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- 退職の意思を伝えたのに上司に「やめさせない」と言われた!
- 人手不足で「辞められたら困る」と言われた!
そういった悩みをお持ちの方は、今のご時世珍しくないかもしれません。
最近は少子高齢化による生産年齢人口の減少により、深刻な人手不足の会社が増えています。
帝国データバンクの2023年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い旅館ホテル業では75.5%と深刻な人手不足が続いています。
必然的にあなたがいなくなったら会社が回らなくなるため、絶対に辞めさせようとしないのです。
今はリストラや解雇のトラブルよりも、辞めさせないトラブルが増えてきています。
我々には職業選択の自由が憲法で保障されていますので、無視して辞めても構わないのですが…。
日本人は優しい人が多いですから、強く言われるとなかなか辞められない場合が多いのかもしれません。
この記事では、上司に辞めさせないと言われてしまった時の対処法について解説します。
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今は深刻な人手不足!上司に辞めさせないと言われてしまうトラブルも増加!
あなたのように、辞めたいと言い出しても上司に辞めさせないと言われる方は珍しくありません。
最近は本当に人手不足に陥っていて、正社員で募集をかけても人が来ない会社も増えていますからね…。
帝国データバンクの2023年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い旅館ホテル業では75.5%と深刻な人手不足が続いています。
ネットやSNSを見てみても、
退職の件、伝える事はできた。
退職理由はオブラート包んで伝えたが察してくれず、止められたというか認めないと言われた。他のスタッフが店長職に相応しくなるまで辞めさせないと言われたが、他のスタッフは僕の姿を見ているので誰も店長になる気はないだろう。。。
はぁーこのまま辞められないのか。— 店長代理 (@zxBQ46xsDoMePAD) December 26, 2022
今日辞める言ったけど辞めさせないと言われた。改めて会社に近々辞めると言うつもりだけど、辞めさせてくれないだろうな…無駄で居なくなろうかな
— ちくわฅ՞•ﻌ•՞ฅワン (@7gpajtdmw) August 22, 2022
退職を願い出た。
引き留められている。
『辞めさせない』と言われた。
弁護士に話した。— ロゼ (@k3DPmgLLESptayL) September 1, 2021
面倒なことになった。
会社に辞めると伝えると資格保持者を採用できるまで辞めさせないと言われた。
困ったなぁ— かい (@gibson9119) February 25, 2021
昔働いていた職場で、次の仕事が決まらないと辞めさせないと言われた。結局、仕事が決まったと嘘をついて辞めた。
当時から理不尽だと思ったし、今でも理不尽だと思っている。— 低質誤焦点 (@teishitsu) June 12, 2020
こんな意見が散見されますね。
最近は本当にひどいブラック企業が多いですから、辞めさせないトラブルは多いようです。
上司に辞めさせないと言われた時の対処法!これで早く辞めよう
最近は本当に人手不足が深刻だからか、上司に辞めさせないと言われる人は多いようですね。
切るときは問答無用で切ろうとするクセに、虫がいいとしか言いようがありません。
上司に辞めさせないと言われた時の対処法を解説しますので、参考にしてください。
民法の規定では、二週間前に退職の意思を示せば良いとされているが…
上司に辞めさせないと言われたとは言っても、辞めさせないなんて権限は法的には会社には全くありません。
民法の規定では、2週間前に退職の意思を示せば良いとされています(民法627条)。
そもそも、我々には職業選択の自由が保障されています(日本国憲法 22条1項)。
仕事なんてただの労働契約に過ぎませんので、「辞めます」と言えばそれで済む話なんです。
まぁ最近は本当に人手不足で困っていて、新人も入ってこない、来てもすぐに辞めてしまうような会社も多いです。
あなたを強引に引き留めないとヤバい!という上司の気持ちもわかるのですが…。
だったら給料を上げたり、それ相応の扱いをしろよ!って話でしょう。
既に退職を言い出したということは、かなり不満が溜まっていると思いますので、さっさと辞めてもっと良い会社に転職してしまった方がいいと思います。
早く転職先を見つけ「転職先が決まったから辞める」と言う手も
既に上司に辞めたいと言い出したいうことは、会社にかなり不満が溜まっているということです。
そのまま留まってもいいことはありません。
しかし、なかなか強引に「辞めます!」と言えない人が多いのも事実でしょう。
ですが次の会社を早く見つけてしまえば「次の会社が見つかったので○日付けで辞めます」という風に言えます。
次の会社で働く日程が既に決まっているのであれば、会社としても引き留めづらいですからね。
逆に、次が決まらないうちに退職を言い出しても、上司に
- 次の会社は決まったのか!?
- 次が決まるまでは働いた方がいいぞ!
- 空白期間が空くと不利だぞ!
なんてことを言われて、強引に引き止められる可能性が高いです。
会社側はなんとかあなたを辞めさせないために、転職活動の時間さえ取れないほどの過大な業務量を押し付けてくることも考えられます。
まぁ実際、次の会社を決めてから辞めるのがスムーズです。
早めに次の会社を見つけ、動いておくと良いでしょう。
とりあえず転職サイトにでも登録して、求人を眺めてみるといいと思います。
私もそうですが、大抵の人は「会社を辞めたい」と考えたら、求人を眺めるところから始めますからね。
いい会社に行けるか?は求人がでるタイミング次第なので、登録だけはしておくべきです。
こちらの転職サイトは、自分の転職市場価値を診断してくれたり、リモートワークに特化していたりするので、「今の働き方でいいのかな…?」と考えたら気楽に登録してみるといいかもしれません。
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「辞めさせてください」ではなく「辞めます!〇月〇日で辞めます!」と言うべき
もしかしたら、上司に退職を言い出す時の言い方が弱かったのではないでしょうか?
