
pixel2013 / Pixabay
- 定時になると、上司が勝手にタイムカード押してしまう!
- 残業たくさんしてるのに、定時で帰ったことにされてる!
- 当然残業代なんて出ない!
とお悩みの、定時になると、上司が勝手にあなたのタイムカード押してしまう会社に勤めている方のためのページです。
特に最近は残業代を払わない会社が増えていますから、あなたのような方も珍しくはないと思います。
タイムカードを改ざんしておけば、労働基準監督署の監査儀礼があった時の、ごまかしやすいですからね…。
最近は企業の社会保険料負担や人件費負担が上がっているため、サービス残業をさせてケチろうとする悪質な企業が急増しているのです。
ですが、こんな状態で働いていると、サービス残業満載で稼げなくてきついかもしれません。
この記事では、タイムカードを勝手に押されてしまう時の対処法について解説します。
⇒あなたの転職市場価値や向いてる仕事は?無料のコンピテンシー診断なら【ミイダス】
罰則がほぼないので、無法地帯に
残念ですが、タイムカードを勝手に押して、労働時間を改ざんしたとしても、企業側に罰則はほとんどありません。
一同労働基準法では、働いた分の給料を支払わなかった場合の罰則が定められてはいますが。
なんと、30万円以下の罰金で済んでしまうのです。
これでは、現状やり得になってしまっているのも頷けます。
企業側は、こう考えているでしょう。
- 「罰則なんてほぼないんだから、タイムカードを勝手に押したほうが得だ!」
- 「労働基準監督署なんて、どうせ何もしやしないんだから!」
- 「従業員なんて、適当にごまかしておけば大丈夫!」
こんなふうに考えているに決まっています。
残業時間の記録をメモしておく

StartupStockPhotos / Pixabay
証拠としては弱いですが、出勤時間と退勤時間をメモしておくというのも手段の1つです。
何もやらないよりは、一応労働時間の記録になるでしょう。
ただこれも、労働基準監督署の担当者によっては、あまり効果がないと言われたりするんですよね…。
- 「メモでは証拠になりません」
- 「タイムカードと給料明細の辻褄が合っているなら、それ以上言えません」
- 「もっと他に証拠は無いんですか?」
等々。
やらないよりはマシですが、もっと確実性の高い証拠を用意したほうがいいと思います。
残業時間をGPSで記録するアプリを使うのも手
確実性の高い証拠を残したいのであれば、これがいいと思います。
弁護士が監修して開発したアプリです。
スマホにこのアプリを入れれば、GPSで、あなたの勤務時間を証拠として記録することができます。
GPSで、会社に行った時間を正確に測ることができるんです。
記録は外部のサーバ上に残っていますから、これ以上ない証拠になります。
「そんなところまでやらないといけないのかよ」と思うかもしれませんが…。
残念ですが、我が国は労働者の権利などあってないようなものです。
だいたい、会社側もタイムカードを勝手に押して、労働基準監督署のガサ入れ対策をしていますし。
労働者が自分の身を守るには、残念ですがこのぐらいはしないといけないんです。
タイムカードを勝手に押されてしまうクソ会社からはさっさと脱出するべき!
そもそも、そんなクソな会社にこれからずっと働き続けていくことができますか?
タイムカードを勝手に押してしまうと言うのは、会社側は「従業員に残業代など支払いたくない!」と考えているということです。
そんな従業員を大切にしない会社というのは、他にも様々な悪い待遇があるはずです。
最近は、労働人口が減少してきたこともあり、仕事などいくらでもあります。
他に行ける今のうちに、転職してしまうというのも手段の1つです。
ハローワークに相談してもアテにはならない
もしかしたらあなたは、その会社に入ってまだ日が浅いのかもしれません。
そして、そういったような会社というのは、ハローワークで紹介された仕事が多いんですよ。
だからこそ、「ハローワークでなんて絶対仕事探さない!」なんて言う人もいるくらいですから。
タイムカードを上司が勝手に押してしまうようなブラック企業に入ってしまった場合、ハローワークに文句を言う人もいるのですが…。
残念ですが、ハローワークなんてろくにアテになりません。
- 「今時、そのぐらいどこの会社もやってる!」
- 「今はどこの会社も、サービス残業ぐらいはありますよ」
- 「残業代を払っていたら会社が潰れてしまいますよ」
などなど。
労働者の味方になるのではなく、会社側の方を持つ担当者も多いのが現状です。
まぁあの人たち、ほとんど非正規雇用の臨時職員ですからね…。
時間の無駄なので、期待しないほうがいいでしょう。
労働基準監督署に相談する
あるいは、上で述べたような証拠を持っていって、労働基準監督署に相談しましょう。
証拠があれば、労働基準監督署も動きやすいですからね。
ただ、
- 「会社を辞める覚悟があるのであれば、調査に入りますが」
- 「匿名だと厳しいですね」
- 「会社に行きづらくなると思いますがいいですか?」
などなど。
都合よく動いてくれないのが現状なようです。
もっと労働基準監督署が軽やかに動いてくれれば、ブラック企業なんてなくなると思うんですけどね…。
人員が少ないみたいですから、仕方ないのかもしれません。
個人加盟の労働組合に相談するのも手
あるいは、あなたひとりで頑張っても限界があるかもしれません。
でしたら、労働組合に相談するというのも手段の1つです。
ただ、あなたの会社にある労働組合は、あまりアテにならないかもしれませんね…。
会社とべったりで、ほぼ会社の1部署と化している労働組合が多いからです。
なかには、パワハラをしている上司が、その会社の労働組合の会長をやっていたりするみたいですから、全く意味がありません。
- 「労働組合なんて入りたくない!」
- 「労働組合費なんて払いたくない!」
みたいに言う人が増えているみたいですが、そうなってもおかしくはないですよね。
できたら、最近は個人でも加盟できる労働組合が増えてきています。
こちらの団体は、たまに労働関係のニュースに出てくるくらいには精力的に活動しているようです。
まとめ
タイムカードを、上司が勝手に押してしまうというのは、これは違法行為です。
労働基準法では、ちゃんと働いた分のお給料がもらえるようにされていますからね。
ですが、企業側の罰則が緩かったり、労働基準監督官の人員が少なかったりして、現状やり得になっているのが現状です。
しかしそういった質の低い会社は、勤め続けてもあまりいいことはないでしょう。
幸い、最近は仕事などいくらでもあるのですから、どこかの会社に移ってしまったほうがいいと思います。
会社を変えるよりも、勤め先の会社を変えてしまったほうが遥かに手っ取り早いのです。