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- 希望する職種がない!
- 特にやりたい仕事がない!
そういった悩みをお持ちの方は今のご時世珍しくないと思います。
特にやりたいこともなく、なんとなく大学に進学して就職活動が来て、いよいよ働かざるを得なくなり、どこでもいいから就職するなんていう人が多いと思います。
そもそもこの恵まれた時代で、これをやりたいとか心からの希望がある人というのは、そう多くありません。
希望職種がある人でも、それまでなんとなく得意だったからとか、なんとなくこれまでやってきたことが活かせそうだからとか、そういった曖昧な理由のことが多いです。
なので、希望職種がないからといってもそんなに落ち込む必要もないですが…。
一応仕事を探すための取っ掛かりとして希望職種は決めておく必要があります。
この記事では希望職種がない人が望む仕事を探す方法について解説します。
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希望職種がなくて悩んでしまう人は少なくない
最近はあなたのように、希望職種がなくて悩んでしまう人は少なくありません。
ネットやSNSを見てみても、
京都には希望職種がない
— すたちる (@StarryChildren) September 9, 2022
希望職種がないから就活したくないって人もいるよね。
俺も希望職種この世に存在しなかったけど。
— 大魔王マッド菜園ティストHI-D (@scientist_hid) August 30, 2022
これから先を考えると転職を考えないと思ってるけど地元に希望職種がない件について…わたしは白目むいてます。
ご先祖さま、わたしを明るい道へお導きください。あゝお盆…じいちゃん、ばあちゃん来てるかな?— ちゃんあい (@ai_chen_n) August 12, 2022
地元で就職したけど、転職となると県外に出ないと希望職種がない。
県外に出るのは腰が重い。#転職活動— たぬき (@cWgoQSx2rNY9qnE) July 28, 2022
転職サイトに登録してみたが希望職種…
希望職種がない…
特に何もしたいことがない…
思い出した。特に何もしたいことがないから今の会社で働いているんだった…やりたい仕事なんてない…
仕事したくない←— MMM (@miiizkn) April 27, 2022
こんな意見が散見されますね。
一応希望職種は明確になっているが、地方でそもそもその仕事が無い人も多いようです。
希望職種もやりたい仕事もない!どうしたら?
希望職種がないということは、どんな仕事を探したらいいのかわからないということですし、就職できるかどうかという以前の問題です。
そもそも仕事を探すやる気が出てこないということですので、就職するところではありませんし。
まずは「これかもしれない」ぐらいでいいから目安をつけて、就職活動を始めてしまう必要があります。
そうすれば就職活動してるうちに「ちょっと違うかも」というのが出てきて、軌道修正していくこともできますし。
希望職種もやりたい仕事もない時に、やりたい仕事を見つけるコツについて解説しますので、参考にしてみてください。
これまでに経験した仕事から決める
希望職種がない人でもこれまで働いた経験がある人は多いと思います。
特にすでに社会に出て何年も経っている人ですと、今やっている仕事や前勤めた会社もあるでしょうし。
学生の方でもバイトをいくつもやったことがある人も多いかもしれません。
バイトではなくてもボランティアなどの経験でも仕事のようなものなので、同じことです。
これまでにやってきた仕事で経験が蓄積されているはずですし、これまでやった仕事から決めるのも良いかもしれません。
少なくとも経験があるということで、未経験の他の人よりはうまく仕事をこなせると思いますし、アピールにも繋げやすいです。
結局大多数の人はこういったなんとなくな理由で希望職種を決めていることが多いと思いますね。
人よりは得意なことを探す
後は本人が希望する職種というか、どれだけ得意で社会の役に立てるか?という面から仕事を探すのも良いかもしれません。
それには人よりは得意なことを探すと良いかもしれません。
プロレベルとかドヤ顔で自慢できるレベルではなくても、他の人よりもちょっと得意とかそんなレベルで構いません。
- パソコンが得意
- 情報収集が得意
- ニュースチェックが好き
- 絵を描くのが好き
- 人と接するのが苦痛ではない
この程度のことで全然かまいません。
それができない人というのは世の中にたくさんいますし、それをあなたができるということは仕事になります。
これだけ物やサービスが溢れた恵まれた時代で、「これをやりたい」なんて言う希望する職種がある人は本当に少ないです。
こういった風な人の役に立てるかという点で探してみるのも良いかもしれません。
子供の頃憧れた職種から探す
あとは今は希望する職種がなくても、子供の頃に「こんな仕事に就きたい」みたいなものはあったはずです。
子供の頃に憧れた職種を思い出して仕事を探してみるのも良いかもしれません。
子供の頃に憧れた職種というのは、その人本人の潜在的な欲求が反映されている可能性が高いですし。
案外貴方が真に望んでいる仕事な可能性はあります。
まあ子供の頃憧れた職種なんて、私は「ウルトラマンになりたい」とかそんなこと言っていたような気がしますので、人によっては現実的ではない可能性もありますが…。
尊敬する人から共通点を探す
あとは希望する職種がない人でも、この人のようになりたいという尊敬する人もいるのではないでしょうか?
