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- 今の会社がイヤ過ぎるからすぐやめたい!
- 今の会社以外に転職できればどこでもいい!
- とにかく即効で転職先を見つけたい!
とお考えの、どこでもいいからすぐに転職したいと考えている方のためのページです。
死ぬほどイヤなのであれば、もう秒速で辞めてしまうのもいいかもしれません。
しかし『あの会社良さそう!』と単にイメージだけで転職先を決めると、今の職場より酷い会社に入社してしまうこともあります。
この記事では、そういった軽はずみな転職のリスクと、具体的な対処法についてまとめてみました。
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Contents
イメージで転職先を決めるのは非常に危険
毎年、新卒学生に聞く『志望企業ランキング』のようなものが発表されていますが、あれほどイメージ先行のものはありません。
学生は世間知らずですからしょうがないですが…。
なんといっても、
- 高離職率
- 激務薄給
- 大型リストラがあった
- 何年も赤字決算が続いている
というようなマイナス要因が多い企業にも関わらず、『大企業だから』という理由だけでなんとなくイメージで選ばれているからです。
旅行業界大手の会社は毎年ランキングに名を連ねていますが、激務な割に給料は良くなく、離職率がかなり高いです。
あとは銀行もそうです。
世間体はいいでしょうが、過大なプレッシャーや過度のノルマ、熾烈な出世競争があります。
ほとんどの人間が途中で脱落していきます。
社会人の転職でもそんな低レベルなイメージ先行で転職先を決めてしまうと、当然ですが今の状況よりも悪くなる可能性が高いです。
「大企業だから」なんて理由で決めない

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大企業に入れれば世間体はいいでしょう。
しかし大企業だからといって待遇がいいわけでもありませんし、上場企業だから安定した経営をしているわけでもありません。
『なんでこんな会社が上場できてるんだ?』というような会社もかなりあります。
今は上場ゴールと言って、株を持っている創業者やベンチャーキャピタルが、
株のキャピタルゲイン目当てに上場をゴールにしてしまう現象が問題になっています。
たいていのサラリーマンは、転職先を探すときに
- 受ける会社の業績予想
- 決算書
- 業界の市場規模
- 業界内シェア
- 会社の将来性
こんなのなんて全く見ません。
見るのはイメージだけ!
これでは世間知らずの学生クンとなんら変わりはありません。
自分の人生がかかっているというのに…。
実は今の会社は、そこまで悪くはないかもしれない
新卒で入った会社でずっと勤めてきた…という方ですと、他の会社を知りません。
会社の良し悪しを決める物差しが自社しかありません。
つまり実体験を元に比較検討する材料が少ないのです。
そういう人ほど、毎年発表されるサラリーマンの平均年収やボーナスの支給額に一喜一憂する傾向にある気がします。
あれはあくまでも平均ですから、多くの人があれだけの額をもらっているわけではありません。
データは中央値という真ん中の値を見ないと、本質を見誤ります。
よく言われることですが、10人いて一人が年収一億円稼いでいたとして、他の9人は年収0円だったとしても、平均年収を出すと1000万円になります。
一部の高額所得者が平均を押し上げている可能性があります。
ちなみに会社員の平均給与は…

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ちなみに男性正社員の平均給与額は527万円とされています(国税庁 2013年分民間給与実態統計 より)。
女性も入れると下がるので、サラリーマン全体では414万円とされています。
非正規雇用は当然ながら入っていません。
しかし年収別の分布でみると、300万円~400万円未満の人が最多です。
平均よりも実態に近い中央値で見ると、300万円代に落ち着くのではないでしょうか。
年収300万円代であったとしても、
- 残業はほとんどない
- 有給は割と自由に使える
- 人間関係は天国
- 休みはキッチリ取れる
という職場であれば、なかなかいい会社といえるかもしれません。
年収600万円あっても、月に休みは数日しかなく有給は全然使えない……なんて人はたくさんいます。
友人の早稲田卒は年収700万円以上ありますが、週6で1日16時間以上働かされています…。
これでは何のために生きているのかわかりません。
年収が低くても時間さえあれば、バレないように副業できますからね。
他の会社に勤めている人に実態を聞いてみよう
今はインターネットで簡単に情報を集められますから、どこかの企業の内部者が毎日の生活の日記をブログに書いている、というのもザラです。
さすがに企業名をさらしてまでやっている人はほとんどいないですが、業界レベルであれば『IT業界で働く○○の日記』のような日記をつけている人はたくさんいます。
そういう人に『○○業界に興味あるんですが、実際に働いていてどうですか?』とブログにコメントをつけてみれば、割と簡単に教えてくれるでしょう。
悪い情報であれば、愚痴りたいという欲求がありますから結構ベラベラ喋ってくれます。
私も色々な業界、会社について情報を常に集めていますが、どこでも必ず理不尽なことがあります。
サラリーマンなのですから、当然ですが。
会社が給料や社会保障をしてくれる代わりに人生を捧げるのがサラリーマンなのです。
とはいえ、マシな会社というのもあります。良いのではなくマシです。
重大な決断を下す際には、とにかく情報を集められるだけ集めるべきです。
情報を集めもせずに、あえてムリに判断を下そうとすると迷いや心のモヤモヤが生じます。
そういった精神状態で起こした行動は、正直あまりいい結果にはなりません。
転職は人生の岐路。情報を集めてよく考えよう

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人生は道に例えられますが、間違った袋小路に迷い込まないように、よく情報を集めて本当にその道に進むべきなのか冷静に判断しましょう。
貧すれば鈍するといいますが、次の転職先も決めず勢いで会社を辞めてしまい、いよいよ生活費も底をつき始めると『どこでもいいからとにかく働かないと!』となってしまいます。
そうなると当然以前の職場よりも劣悪な職場に入ってしまう可能性が高くなります。
ほとんど運否天賦で自分の人生を決めてしまうことになります。
十分に余裕を持って、冷静に判断を下せる状態で、情報を集めて考えましょう。
それが一番いい方法です。
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まとめ
やはりあまり考えず、適当に転職先を決めてしまう方と言うのも実際多い傾向にあります。
新卒の就職活動でも、あまり会社のことを調べずに決める人が多いですからね…。
特に今なんかは有効求人倍率も高いですし、仕事はかなり見つかりやすいです。
仕事探しの難易度が下がってきているため、適当に受けた会社でも決まってしまいやすいのですが…。
一生働くかもしれない会社を適当に決めてしまうのは、やはりあまり良くないと言わざるを得ません。
まぁ今ならば仕事は多いので、比較的労働環境の良い会社なども見つけやすい傾向にあります。
できるだけ長く働ける良い会社に行きたいのであれば、今のうちに動いておいたほうが良いでしょう。