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- 今月はたくさん残業したのに、残業代が少ない!
- よく見たら、タイムカードが改ざんされていた!
- 給料明細の残業時間と、実際の残業時間が合わない!
とお悩みの、タイムカードを改ざんされて、残業代が少なく振り込まれていた方のためのページです。
最近は、ブラック企業が増えています。
「タイムカードを改ざんして、残業代を少なくしてやれ」などと考える悪質な会社が増えてきているのです。
我々労働者として、たまったものではありませんが…。
こんな感じで残業代をごまかされていると給料も減ってしまいますから、死活問題です。
何とかするための方法を解説します。
賃金未払いは罰則が緩い
残念ですが、最近はそうやってタイムカードを改ざんする会社が増えてきています。
経営が厳しい会社も増えてきていますからね…。
- 「残業代なんて放ってたら会社が潰れる!」
- 「労働基準法を守っていたら会社が潰れる!」
- 「金のことばかり言うんじゃなくて、もっと働け!」
こんなことを言う横暴な会社が増えてきているのです。
そして、タイムカードを改ざんしたとしても、現状企業側に対する罰則なんてほとんどないんですよ。
一応、労働基準法では働いた分の給料を払わなかった場合の罰則が示されているのですが…。
わずか、30万円以内の罰金で済んでしまうのです。
これなら残業代を払わずに、ばれた場合に罰金払ったほうが、はるかにお得ですよね。
タイムカードをコピーしておく

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タイムカードを改ざんする会社というのは、月末にまとめて経理部の人が修正して改ざんする会社も多いと思います。
そういう会社の場合は、月末、新たなタイムカードを用意する前に、タイムカードのコピーをとっておいたほうがいいと思います。
タイムカードのコピーがあれば、しっかりとした証拠になりますからね。
あとから、会社側に未払いの残業代を請求することもできるのです。
ただ、頻繁にタイムカードを改ざんしている会社は、注意が必要です。
- 毎日、上司が帰る前にタイムカードを修正している
- 1週間ごとに、経理の人がタイムカードを修正している
こんな場合は、定期的にコピーするしかないですね…。
お金が絡んでるので、面倒でもやったほうがいいでしょう。
証拠があれば、退職時に一括請求できる
そうやって証拠残しておけば、退職時に請求することも可能です。
なかなか、働きながらですとやりにくいですからね。
未払い残業代の請求なんて在職時にしたら、「お前みたいな社員はいらない!すぐにやめろ!」こんなことを言われるでしょうから。
大抵は、その会社を辞める時に一括請求するのがセオリーです。
会社側を脅して、退職の時の条件を有利に運ぶこともできます。
- 「タイムカードを改ざんの証拠はここにあるんだ!」
- 「労働基準監督署に垂れ込むぞ!」
- 「そうされたくなければ、会社都合退職にしろ!」
- 「退職金5割増で支払え!」
未払いの残業代を請求するだけでなく、そういった有利なように、退職をすることができるのです。
くれぐれも、証拠だけはしっかりと集めておきましょう。
クソ会社はさっさと辞める!

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正直、タイムカードを改ざんするような会社なんて、ろくなものではないと思います。
残業代をしっかりと払いたくないということですし、人を大切に扱わない会社ということですよね?
そんな会社に勤め続けるのは、トラブルの元です。
他にも、あなたいい不利になるようなことをいろいろとやらかしてくるかもしれませんし。
幸い、最近は仕事などいくらでもありますから、転職してしまうというのも手段の1つです。
とりあえず転職サイトにでも登録して、求人を眺めてみるといいと思います。
私もそうですが、大抵の人は「会社を辞めたい」と考えたら、求人を眺めるところから始めますからね。
いい会社に行けるか?は求人がでるタイミング次第なので、登録だけはしておくべきです。
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最低賃金を割っている可能性も
怖いのが、これなんですよ。
タイムカードを改ざんされているということは、いくら残業しても、定時で帰ったことにされたり、一定時間以上残業代がつかなかったりします。
そういう場合って、最低賃金を割り込んでいるケースもザラです。
残業時間が多い人ほど、タイムカード改ざんによって、残業代が無駄になってしまうということですからね。
一度、実労働時間に対して、時給がいくら支払われているのか?計算してみたほうがいいと思います。
計算した結果、時給がフリーター並みだったり、フリーター以下の賃金であれば、今の会社なんてすぐにやめたほうがいいです。
責任を考えれば、「フリーターでもやってたほうがマシ」ということですからね。
⇒正社員なのに最低賃金以下!?名ばかり正社員の場合の対応策6選
他にも隠れて違法行為を働いている可能性も…

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そういった、タイムカードを改ざんするような悪質な会社というのは、順法意識が希薄です。
- 「法律は破るものだ!」
- 「労働基準監督署なんて、何もしやしない」
- 「従業員なんて、適当なことを言っとけば誤魔化せる」
- 「バレなきゃ犯罪じゃねぇんだよ!」
そんなふうに考えているに決まっています。
そういった会社というのは、タイムカードの改ざん以外にも、色々な違法行為を働いていたりするものです。
現にタイムカードの改ざんという違法行為しているのですから、その可能性は極めて高いでしょうね。
よくありがちなのが、「社会保険料を納めていない」ということです。
社会保険料ってのは、厚生年金とか、健康保険とか、雇用保険とかのことです。
「給料明細を見ると、ちゃんと引かれてるよ!」と言う方もいるかもしれませんが…。
タイムカードを改ざんするような悪質な企業は、従業員から天引きするだけして、自分の懐に納めている可能性が高いです。
というか、こういうのはよくあるパターンなんですよ。
こういうのは、労働基準監督署のガサ入れが入ったときに、一緒に発覚するケースが多いです。
ただ単にタイムカードの改ざんだけであればまだマシなのですが、そういったことをされていると、将来の年金の金額にも響いてきます。
「給料から天引きされて払っていたつもりが、年金未納扱いだった!」ということですから。
そうなると当然、後であなたに請求が来るんですよ!
そうなった場合、救済措置など何もありませんからね。
完全に泣き寝入りです。
なので、タイムカードを改ざんが発覚したのであれば、そういったこともしている可能性が結構高いです。
そんなことになったら怖すぎますので、今すぐに証拠忘れて、労働基準監督署に相談に行ったほうが良いでしょう。
行動が出来るだけ早ければ、傷も浅くて済みますからね。
まとめ
正直、タイムカードを改ざんしているという時点で、ありえないです。
こちらは会社を信頼して働いているわけじゃないですか。
なのに、会社側の方から裏切ってきたということですよ。
これから、何十年も定年までその会社で勤めていくことができますか?
そんな会社では、年々経営も先細りするでしょうし、そうなったら更にろくでもない視点に決まっています。
幸い今は仕事などたくさんありますので、転職するのであれば今がチャンスです。