
congerdesign / Pixabay
- 35歳だけどもう就職できないのかな…?
- 無職やフリーターのままこの歳になってしまった…
- これから先どうしよう…
そういった悩みをお持ちの方は今のご時世珍しくないかもしれません。
最近はニートやフリーターの方も珍しくないため、あなたのような悩みを持つ方は少なくありません。
時が経つのははやいですから、気づけば35歳を超えていたと言う方が多いかもしれません。
最近はデフレが長く続いていましたから、別にフリーターでもなんとか暮らすことができましたからね…。
しかし私の周りにも40代50代で正社員になった人はいますし、別に就職が無理と言うわけでもありません。
まぁ最近はバイトのほうがマシな名ばかり正社員も増えていますし、バイトでも社会保険くらいは入れるようになってきたため、そこまで正社員にこだわることもないとは思いますが…。
この記事では、35歳以上で就職できないと考えている時の対処法について解説します。
⇒あなたの転職市場価値や向いてる仕事は?無料のコンピテンシー診断なら【ミイダス】
35歳以上は就職できない!と考えている人は少なくない
最近はあなたのように、35歳以上は就職できない!と考えている人は少なくありません。
ネットやSNSを見てみても、
そう、35歳以上はひきこもってようがひきこもってまいが就職できない>RT
— かしゃ(原 宏樹)中国ゲームローカライズ (@g_kasya) May 19, 2016
そして、一度も就職できないまま今にいたる。35歳の夏。
— mukinkO (@mukinko) August 19, 2014
今週の相棒、今の時代だとリアルで重すぎ。明日は我が身。35歳以上は就職できないって矛盾してるし、他にもいろいろな問題が絡み過ぎ。自己責任の一言で終わらせてしまうのは、あまりにも短絡的。
— Tsuyoshi Yasunishi (@tsuyok) December 16, 2010
@Dr_kumicho 今でもふとそっちで就職できないかと思うこともあります。35歳過ぎると極端に難しくなるので、今がラストチャンスですが…
趣味でやってるくらいがいいのかとおもいます。仕事にすると楽しめないかも。— りおさんは年末UVERマリンメッセ2days (@cirrus22) February 4, 2014
こんな意見が散見されます。
日本企業は年齢にやたらと厳しいですから、35歳を超えると就職が難しくなってしまうのです。
35歳以上でも就職して正社員になる方法!これをやれば問題なし
35歳以上の就職なんて無理と言われることも多いですが、言われるほど無理と言うわけでもないと思います。
私の周りでもずっとフリーターしてたアラフィフの人が、最近正社員採用されたりしています。
特にネットはネガティブな意見が多すぎますので、「35歳以上だと就職できない!」なんて意見はあまり真に受けないほうがいいと思います。
35歳以上でも就職して正社員になる方法を解説しますので、参考にしてください。
深刻な人手不足!35歳以上でも別に就職なんてできるので諦めないほうがいい
あなたのように35歳超えると就職できないのではないか?と不安になってしまう方も珍しくありませんが…。
しかし今は少子高齢化によって15~64歳の生産年齢人口が急速に減っており、正社員も深刻な人手不足になってきています。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
最近は「正社員で募集をかけても誰も来ない!」なんてケースも少なくありません。
まぁぶっちゃけ正社員や就職といってもピンキリですからね…。
ブラックと言われている不人気な業界であれば、必然的に誰も受けない傾向にあるので、別に40代未経験とかでも採用されていたりします。
2020年には日本人の平均年齢も48歳を超えたため、35歳以上とは言っても相対的に若者扱いされる傾向にあります。
最近は年齢不問で募集をかける求人も増えていますので、諦めずに就職を目指して行きましょう。
ガチの職歴なしはきつい!が、フリーター職歴があるなら堂々と履歴書に書こう
しかし、35歳以上でガチの職歴なしでほぼ全く働いたことがないような人ですと、就職するのはかなり厳しいかもしれません。
学校卒業して以来全く働いたことがない!みたいなケースだと、一般常識も見についていなかったりします。
