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- もう会社員には疲れ果てた…
- 自営業になりたい!
- もう人に使われる立場には疲れたよ…
とお考えの、会社員から自営業になりたいと考えている方のためのページです。
昔は「サラリーマンは気楽な稼業」なんて言われていましたが…。
最近はどこの会社もきついですので、とてもではないですが気楽な稼業なんてことはありません。
どうせ働くのであればいっそ、「自分の事業をやりたい」と考えるのも、気持ちはわかります。
しかし、自営業となると当然リスクもあります。
なんとかするための方法を解説します。
自営業は社会保険に自分で加入
会社員であればあまり意識する機会も少ないかもしれませんが、社会保険には会社が勝手に加入してくれます。
- 健康保険
- 年金
- 労災保険
- 雇用保険
この4つです。
会社員であれば健康保険、あと国民年金よりも手厚い厚生年金に加入させてもらえます。
しかも会社員であれば、会社が半分払ってくれますので、かなりありがたいです。
月数万円くらいにはなりますからね。
自営業者は雇用保険に加入できませんので、失業給付が貰えないというのもデメリットです。
労災保険は、一部の業種のみ加入です。
まあ一番のデメリットは、国民健康保険料が高めなのと、何もしないと国民年金しかないので老後きついって感じです。
とはいっても、年金はこれからどうなるかわからないので、良し悪しですが…。
自営業は不安定
当然ですが、自営業というのは不安定です。
とりあえず会社に出社していれば安定した給料が貰える会社員に比べ、自分で仕事を取らないといけませんし、仕事の量と稼ぎにも波があります。
今月50万稼いだと思ったら、来月にはほぼ0ということもあるのが自営業です。
月単位で一喜一憂するのではなく、年間トータルで考えたほうがいいかもしれません。
男性が結婚するとなると、女性は相手に経済的安定を求めることが多いため、婚活では不利になりやすいというデメリットもあります。
メンタルが弱い人には向かないかもしれませんね…。
自営業は孤独
自営業となると、当然孤独になりやすくなります。
自営業というか、会社の社長も「孤独」とはよく言いますよね…。
日本人の働いている人の9割以上はサラリーマンですから、自営業となると悩みを共有しにくい傾向にあります。
数十年前は、半数以上が自営業の時代もあったんですけどね…。
というか、産業革命以前はみんな自営業みたいなもんです。
自営業者の自殺率は会社員の数倍というデータもあります。
自殺の原因になるのは孤独感と言われていますから、自営業が孤独というのは否定しようがないですね…。
結婚して子供がいればまた違ってくると思いますが、独身で自営業、しかも家でパソコンがあればできる仕事だと、当然ながら猛烈に孤独になります。
まあ、本人次第の面もありますが、自分から人間関係を構築するのが苦手な人は、向いていないかもしれません。
自営業は収入を自分で申告
会社員となると事務や経理の人間が勝手に経費や給与の計算をしてくれますが、自営業となるとそうはいきません。
全て自分でやる必要があります。
確定申告ってやつです。
ただ、そうはいっても最近は手軽に使える自動経理ソフトがありますので、かなり簡単になってきてます。
「FREEE」とか「MFクラウド会計」とか。
銀行口座やクレジットカードを登録しておけば、入金などがあった時に自動で入力してくれますので、かなりお手軽です。
まあ、自営業の収入は銀行口座を見れば一発でわかりますので、要は経費の仕分けをどうするか?を考えればいいんです。
あまり経費がかからない業種ですとそれほど手間でもありませんので、言うほど難しくはないです。
自営業になりやすい仕事は?
そうはいっても、人生一度きりですから自営業にチャレンジしたい!って人も多いと思います。
今から自営業を目指すのであれば、経費がほとんどかからず元手がほとんどなくてもはじめられるビジネスを選ぶべきです。
こちらで詳しく書いていますので、参考にしてください。
比較的自営業として独立しやすい仕事としては、パソコンとネットがあればできるビジネスが挙げられます。
これならどこでも仕事ができますし、生活費の安い田舎でも働けます。
独立というと難しいイメージがありますが、 ネット系とかエンジニア系の仕事でしたら、比較的独立しやすいです。
独学で勉強した元ニートとかも結構いる業界ですので…。
ただいきなり独立しても難しいでしょうから、まずはネット系の会社に転職したり、修行をするべきだと思いますね。
不安定なので、生活レベルを下げるべき

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自営業として独立したいのであれば、生活レベルを上げるべきではありません。
自営業はやはり不安定ですし、収入が低い月でもトントンになるくらいの生活レベルだと理想的です。
もし月10万~15万くらいあればなんとか生活できるなら、収入が低い月は途中でバイトでもすれば収入を補填できます。
収入が不安定なのは否定しようがないですから、そうやってフレキシブルに働いて、自分の自助努力で収入の安定化を図ったほうがいいと思います。
それには、生活レベルを上げない工夫が必要です。
具体的には、ローンなどは組まないほうがいいです。
ローンを組んだ時点で、返済のために一気に毎月の出費が増えます。
仮に住宅ローンとか組んで毎月10万円返済に消えるとすると、それプラス生活費がかかりますので、月30万くらいは最低でも稼がないときついです。
生活レベルを下げて貯金をして、基本は現金で支払うのが一番安定します。
ローンを組むと金利もかかってきますからね。
ただでさえ不安定な自営業なんですから、そうやって工夫していかないととてもではないですがお金など貯まりません。
まとめ
自営業となると、まずは不安定さを認めなくてはいけません。
そこさえ認めてしまえば、その前提でこれからの生活設計を立てていくことができます。
まあ、会社員となると「会社員なら会社がなんとかしてくれるから安泰!」と慢心してる人が多いので、むしろ不安定さを許容したほうが安定するかもしれません。
もともと、この世の中に安定なんてありませんからね…。
まあ別に、初期投資が数百万~数千万円レベルかかるような業種を選ばなければ、別に失敗しても大してダメージはありません。
若ければまた会社員に戻ることも可能ですので、チャレンジしてみるのもアリだと思います。
一度自営業を経験してみると、会社員がいかに恵まれていたかが身に染みてわかりますので…。