「会社を辞めさせてください!」なんて言われても、この人手不足のご時世「ダメだ」と言って強引に引き止めてくる上司が多いです。
なので、もっと強気でいく必要があります。
はっきりと、
- もう会社辞めます!
- 〇月〇日までで会社を退職させていただきます!
- 転職が決まったから辞めます!
- もう〇日以降は別の会社で働いているので出社できません!
- それ以降は別の会社で働いてますので物理的に働けません!
このぐらい言いましょう。
「辞めさせてください」なんていうふうに、上司にお願いするような感じで言うからダメなんです。
一方的に「辞めます!」で良いんです。
もっと言えば退職願いではなく退職届を提出しましょう。
退職願いは「やめさせてください」というお願い通知ですが、退職届は「〇月〇日で辞めます」という一方的な通告です。
本来それで退職の意思を示せば、簡単に辞められるんです。
このぐらい強気にいかないと上司に「辞めさせない」と言われて、いつまでたっても転職なんてできません。
あまりに上司が辞めさせない場合、退職代行業者を使うという手も
最近はあなたのように、上司に辞めさせないと言われてしまう方も増えてきてもいるんですが…。
そういった方の場合、やはり自力ではなかなかやめられないケースも多いかもしれません。
あまり強く言えない性格の方も多いですし。
そういった方の為に、最近は退職代行業者というのも出現してきています。
あなたの代わりに退職の意思を伝えてくれるというビジネスで、3万円ぐらいの費用でできて即日退職も可能なようです。
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最近は本当に辞めさせないトラブルが増えてきていますからね。
こういった手段を使ってでも、さっさと会社を辞めて転職してしまうのもいいかもしれません。
最悪の場合、バックレても次の仕事なんていくらでも見つかるが…
やはり辞めさせないなんていうのは法的に違法です。
もう辞める覚悟は決まっているんであれば、労働基準監督署などに行けば結構動いてくれます。
ただ労基署ですと、辞めさせないという証拠を提示しないといけなかったりして結構面倒だったりするんですよね。
退職代行業者もお金もかかりますし。
あまりお勧めはしませんが、強引にバックれるという手もあります。
- もう何月何日で辞めます!
- それ以降出社しません!
と言って、それ以降は出社せずバックれるという手です。
バックレというか、もう退職の意思は伝えてある訳ですからね。
上司は退職を認めずにバックレだと勘違いするかもしれませんが、法的には退職を伝えているのだから問題ありません。
別に今は本当に仕事はたくさんあるので、バックレても仕事なんていくらでも見つかります。
私も以前、入社してから求人票に嘘が書いてあったことが発覚して揉めて、辞めさせてくれないのでバックれて辞めたことがあります。
その後でも普通に余裕で仕事見つかりましたけどね。
まあ正攻法で辞められるに越したことはないんですが、この人手不足のご時世、ブラック企業も増えてきていますので、本当に強引に引き止めようとする悪質な会社が多いんです。
最悪の場合バックレも辞さないぐらいの覚悟を持っていかないと、なかなか辞めさせてくれないかもしれません。
辞めさせない人手不足の会社は新人も定着せず、いつまでも辞められないので…
あなたのように、上司に辞めさせないと言われてしまう方も珍しくありませんが…。
そういった会社というのは、ほぼほぼブラック企業だと思います。
そういった会社ほど人手不足に陥っており新人も全く来ませんし、新人が来ても定着しない傾向にあります。
もしかしたら辞めさせないと言われた時に、
- 後任が来るまではいろ!
- 引き継ぎしてから辞めろ!
- 代わりの人間がいないのにやめるのか!?
こんなことを言われた方も多いかもしれませんが…。
ちゃんと新人が来て定着してくれれば辞められるかもしれませんが、そんなブラックな会社に新人なんてなかなか来ません。
来てもすぐ辞めちゃいますよ。
なので後任が来るまで待っていたら、一向に辞められません。
私も何回か転職していますが、そんな感じでダラダラ居残っていた方は何人も見てきました。
今は本当に仕事は多いので、強引にでも辞めてさっさと転職してしまいましょう。
転職先を見つけてしまえば、上司もそこまで強く引き止められないはずです。
⇒リモートワーク求人多数!新しい働き方を提案する転職サイト【LIBZ】
まとめ
やはり辞めさせないとは言いましても違法ですからね。
会社や上司にあなたの人生を拘束する権利などありません。
民法の規定では2週間で辞められるとされています。
日本国憲法でも職業選択の自由が保障されていますからね。
ただ会社のことを考えるのであれば1ヶ月前とか、できれば2ヶ月とか3ヶ月前に退職の意思を伝えたいところですが…。
ただそうは言っても辞めさせないということは、会社側に代わりの人間を用意するつもりがないと言うことですからね。
そんなのは会社側の怠慢に過ぎません。
まぁ今本当に仕事が多いので、早く転職先を見つけてしまいましょう。
そうすれば貴方の腹も座ると思いますし、「転職先が決まったので辞めます!」という風に強引に辞めることもできます。
仕事が多い今のうちに、動いておくと良いでしょう。