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- 心療内科に行ったらうつ病だと診断された…
- 休職しろと言われたが会社に言い出せない…
- クビになったらどうしよう…
とお悩みの、うつ病と診断され診断書をもらったものの、会社に言い出せない方のためのページです。
最近は精神疾患の労災件数も右肩上がりで急増しているため、あなたのような方は珍しくないと思います。
休みたいのはやまやまでしょうが、一度休職してしまうと復職するのが気まずいでしょうからね…。
特にうつ病となると、会社の風当たりもきついので、隠したいと思うのも分かります。
中にはうつ病なんてなるとリストラされるような会社もあるようですし…。
ですが、既に診断されてしまっている以上無理は禁物です。
なんとか会社に言い出すためのポイントを解説します。
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しっかり自分の病気と向き合う
そもそも既にうつ病と診断されているわけです。
診断書を貰ったということは、医者に「休職してください」って言われたようなものです。
だとしたら、もうあなたのうつはそこまで軽いものではないということです。
休職しなくてはならないほどということは、そういうことです。
もっと自分の病気と、ちゃんと向き合った方がいいのかもしれません。
もしかしたら貴方は心のどこかで、
- 「うつ病なんて恥ずかしい」
- 「うつ病なんて甘えた人間がかかる病気だ」
- 「うつ病なんて怠け病だ」
なんて見下している部分があるのかもしれません。
まだ自分がうつ病だということを、認められていないんだと思います。
世の中にはいろいろな問題がありますが、しっかり腰を据えて向き合って、解決のために動けば解決可能だとは思います。
時間はかかるかもしれませんが。
ですが、本人がそれを認めなかったら対策もとらない傾向にあります。
まずは自分を鬱病だと認めて、自分の病気と向き合うことです。
損切りの考えを持って諦める
あなたの人生には、もっと損切りの考えを取り込んだほうがいいかもしれません。
これは投資をやっている人にとってはメジャーな考え方です。
あなたは今精神的に参っていて、どちらかというと負けが込んでいる状態かもしれません。
そういった時にどうすべきかというと、損失を最小限にするように動くことです。
例えばできるだけ早く会社に休職を言い出して、損失を最小限に抑えるとか。
あなたは休職を言い出さないことで、「自分さえ我慢すれば丸く収まる」とか考えているかもしれませんが、それはこのまま悪化しなかった場合の話です。
休職して治療に専念しなかったら、悪化する可能性が高いかもしれません。
そうしたら仕事でもミスが増えるでしょうし、最悪職場で倒れてしまうかもしれません。
そうなると、今よりも更に周りの人間に迷惑をかけてしまいます。
そうであればさっさと休職して、できるだけ早く治療に専念したほうが、リカバリもその分早くできます。
今日より若い日はないんですから、できるだけ若ければいくらでもやり直しはできます。
上司に「話があるんですが」とだけ言う
言い出せないと言うか、最初の第一声だけ決めておけば言い出せると思います。
上司に最初になんて言えばいいか、これは簡単です。
それは「ちょっとお話があるんですが」これでいいです。
そうすれば、向こうもある程度察すると思います。
多分その日、仕事が終わった後に上司と2人で会議室で話し合う。みたいなことになると思います。
そこまでいけばあなたも腹が据わるでしょうから、自然と言い出せると思います。
なのでとにかく、「ちょっと話があるんですが」と、上司に言うことだけを考えてください。
そうすればその一言がトリガーになって自然と休職も言い出せると思います。
これは、会社を辞めると言い出すときも使えます。
⇒仕事を辞めたいけど言い出せない!自然に切り出す7つのポイント
とにかくトリガーとなる第一声を決めて、何も考えず行動できるようにしてください。
一言言えばいいだけなのですから、いけるはずです。
上司は部下の隠し事を嫌うので、言ったほうがいいかも
あなたはもしかして、「会社の迷惑を考えると言い出せない」と思っているのかもしれません。
- 「自分がいなくなったら会社に迷惑がかかる」
- 「同僚に迷惑がかかる」
とか。
ですが何かあった場合、隠すことを上司や会社の人間は一番嫌います。
大抵こういうのは後々、大事になってからバレますし、その方がより酷い迷惑を被ることになります。
我慢してそのうち治るのであれば、言わずにおくのもいいかもしれませんが…。
そのままの生活を続けていたら悪化していく可能性が高いのであれば、できるだけ早めに打ち明けたほうが損失は少なくて済みます。
薬の副作用があった場合、社内の人に言っておかないと対応できないことも
あなたはもう、心療内科で薬をもらって飲んでいるのかもしれません。
ですが、精神疾患系の薬は副作用がある場合が多く、仕事中に不調を訴える可能性もあります。
- 急に汗が止まらなくなる
- 薬が切れたら急激に落ち込む
- 急激な吐き気に襲われる
などなど。
家にいる時に、あなた一人で苦しむのであればまだいいですが、会社にいる時だったら同僚に迷惑がかかる可能性があります。
薬の飲み合わせが悪いと、倒れてしまったりする可能性も考えられます。
会社の人間が知らない場合、いきなり貴方が倒れても、何故倒れたのかわかりません。
それを知っている人が、意識を失っているわけですから。
救急隊が来たとしても、対応が遅れてしまうことも考えられます。
打ち明ければ周りの人たちの協力も得られる可能性があるわけですから、早めに言っておいた方がいいかもしれません。
迷惑とかは考えなくていいので、言うべき
「人手不足だから同僚に迷惑がかかる」なんて考えている人も多いかもしれません。
責任感が強い人のほうが精神を病みやすいですからね。
ですが、仕事よりあなたの体の方が大事です。
特にブラック企業ですと、過労死するまで従業員を使い潰したりもします。
それに何より、代わりがいないということは会社の責任です。
会社のマネジメントの問題であり、貴方が気にする問題ではありません。
⇒【代わりがいない】ギリギリの人数の職場はすぐ辞めるべき8の理由
まとめ
もう医者に診断されたということは、ドクターストップがかかったということです。
大人しく会社に伝えましょう。
そして「休職します」と宣言しましょう。
今の会社でのキャリアなども考えていたかもしれませんが、そういったものは一旦保留にしておきましょう。
健康な心身があればいくらでもやり直せますが、特に精神系の病は本当に死にかねないので、きわめて危険です。
いくらバリバリ活躍していても年収が高くても、死んだら終わりですからね…。
まぁ人生浮き沈みがあるのは当たり前ですから、落ち込んだ時にいかに損失を最小限にするか?が重要です。
幸い最近は生産年齢人口の減少によって、昔に比べて中高年人材などでも、何かしら仕事は見つかりやすい傾向にあります。
生きていればなんとかなりますので、できるだけ早めに打ち明けた方がいいでしょう。