
philm1310 / Pixabay
- 部下が何も言わなくなった!
- 以前はよく意見してくれていたのに…
そんな悩みをお持ちの方も、今のご時世珍しくないかもしれません。
私も何回か転職していますが、突然何も言わなくなる人はいますね。
特に何もなければいいですが、突然豹変したということは、何もないはずがありません。
「この会社ではいくら頑張ってもムダ」と見限ってしまった可能性が高いです。
「会社が駄目なら自分が頑張って変えていけばいい!」なんて意識の高いことを言う連中もいますが、たかがイチ平社員が頑張っても焼け石に水です。
そんな無駄な努力をするよりは、最初からマシな会社に転職したほうが期待値が高いため、大抵はそのまま辞めていってしまうケースが多いです。
私も色々な会社を経験してきましたが、突然やる気がなくなりなにも言わなくなった同僚をたくさん見てきましたので、説得力のある話ができると思います。
この記事では、部下が何も言わなくなった時のよくある原因について解説します。
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部下や同僚が突然何も言わなくなった経験がある人は多い
最近はあなたのように、部下や同僚が突然何も言わなくなった経験を持つ人は少なくありません。
ネットやSNSを見てみても、
勇気を振り絞って伝えても、この対応だと諦めて、何も言わなくなる。
そして、去る(退職)。
そんなパターンは、よくありますよね。
とても残念。 https://t.co/avONgfc8J9
— はざま|組織変革ファシリテーター (@tohaza_atc) August 30, 2024
定説として「口うるさかった女が急に何も言わなくなるときは別れを決意している」って言うのがあるけど私は今職場でそうなっている。会議やミーティングの場で一切発言しなくなり黙々と自分の仕事のみこなしている。
去ると決めた場所に注ぐものはもう何もない。ひとひらの情もない。退職は12月末。— まち (@w_xcsg) June 12, 2024
「今までことあるごとに意見してきた部下」が「何も言わなくなった」時。
「上司の気持ちが通じた」パターンより「見切りをつけられた」パターンの方が多い( ´_ゝ`)
— アネモネ【けい】 (@anemone1177) March 31, 2021
偉い人に覚えておいて欲しいんですけど、口喧しくここがダメだ改善か修正がいる!的な発言をする部下が何も言わなくなった時は、飼い慣らした時ではなく、話しても無駄だと判断された時です
— サイコたん@固定に通販 (@saico_tan) February 27, 2020
今どきトップダウンの会社ってどうなんだろう。部下の自主性やモチベーションなど関係なし。逆らうものは容赦なく恫喝。誰も何も言わなくなった。裸の王様に付き合うのも楽じゃない。
— 青い海 (@ahs0012) February 24, 2016
上司に理不尽に怒られすぎると
部下は何も言わなくなる。腐敗。 https://t.co/q8f2U02Djj— あめ (@ameotokoDAIri) December 27, 2023
こんな意見が散見されますね。
最近は転職もしやすくなってきているため、水面下で転職活動を進めたりしているかもしれませんね…。
部下が何も言わなくなった!よくある原因は?
