- 職場に他責思考が蔓延している!
- みんな会社のせい上司のせいって…
- 少しは当事者意識を持ってほしい!
そんな悩みをお持ちの方は今のご時世少なくありません。
日本は30年間、給料が上がらないデフレ経済が続き過ぎました。
そのため成果を出しても給料が上がらず、「頑張っても無駄!」みたいな学習性無力感の状態に陥っている人が多いです。
一時期流行った自己責任論なんて受け入れても泣き寝入りにしかならないため、「国が悪い社会が悪い!」と他責志向に陥る人が増えているのです。
まあ実際のところ、そういった面もかなり大きいと思いますので、否定はできませんが…。
しかしこれが仕事となると、「会社が悪い上司が悪い!」なんて言っていては、改善することもなく衰退して行くのみです。
他責志向が蔓延する職場の特徴と対処法について解説しますので、参考にしてください。
⇒あなたの転職市場価値や向いてる仕事は?無料のコンピテンシー診断なら【ミイダス】
他責思考が蔓延する職場で働いている人は少なくない
最近はあなたのように、他責志向が蔓延する職場で働いている人は少なくありません。
ネットやSNSを見てみても、
なんの働きかけもせず他部署の非難をし始めたら組織として末期、、
他責思考が蔓延している証拠
こうなるとそれぞれの部署が他人事
一枚岩ではなくなる
自分の仕事はこれ、ちゃんとやってる、、これでは良くならない
トップの判断、リーダーシップ、ほんとこれ大切知らんけどな
— ごんです!しらんけどなくろひょうおじさん (@aitoyuukitokib1) October 14, 2020
私は私で忙しいのに、あいつ空気読まずに自分の仕事振ってこようとするし あと他責思考が過ぎるんだよな、前から感じてたけど
— 穂架 (@KmHibiscus) February 27, 2024
他責思考が上司だとホント終わってる職場になるよね!
前の上司も今日ヘルプで行った施設の管理者も自分の責任の仕事をミスは全部人のせい…
ゲームの野良も同じだだからねw面と向かってガツンって言ったからまぁ悪口でないけどね!
人のミスをバカの一言で片付けるって小学校出たのかな??— 澤長老 (@sa902odysawa) February 20, 2024
最近、上司の気分屋ぶりとか他責思考がひどくて、仕事がつらくてつらくて…。前からこういう人だとよくわかってるし割り切っていけばいいのかもしれないけど、やっぱり顔色伺ってしまってすごくストレスです😥
— もんちゃん (@imEyEgN7WT49807) February 8, 2024
仕事できない人イライラで草
他責思考がすごいね— そんなに怖いか?はん時代が🫣 (@ziyuuseinan) January 23, 2024
こんな意見が散見されますね。
一時期は何でもかんでも自己責任と言って相手を叩く風潮がありましたが、最近は安易な自己責任論はむしろ叩かれることも多くなってきました。
自己責任論にうんざりして、他責志向になってしまった人も少なくないでしょう。
他責思考が蔓延する職場の特徴!こんな職場はみんな誰かのせいばかり!