体力も落ちているでしょうし、コミュニケーション能力も低い場合が多いでしょうからね…。
そういった方の場合は、まず体力をつけたり社会復帰のリハビリを始めるところから始めるていくしかありません。
しかし、フリーターで働けていたのであれば、十分可能性はあります。
最近はフリーターなどの非正規雇用の仕事でも求められることも増えてきていますし、正社員並みに働かされている人も多いです。
履歴書や職務経歴書にバカ正直に正社員とかバイトなんて書く必要はありませんので、職歴には「〇〇株式会社 入社」とだけ書いておけば、書類的には正社員とほぼ同じです。
面接で聞かれたら答えればいいですし、フリーター職歴を評価するかどうかは先方の企業側が判断することです。
諦めずに就職を目指していけば良いでしょう。
35歳以上でも不人気な人手不足業界なら余裕で就職可能
しかしやはり、35歳を超えると就職に不利になってくるのは確かです。
日本企業は年齢にやたらと厳しい傾向にありますからね。
しかし不人気な業界ですとあなた以外に誰も受けないので、必然的にライバルがおらず35歳以上でも普通に受かります。
人手不足が深刻なタクシー業界などは、60代未経験の新人も普通にいるようです。
こういった不人気な業界ですと、有効求人倍率5倍から10倍近いものもありますからね。
具体的な人手不足業種一覧
具体的には
- 介護
- 看護
- トラックドライバー
- タクシードライバー
- 飲食業
- 警備業
- 土木建築
などなど。
これらの仕事ですとかなり人手不足に陥っている会社が多く、あなたのような方でもかなり受かりやすい傾向にあります。
介護職は夜勤や派遣で単価を上げやすいので比較的マシかも
介護職員なんかは、私も一年ほどやっていましたが、夜勤専従などは手当てがつくので稼ぎやすくて比較的マシだと思います。
夜勤をかけもちして月50万円以上稼いでいる介護職員の方もおられるようですし、高齢化社会であることを考えると当分食いはぐれる心配はないでしょう。
こちらのサービスは介護の資格が0円で取得できるのでお勧めです。
⇒介護資格を0円で取得!未経験からの高時給介護求人なら【かいご畑】
週5夜勤してた時手取り50万ぐらいいきました。
3ヶ月で100万貯まります💴
夜勤掛け持ちすれば100万ぐらいは簡単に貯まります。
一時的にやるのもアリです。
介護夜勤はチートだと思う。週5夜勤の内訳
派遣A社 老人介護:週2
派遣B社 老人介護:週2
重度訪問 直接雇用:週1— 🌃のら (@noranora0259) June 29, 2022
長くニート生活していた場合、まず生活習慣を整えるところから始めるべき
こんなページを見ている人の中には、かなり長い間無職やニートをしていた方も少なくないのではないでしょうか?
フリーターの方であればちゃんと働けているので問題ありませんが、ニートとなると体力やコミュニケーション能力も落ちていますからね。
最近はフリーターと言っても正社員並みに働かされてこき使われる会社が多いため、能力的には正社員と変わらない人が多いので。
長く無職やニートをしていた人は、
- 生活習慣が乱れている
- 体力も落ちている
- コミュニケーション能力が落ちている
- 一般常識がついていない
などなど、不利な傾向にあります。
そういった方はまず生活習慣を整えたりするところから始めた方が良いかもしれませんね。
早寝早起きし、散歩程度でもいいので毎日外に出て運動しよう
生活リズムを整えると言っても、難しいことは特に何もありません。
とりあえず早寝早起きをして、世間の人たちに生活リズムを合わせましょう。
そして毎日家にこもらずに極力外で運動しに行ったり出かけるようにすることです。
それだけでも全然違いますし、体力もついてきてメンタルも安定する傾向にあります。
職業訓練を受けるのもオススメ
あなたがニートなのかフリーターなのか分かりませんが、就職を目指すなら職業訓練を受けるのもお勧めです。
授業料や入学金はほぼタダ、テキスト代のみ実費負担みたいな訓練校が多いです。
条件を満たせば訓練期間中は失業保険を延長して貰えますし、雇用保険をかけていなかった方でも条件を満たせば月10万円の職業訓練受講給付金を貰える可能性があります。
職業支援・給付金などについて知る|ハロトレ特設サイト|厚生労働省
私も以前ニート生活をしていた時に、給付金を貰いながら職業訓練を受けて正社員になった経験があります。
