経歴がボロボロで書類ではまず受からない方でも、実際にボランティアでもそこの職員さんと一緒に働いてみれば、長くやって使える人であれば「うちで働かないか」なんてことにもなりますし。
特に介護なんて今は人手不足ですから、適性がありそうな人ならすぐ話はくる可能性は高いと思います。
今時ここまでして介護業界を目指したいなんて人はほとんどいませんから、さすがにここまでやれば受かると思います。
Googleでお住いの都道府県名などを入れて検索してみれば、ボランティア募集している施設が色々出てくると思います。
流石にこの人手不足のご時世で、介護すら受からないのは本人に問題がある可能性が高いかも…
人手不足と言われているのに落ちてしまうと、「介護の人手不足は嘘だろ!」なんて言いたくなる気持ちはわかりますが…。
さすがにこの人手不足の御時世で介護すら受からないというのは、かなりまずいと思います。
本人に問題がある可能性が高いような気がしますね…。
正直私の周りの介護職員の方は人手不足で休日出勤も頻繁にしていますし、「誰でもいいから紹介してくれない?」なんて聞かれたりもします。
本当に正社員で募集をかけても誰も応募が来ないので、かなり消耗しているようです。
まぁやはり何か受からない致命的な問題があるのであれば、他人の客観的な意見をもらった方がいいと思いますけどね。
できれば転職エージェントなどに登録して、エージェントにアドバイスをもらうのがいいと思います。
これならば面接の練習とか書類の添削などもしてくれますし、介護業界以外の仕事も紹介してくれますよ。
さすがに今のこの人手不足の御時世で受からないと言うのはまずいので、こういったものを使っていくと良いかもしれません。
⇒リモートワーク求人多数!新しい働き方を提案する転職サイト【LIBZ】
まとめ
この人手不足のご時世でも、介護の仕事で落ちてしまう方というのもいらっしゃるとは思います。
正直あまり多い事例ではないとは思いますが…。
やはり何かしらやる気がなさそうに見えたり、長続きしなさそうに見えると当然採用は見送られる可能性はあります。
まあプライドを折るようであれですけど、介護の仕事なんて50代の未経験のおっさんでも普通に採用されていたりしますからね…。
なのに受からないというのは、正直かなりまずいと思います。
まぁ今仕事はたくさんありますので、介護職に限ることもないと思いますけど…。
ただ何かしらあなたに致命的な問題や欠点があるのであれば、エージェントやキャリアコンサルタントなどに相談して行った方がいいと思いますね。
なかなかこういった欠点というのは、自分では気付けない傾向にありますし。
それだと他の仕事を受けても受からずに、「人手不足なんて大嘘!」なんてひねくれてしまいます。
帝国データバンクの2023年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い旅館ホテル業では75.5%と深刻な人手不足が続いています。
今受からないようだとさすがに一生受からないと思いますので、仕事が多い今のうちに動いておいた方がいいと思います。