私も色々な会社を経験してきましたが、他責志向が蔓延する職場と言うのは結構多いです。
例外なくブラック企業で、社員は諦めているような人が多かったですね…。
他責志向が蔓延する職場の特徴を解説しますので、参考にしてください。
頑張っても報われない
他責志向が蔓延する職場というのは、頑張っても報われない事が多いです。
他責志向なんて言うと、本人の性格のせいにされることが多いですが、環境の問題も大きいと思います。
「やる気なかった」「合わなかった」はこの年になると、当人ではなく会社にも原因があるんだよなあって思う。転職組は、特に最初は新天地で頑張る意欲があったはず。転職は大変だし😂
— さとえり/ムドウデザイン Designer (@eri3100) November 29, 2019
いくら頑張って成果を出しても給料に反映されず、仕事が増えるだけなんてなったら、やる気を出せという方が難しいでしょう。
結果的に「上司が悪い会社が悪い!」と拗ねてしまい、他責志向が蔓延してしまいます。
「嫌なら辞めろ!」なんてことを言う人もいますが、他に行ける若い人であれば別ですが、ある程度以上の年齢になったら転職が難しくなってきますからね。
そのまま他責志向を持ち続け、ダラダラと働いて老害化してしまう人が多いのです。
ミスをすると評価を下げられるため非を認めるわけにはいかない
他責志向が蔓延する職場の特徴として、ミスをすると評価を下げられる事も挙げられます。
特に大企業などに多く見られるケースで、評価が減点主義で「いかにミスをしないか」が評価基準になっている企業が多いです。
日本の組織の評価は、減点主義。
だから、他責思考の人は、自分の減点を他人に押し付けることで自分の減点を回避するので、出世しやすくなる。
ちなみに、自分の経験では、他責おじさんよりも他責おばさんの方が、圧倒的に他責である。 https://t.co/elEek2JndR— ゼロ@アンチ綺麗事 (@00_Z_E_R_O_00) October 14, 2020
そういった職場ですと、ミスを認めてしまうと評価を下げられ、ボーナスの査定も下がってしまいます。
そんな職場で自分の非を認めてしまうと評価が下げられてしまうので、誰かに責任をなすりつけて、他責志向でいたほうが得をするのです。
こういった評価基準を設けている会社の責任なので、この場合は他責志向は正しいと言えるでしょう。
一平社員が抵抗したところでどうにもなりませんので、会社の上層部が会社の空気を変えるために動いていく必要があるのですが…。
日本は第二次世界大戦の頃から「現場は有能だが上は無能」と言われていますし、今もそれは変わっていません。
ちょっとしたことでトラブルが起こる
他責志向が蔓延している職場というのは、ちょっとしたことでトラブルが起きます。
自分の非を認めないケースが多いので、
- これはあの人が悪い!
- いやいやお前の方が悪い!
と喧嘩になってしまいます。
結果的に罪のなすり付け合いが起こってしまうのです。
他責思考
責任転嫁
嗚呼怖ひ— Ars (@Ars_wimper_qp) March 12, 2024
そもそも自己責任で頑張れば評価されるような職場であれば、こんな事はあまり起こらないのですが…。
減点主義の評価方法の会社ほど、他人に罪をなすり付けた方が得をする仕組みになってしまいます。
結果的に罪のなすりつけあいで言い争いになり、些細な事でトラブルが起きます。
こんな会社で長く働きたいと思う人は少なく、離職率も高い傾向にあります。
離職率が高い
他責志向が蔓延する職場というのは、離職率が高いです。
上で述べたように自己責任で頑張るよりも、他人に責任をなすり付けた方が得をする仕組みになっている職場であることが多いです。
そんな職場で長く働きたいと思う人は少ないため、若い人ほど「ここはだめだな」と考えて、ほかの職場に転職して行ってしまいます。
「頑張っても報われないな」と感じたら若手は転職の可能性を考え始める。「報われる」の内容は給与だけじゃない。他社への提案が採用されるとか、自分の仕事を見た他社から新しい依頼が来るとか。釣人は小さくとも1匹でも釣れればなかなか釣り場を去らない。
— Sorano Miyauchi (@soraketta) February 4, 2022
今は若ければ仕事などいくらでもあるため、選び放題です。
結局残るのは転職が難しい中高年だけになり、新人が入ってきても他責志向で「お前が悪い!自己責任!」なんて言って退職に追い込んでしまいます。
他責思考が蔓延する職場にいる時の対処法はこれだ!