ニートの方の場合は生活リズムが乱れているケースが多いため、こういったところに通って社会復帰のリハビリをしたほうが良いかもしれません。
ジョブカフェやサポステに相談にいくのも手
しかし、こんなページを見たからと言って一人で就職活動のために動き出すのもなかなか難しいでしょう。
とりあえずキャリアコンサルタントに相談に行ってみるのも手段の一つです。
幸いあなたのような無職やフリーターの方のために、国が就職相談機関を設けてくれています。
ジョブカフェやサポステなどがそれです。
概ね40代くらいまでの方が対象ですが、そこまで厳密に年齢が区切られているわけでもないようです。
ジョブカフェにおける支援 全国のジョブカフェ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
ハローワークや転職エージェントなどは仕事を紹介するのが仕事なので、あまり長い時間相談には乗ってくれません。
こんなページを見ている方は「どんな仕事がいいか分からない」「そもそも自分にできる正社員の仕事はあるのか」みたいな漠然とした悩みを持っている段階の人が多いでしょう。
ジョブカフェやサポステなら、毎週1回1時間だけ通って相談する…という風に使えますので、少しずつ自己分析をしたり仕事に求めることなどを明確化していくことができます。
私も以前サポステに毎週相談に行って、志望業界を詰めたり面接の練習をしたりして正社員になった経験があります。
全国に設置されていますので、とりあえずこういったところに相談に行くと良いでしょう。
35歳以上の就職を諦めるなら、せめて社会保険に入れる職場で働けば問題ない
しかし35歳以上となると、やはり就職が難しい年齢であることは事実です。
就職を諦めてしまう人も少なくありません。
もし35歳以上で就職を諦める場合は、せめて社会保険に入れてくれる職場で働きましょう。
社会保険にさえ入れば、
- 老後手厚い厚生年金に入れる
- 怪我や病気で働けなくなっても最長1年6か月傷病手当金が貰える
- 障がい者になっても手厚い障害厚生年金が貰える可能性がある
- 失業しても失業手当が貰える
- 仕事中の怪我は労災保険から補償が出る
- しかも会社が保険料を折半で半分払ってくれる
などのメリットがあり、これらは正社員が受けられる保障と全く同じです。
最近はバイトなどの非正規でもこういった社会保険に加入できるようになってきたり、最低賃金もかなりのペースで上がってきています。
下手な会社でサービス残業満載の底辺正社員をするよりも、良い会社でバイトしたほうが福利厚生があって安定していて稼げるケースも少なくありません。
就職を諦めるにしても、社会保険にさえ入っていれば老後やもしもの時も安心して働けます。
社会保険加入の条件
2016年に法律が改正され、従業員数501人以上の事業所で、雇用期間一年以上で週20時間以上、月給88000円以上稼いでいる学生以外の方は、社会保険加入義務ができました。
更に2022年10月からは従業員数101人以上で雇用期間二ヶ月以上の短期労働者にも拡大され、2024年10月からは更に従業員数51人以上の事業所にも拡大されていきます。
2025年からは従業員数制限を撤廃して零細企業にも加入させようという話が出ており、今後は働いていれば誰でも加入できるようになっていくでしょう。
まとめ 35歳以上の就職は不利ではあるが、若者が減っているため昔よりハードルは低い
あなたのように35歳以降で就職をしたいと考える方も珍しくないと思いますが…。
やはりこういったことは世間やネットなどを見るとかなり厳しい意見が書かれていたりします。
- 35歳過ぎてろくな職歴もないのに就職なんて無理!
- 35歳過ぎたフリーターが就職なんてできるわけない!
- 35歳無職が正社員は無理!
- だからバイトでも探せ!
こんなことを言われる傾向にあります。
しかしそういう意見って情報がだいぶ古いなと思いますし、まだ団塊世代が現役で就職難だった頃の話だと思います。
最近はマジで人手不足の会社が多いので、選ばなければ正社員の仕事なんてそんなにありがたいものでもなくなってきています。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
一日でも若いほうが良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。