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- 手取りが年々減っていく!
- 多少給料が上がっても意味がない!
- 貧乏人の僅かな稼ぎから取りすぎだろ…
最近は税金や社会保険料も上がっていますから、そういった方も珍しくはないかもしれません。
最近はインフレや値上げで給料が上がる会社も増えているかもしれませんが…。
少しばかり給料が上がったところで、源泉徴収される税金や社会保険料が年々上がっているのですから、意味がありません。
給料の上昇に、負担の増加が追いついていないのです。
ですがそんな状態では、将来に明るい見通しを持つこともなかなか難しいかもしれませんね…。
一体どうしたらいいのでしょうか?
Contents
最近は税金や社会保険料も増加!
残念ですが最近は年々税金や社会保険料が値上がりしており、手取りが減って行ってる人が増えています。
例えば年収500万正社員で妻が専業主婦、子供なして東京暮らしの方ですと、2012年には手取りが約384万円だったのが、2018年には約378万円に減少しています。
我が国は累進課税ですから、年収が上がるほど手取りの減少幅は年々増えていますね…。
というか年収500万でも税や社会保険料だけで年間100万円以上、4分の一近く取られてるってやってられないですね。
年間三ヶ月くらいは、税金や社会保険料のためだけに働いているんではないでしょうか?
今の高齢者が若者だった頃は、税金も社会保険料ももっと安かったですからね。
年金の支払いも安くて、大幅な黒字が見込めましたし。
「今の若者は何に金使ってんだ!」とか言われる傾向にありますが、「税金と社会保険料だよ!」って言い返してやりたいくらいです。
極力無駄な出費は削る!無駄遣いは禁止!
手取りが年々下がっているのですから、一番は節約して対応するのがセオリーです。
極力無駄な出費は削り、無駄遣いはやめるようにしましょう。
まぁ日本経済は更に冷え込みますし、GDPも下がるかもしれませんが…。
そんなことはあなたの知ったことではありません。
もっと節約を心がけて、無駄な出費を削るようにしましょう。
- 極力安い賃貸物件に引っ越す
- スマホは格安simに変える
- 外食は辞めて自炊にする
- 車は持たないか、軽自動車で済ます
- 交際費は極力かけない
などなど、色々な生活防衛策はあります。
手取りが減っていく中で無駄遣いしてたら、お金がなくなってしまいますからね。
それでお金がなくなったら、「自己責任だ!」と叩かれます。
自衛の手段のためにも、無駄なお金は使わないようにしましょう。
残業をして収入を増やすのも手
手取りが減っていく方ですと、給料もあまり増えて行っていないのかもしれません。
というか少しばかり給料が上がったところで、税金や社会保険料の値上げに追いつかないのが現状ですが…。
もっと収入を増やしたいのであれば、残業をして残業代を稼ぐというのも手段の一つです。
残業代がちゃんと出る会社であれば、残業代を稼ぐことができますからね。
最近はそういった「生活残業」が問題になってますが、企業が満足な給料払わないんだから仕方ないでしょう…。
まぁ最近は無駄な残業はなくしていく方向で社会が進んでいますから、なかなか難しいかもしれませんが…。
- 相応の理由がないと残業できない
- ○時以降の残業は一切禁止
- 残業代は月○○時間までしか出ない!
最近はこんな感じの企業も増えています。
まぁあくまでもできる環境にいる人は…という感じですね。
多くの企業は未だに副業も禁止してるので、こうでもしないと手取りが増やせません。
今のうちに給料の高い会社に転職も手段の一つ!