他責思考が蔓延している職場の特徴について解説してきました。
一時期は日本全体で自己責任論が流行りましたが、その後も日本は衰退を続け、何一ついい事がありませんでした。
結局「国や社会が悪いんだ」ということで、他責志向に陥っている人も増えてきていると思います。
他責志向が蔓延する職場にいる時の対処法について解説しますので、参考にしてください。
自己責任!と言って他責思考に対抗する
他責思考が蔓延している職場での対処法として、「自己責任!」と言って他責志向に対抗するということも挙げられます。
昔のように何でもかんでも自己責任というのは間違っているとは思いますが、何でもかんでも他責志向にして自らの責任を放棄するのも違うと思います。
あまりに他責志向な人であれば、もう少し自己責任を身につけてもらったほうがバランスが取れると思います。
自己責任と他責思考のバランスは上手くやらないと破滅する理論
— 怠惰のシセル (@siseru_street) December 2, 2023
このぐらい言ってしまってもいいかもしれません。
しかし最近はむしろ、安易に「自己責任!」なんて言うと叩かれる風潮もありますからね…。
ここ20年くらいで自己責任という言葉のイメージが大分悪くなりましたので、言い方には気をつけた方がいいでしょう。
自己責任と言って弱者を叩くひどい人たちのせいで、弱者を叩くための都合のいい言葉みたいになっていますからね…。
頑張っても報われない環境なら会議で話し合う
他責思考が蔓延している職場というのは、やはり頑張っても報われない環境であることが多いです。
いくら成果を出しても給料に反映されず、仕事が増えるだけであれば、やるだけ損です。
この仕事はいくら頑張っても給料は増えないので、サボったほうがいいです。
— まさ (@masanagi_pso) March 12, 2024
仕事ってどんなに頑張っても給料変わらないからサボった方が得なんじゃないか?
— 翠蝶のNutsん (@nuts_natsumi) March 11, 2024
その場合は本当に会社が悪いので、他責志向はまさしく合っていると思います。
しかしそんなひどい環境を放置していると、他に行ける若い有能な人からどんどん辞めていってしまいます。
なので頑張っても報われない環境であれば、会議で話し合ったほうが良いでしょう。
他責志向に陥る会社というのは、大抵は減点主義でミスを犯さず、他人に責任をなすり付けた方が得をする仕組みになっていることが多いです。
他責志向になることにインセンティブが働いてしまうのです。
それよりはミスをしても、チャレンジした人が評価されるような評価基準になるように、社内で話し合っていくしかないでしょう。
上司に相談してみる
他責志向が蔓延している職場にいるのであれば、上司に相談してみるのも手段の一つです。
あなた一人で頑張ったところでどうにもならないでしょうし、そもそも環境に問題があるのであれば、一平社員が頑張ったところでどうにもなりません。
特に他責志向バリバリな人が1人や2人であれば、その人をほかの部署に左遷したりすることで解決する可能性もあります。
そんな人は放置していたら、ほかの社員も他責志向に染まってしまいますからね。
ほかの部署に異動させれば、また一から仕事を覚えなくてはいけませんので、他責志向で拗ねているわけにもいかなくなります。
早めに転職を検討する
あまりに他責志向が蔓延している職場で消耗しているのであれば、早めに転職を検討するのも手段の一つです。
他責志向で環境に不満ばかり言っている人が多い職場であれば、この先やっていけるとは思えません。
時代の変化スピードもどんどん速くなってきていますし、社会の変化についていかなければ会社も立ち行かなくなってしまうでしょう。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて正社員の仕事も多い傾向にあります。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
一日でも若い方が良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。
⇒あなたの転職市場価値や向いてる仕事は?無料のコンピテンシー診断なら【ミイダス】
まとめ
他責思考が蔓延する職場の特徴や対処法について解説してきました。
まあそもそも、自己責任論を受け入れて頑張っても報われない時代があまりに長く続き過ぎたので、他責志向に陥る気持ちはわかりますが…。
職場でそれをやってしまうと仕事にも支障がでますし、会社の発展も止まってしまいます。
まあそんな職場は長く続くとは思えませんので、今のうちにもっとマシな会社に転職してしまった方がいいかもしれません。
一日でも若い方が良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。