あなたが憧れている尊敬する人から、希望する職種への共通点を探すと良いかもしれません。
- この人のこんなところに憧れる
- こんなところがかっこいい
- この人みたいな仕事がしたい
そういった風な憧れがあるのであれば、その希望に合致する仕事を探せばいいだけです。
まぁ大抵尊敬する人というのは、アスリートや経営者などでで結果を出している人だったりするので、雇われて実現するのは結構難しかったりしますけど…。
職種ではなく希望するライフスタイルから探す
あとは希望する職種ではなく希望するライフスタイルから探すのも良いかもしれません。
- こんな人生を送りたい
- こういう1日を送りたい
- ああいう人にはなりたくない
職種という狭い価値観ではなく、人生全体を見ながら職種に向き合うという方法です。
例えば朝はゆっくり寝ていたいというのであれば、普通の会社員では無理ですし、自営業などを目指す必要が出てくるかもしれません。
あるいはフレックス制の融通が利く働き方ができる職種ならば向いているかもしれませんし。
特に独立や起業をした人となると
- サラリーマンにはなりたくない
- 自由に生きたい
と考えて、仕事は特に好きではないが自由だからこの仕事を選んだという方はかなり多いです。
身近な人にアドバイスを貰う
あとは身近な人にアドバイスをもらってみるというのも良いかもしれません。
他人に客観的なアドバイスをもらった方が、
- あなたはこの仕事に向いていると思うよ
- こういったことが得意だよね
- あなたはこうだからこれが向いていると思う
なんていう意見をもらえると思います。
自分のことはわかっているようで、案外見えていなかったりしますし。
客観的な意見をもらった方が、現実的に社会の役に立てるような方向性を示してもらえる可能性があります。
サポステやジョブカフェで相談する
あとは希望する職種がないということについて人に相談したいのであれば、キャリアコンサルタントに相談してみるのも良いかもしれません。
幸いあなたのような漠然とした悩みを持つ人の相談に乗ってくれる機関が存在します。
若者サポートステーションやジョブカフェなどがそれです。
私も一時期仕事探しに悩んでいた時に相談に行っていたことがありますが、一時間ぐらいは相談に乗ってくれますね。
仕事を探し全般の悩みにのってくれます。
ただ概ね40歳以下ぐらいの若者が対象になりますが…。
全国にありますので、気楽に相談に行ってみるのも良いかもしれません。
ジョブカフェにおける支援 全国のジョブカフェ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
転職エージェントに相談してみる
あとは転職のプロである転職エージェントに相談してみるというのも手段の一つです。
希望する職種がないというのは、限られた求人から決めようとしているからかもしれません。
転職エージェントに登録すれば、一般のルートには出回らない非公開求人を紹介してくれます。
転職エージェントを利用するには企業側は少なくないお金を払いますので、待遇の良い質の高い求人が多い傾向にあります。
特に希望する職種がないというのであれば、給料や待遇などで決めていくことも視野に入ってきますが…。
その場合も、転職エージェント経由で探した方が良い会社に行きやすい傾向にあります。
とりあえず相談からでもokですので、利用してみるのも良いかもしれません。
今は仕事多い!希望職種を探すなら早めに
希望する職種がないというのはありがちな悩みではありますが…。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて正社員の仕事も多い傾向にあります。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
今は昔よりも人手不足の企業が多いですから、昔よりは希望職種に就きやすくなってきていると言えます。
まぁ希望する仕事がないのであれば無理に探すのではなく、
- どんな仕事であればより人の役に立てるか?
- よりお金が稼げるか?
とかそういった視点で探してみるのが良いかもしれません。
とりあえずなんとなくでも「これが希望する職種かも?」というとっかかりがないと、仕事探しすら始められませんので…。