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手取りが減っていくことに悩むのは、もともと給料が低めの会社に勤めているからかもしれません。
そもそもの総支給額が低くては、手取りも大した金額にはなりませんからね…。
累進課税で金持ちほど税金を取られるとは言っても、少ない金額から取られるほうが生活は苦しいのです。
ですが幸い、今は有効求人倍率も高く仕事はかなり見つかりやすくなってきています。
今のうちにもっと給料が高く、高い水準の手取りが貰える会社に転職してしまうのも手段の一つですね。
これから手取りが減ることはあっても、増えることはないでしょうし。
その割に歳をとったほうが親が要介護になったり死んだりして出費が増えますし、自分の老後の心配も出てきます。
今のうちにもっと手取りでお金を稼いでおかないと行けないんですね。
今なら失業率も低く求職者自体が減ってるので、いい会社に行きたいなら今がチャンスです。
とりあえず転職サイトにでも登録して、求人を眺めてみるといいと思います。
私もそうですが、大抵の人は「会社を辞めたい」と考えたら、求人を眺めるところから始めますからね。
いい会社に行けるか?は求人がでるタイミング次第なので、登録だけはしておくべきです。
こちらの転職サイトなら、転職決定数No.1で質の高い企業の求人が多い傾向にありますので、「ホワイト企業に転職したい!」と考えたら登録してみるといいかもしれません。
条件の良い会社からのスカウトを待つ姿勢でも転職活動を始められるので、気楽な一歩を踏み出してみるといいと思います。
あとは、給料の良いホワイト企業を探すなら非公開求人をたくさん扱ってる転職エージェントがお勧めですね。
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副業で収入の上積みを図るのも手段の一つだが…
或いは、副業で収入の上積みを図り、手取りを増やすのも手段の一つです。
今の会社で月1万給料を上げるのはかなり大変ですが、副業で月1万稼ぐのはそれほど難しいことではありません。
手取りの金額を増やしたいなら、副業でもするのが一番手っ取り早いんですね。
まぁ多くの会社では、まだまだ副業が禁止されていますが…。
ただ少額の副業ならちゃんと確定申告すれば副業もバレにくいですし、バレても「ビットコインで儲かった」とかなんとか適当なこと言っとけばなんとかなると思います。
投資などの資産運用は、副業ではありませんからね。
週末バイトなどの給与所得は副業バレもしやすいですが、ネット収入などは雑所得になるので、バレにくいです。
手取りが少なくて悩んでるなら、いっそ副業に取り組むのもいいかもしれません。
社会保険料を減らすには、4~6月の給料を抑える
手取りを増やしたいなら、税金もありますが社会保険料の負担を減らすことです。
社会保険料というのは、「標準報酬月額」というもので保険料が決まります。
これは単に前年の所得の月平均で決まるわけではありません。
4月~6月の三ヶ月間の給料の平均で決まるのです。
なので社会保険料を減らしたいのであれば、4月~6月はあまり残業をせずに、給料を低く抑えましょう。
そうすれば年間トータルでは負担が減って、手取りは少しは上がると思います。
…まぁその分三ヶ月間の残業代は減ることになりますから、年収ベースで見たら減る可能性は高いですが…。
まぁこれについてはできたらやる感じですかね。
4月に持ち越しそうな仕事があるなら3月に頑張ってやったほうがいいですし、6月で7月に延ばせそうな仕事があるなら後回しにした方がいいかもしれませんし。
そういった技もあります。
控除を増やして、税金を減らす手も
あとは、控除を増やして税金を減らすのも手段の一つです。
具体的には、
- 生命保険をかける
- 確定拠出年金をかける
- 年金の未払い分を支払う
- ふるさと納税する
- 結婚して子供を作る
- 親や兄弟を扶養に入れる
などなど。
確定拠出年金、国民年金の未納分支払いなどは全額所得控除できます。
あとは結婚して子供をつくったり、家族を扶養に入れれば扶養控除や配偶者控除なども利用できます。
これらの控除を利用することで課税所得から金額を差し引けますので、税金を減らすことができるのです。
遠くに住んでいる親などでも、仕送りを一定額送ってたりすれば扶養実績があるとみなされ、扶養控除の対象になる可能性があります。
まぁあんまりお金がかかるものですと、あまり意味はありませんが…。
使える物は使っていくといいでしょう。
これから更に負担は増える可能性が…
残念ですが、これから更に負担が増えることはあっても、減ることはなかなか無いでしょうね…。
人口動態的にこれから更に高齢化が進んでいくことは確定ですし。
少子化も酷く、2017年には94万人しか赤ちゃんが産まれませんでしたからね…。
ちなみに2017年の死亡者数は134万人なので、約40万人も減ってしまいました…。
社会を支える現役世代が減っている割に、負担となる高齢者は激増してますからね。
恐ろしいことに、2040年には三人に一人以上が高齢者というディストピア社会が訪れるという試算があります。
試算では、「2040年には、税金や社会保険料の負担は7割くらいいくのではないか?」なんて恐ろしいことが言われていますし…。
その前に財政破綻したり、ハイパーインフレが起こる可能性もありますが…。
できるだけまだ負担が少ないうちに収入を上げて稼ぎ、節約して金を貯めこんだほうがいいかもしれません。
ただそういう人が増えると保有金融資産にも課税してくる可能性があるので、国内以外にも海外資産なども保有して、リスクヘッジしていったほうがいいかもしれませんが…。
残念ですがこの国の未来は暗いと思いますね…。
まとめ
手取りが減っているのはあなただけではありません。
少し給料が上がったくらいでは、税金や社会保険料が上がってきてるのであまり変わらないかむしろ減ってるんです。
特に厚生年金や健康保険料がでかいですね…。
病院をサロン代わりにして、用もなく病院に通う高齢者達には激しい憤りを感じますが…。
ですがもうこんなのは言っても仕方ないので、自助努力でなんとかしてくしかないと思いますね…。
幸い少子高齢化で仕事はたくさんあるので、今のうちにもっといい会社に行くのもいいかもしれません。
特に福利厚生が充実してる会社なら退職金たくさんかけてくれたり、格安で社宅が使えたりします。
そういった部分は手取り以外の部分なので、実質生活は豊かになると思います。
できるだけそういった福利厚生が充実した会社に転職して、生き残りを図っていった方が賢いかもしれません。