部下が何も言わなくなるというのは、よくある事例です。
私も以前勤めていた会社で部下や後輩ができた時、それまで明るかった部下が突然何も言わなくなり、ほどなくして辞めていきました…。
丁重に扱っていたつもりだったんですが、相手がどう思うかはわかりませんし、上司に不満はなくても会社に不満があると辞めていきます。
部下が何も言わなくなるよくある原因について解説しますので、参考にしてください。
上司と会社には期待できないと諦めてしまった
部下が何も言わなくなるよくある原因として、上司と会社には期待できないと諦めてしまったことが挙げられます。
もしかしたらその部下は、以前は会社を良くしようと、活発に意見を出していたのかもしれません。
しかし突然何も言わなくなったのであれば、「この会社はもう手遅れでどうしようもない、頑張るだけムダだ」と諦めてしまった可能性が高いです。
これは学習性無力感と言い、一度諦めて無力感を感じてしまうと、もう現状を良くするための行動をしなくなってしまいます。
さらに言いたいのは、部下が何も言わなくなった時、それは信頼を失った時と思ってほしい。 https://t.co/80cB7E6Rdp
— zooromancer51 (@zooromancer51) May 22, 2018
まぁ、どうなんですかね。
会社は株主のものですし、いくら仕事を頑張ったところで給料が増えない会社も今は多いです。
こういった「頑張るだけムダ」と諦めて「適当に仕事して給料が貰えればそれでいいや」と割り切っている人はたくさんいると思います。
特に日本人は自己責任論が大好きなため、経営側を責めるよりも社員個人に責任を押し付けるケースが多いです。
不用意な発言をすると「自己責任だろ!」と責められるため、「何を言ってもムダだ」と見限って何も言わなくなってしまいます。
水面下で転職活動を進めている
部下が何も言わなくなるよくある原因として、水面下で転職活動を進めていることも挙げられます。
働きながら転職活動を進めるのは大変なので、目の前の仕事に身が入っていない可能性が高いです。
間もなく他の会社に転職するのであれば、上司や会社がどうなろうが知ったこっちゃないので、関心がなくなります。
転職活動も忙しいので結果的に何も言わなくなり、大人しくなります。
有給休暇の日数が増えたり、コッソリスマホをいじっている場面が増える場合は、この可能性が高いです。
転職の面接を受けに行ったり、転職サイトを見ている可能性が高いです。
特に最近は若者ほど「一つの会社で定年まで働くなんてありえない」と考えているため、ドライに辞めていく傾向にあります。
辞めるタイミングを窺っている
部下が何も言わなくなるよくある原因として、辞めるタイミングを窺っていることも挙げられます。
というか私もそうでしたし、もう辞める決心が決まっているのであれば「何て切り出そうか、そして辞めた後どうしようか」ということしか考えられなくなります。
もう今の会社がどうなろうが知ったこっちゃないため、何も言わなくなるのです。
ある日管理職であるあなたに「ちょっとお話があるのですが、仕事が終わってからお時間宜しいでしょうか?」みたいに言ってきたら確実ですね。
心の準備だけはしておきましょう。
単に機嫌が悪いだけ
部下が何も言わなくなるよくある原因として、単に機嫌が悪いだけということも挙げられます。
この場合は一時的なものなので、機嫌さえ良くなればまた朗らかな部下に戻るでしょう。
できるだけ早く機嫌が良くなるよう早めに帰してあげたり、サポートしてあげるといいでしょう。
しかしこういったタイプの部下は、仕事に私情を持ち込んでしまうタイプということです。
ちょっとしたきっかけでトラブルを起こしたり、退職に繋がるケースも少なくありません。
ある意味爆弾とも言えますので、注視しておいたほうがいいでしょう。
仕事がきつすぎて消耗している
部下が何も言わなくなるよくある原因として、仕事がきつすぎて消耗しているということも考えられます。
特に最近は中小零細企業ほど、人手不足で消耗している傾向にあります。
最近は人件費も上がっているため人を増やせず、1人当たりの仕事量が増えて限界に近付いている可能性があります。
近年は非正規でも社会保険加入義務ができたり、最低賃金もかなりのペースで上がっているため、なかなか人を増やせない企業側の事情も分かるのですが…。
この場合は、本人は働き続けたくても、心身を壊して辞めていく場合も多いですね…。
仮にその部下が辞めていったとして、新しい人が入ってきても耐えられずに辞めていく可能性が高いです。
あなたは耐えられていても、部下はそうではないかもしれません。
労災事件などになったら大変なので、よく注視しておいたほうがいいでしょう。
部下が見限るヤバい会社からは早めに脱出したほうがいいかも…
部下が何も言わなくなってしまう原因は、複数あります。
しかし一つ言えることは、今のご時世労働環境も給料もいい会社からは、おいそれと人は辞めませんよ。
何かしらあなたの勤めている会社は、問題を抱えているのではないでしょうか?
部下が見限って何も言わなくなるような会社からは、転職を検討するというのも手段の一つです。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて仕事も増えている傾向にあります。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
部下が何も言わなくなり先が見えない状況の方は、思い切って見るのもいいかもしれません。