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- 人の為になる仕事がしたい!
- 人の役に立つ仕事がしたい!
- やりがいのない仕事はしたくない!
と考えている方のためのページです。
最近はモノやサービスが溢れているからか、『何のために働くのか?』ということを考える人が増えたような機がします。
生活のためってのはそりゃそうですが、それは大前提ですよね。
確かに、どうせ働くのであれば誰かの役に立っているという実感が得られる仕事、世の中に貢献していると思える仕事をやりたい!と思うのはわかります。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか?
人の役に立たない仕事なんて無いのでは?
そもそも、誰の役にも立っていない仕事なんて存在しないのではないでしょうか?
どんな仕事であろうと、その仕事をすることでお給料が貰え、それによって経済活動に貢献し、税金を納めることで国家に財源を供給しているのですから、人の役には立っているといえます。
結婚し、働いたお金で妻を養い、子供も生んで育てている方であれば、少子化対策にも貢献しています。
貴方が労働した結果何の価値も生み出さなかったとしても、お給料が発生していれば↑のように人の役に立つことができるのです。
リストラ間際で追い出し部屋に通うために出社しているサラリーマンでさえ、その程度の貢献はしています。
極端な話、振り込め詐欺のような反社会的な仕事であったとしても、そういう意味では社会に貢献できているかもしれません。
詐欺のような仕事も、役に立っている可能性が?

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振り込め詐欺師の常套句で、
- 「金の無いヤツから取るのは最悪だけど、あるヤツからとるのは最悪じゃない」
- 「爺婆共がタンスにしまってる死に金を、生きた金にしてるんだ」
- 「高齢者から若者への所得移転だ」
というのがあります。
確かに高齢者世帯の使われていない資産を、詐欺という許されない手段であろうと強引に流動させています。
詐欺を働いた若者は、それによって得た汚い金で豪遊したり、妻子を養ったりしているかもしれません。
確定申告なんてもちろんしていませんので所得税等は払っていませんが、こういう手段で得たあぶく銭はパーッと使ってしまう人も多いらしく、経済活動に多大な貢献をしているかもしれません。
「詐欺で大金を得たから、キャバクラで豪遊するぜ!」なんてヤツがいれば、キャバクラ店は潤います。
そこで働くキャバクラ嬢やボーイのお給料になるでしょう。
何本も高額な酒を浴びるように飲んでくれれば、キャバクラ嬢には相当な歩合が支払われます。
そのような職場で働く女性はお金に困っている人も多いですから、稼ぐことができて生活の建て直しもできるかもしれません。
「自分の店を持ちたい」という夢を持っている子であれば、多額のお金が入ることでその夢の実現も現実的なものとなるでしょう。
新たに店ができればそこで新たに雇用が生まれます。経済の好循環です。
※当サイトは詐欺を奨励するものではありません
しかしこのような状態になってしまっているということ自体、経済の末期状態なのかもしれません。
どんな仕事だろうとお金が回ればいい!なんてのは、健全な社会といえるでしょうか?ですが残念ながら、今の世の中はそうなのです。
金さえ回ればいいのです。
介護職でもやりましょう
「人の役に立ちたい」と言っている人は、介護職でもやればいいと思います。
これほどわかりやすい『人の役に立つ仕事』というものもないでしょう。
わが国は現在、世界に類を見ない超高齢社会に突入しています
『超高齢社会』とは、65歳以上の高齢者の占める割合が全人口の21%を超えた社会です。
少子化、平均寿命の増加により、高齢者の社会に占める割合が上がっています。
当然要介護状態になる高齢者も増加しており、更なる介護人材の不足が深刻な問題になっています。
団塊世代が75歳に達する2025年までには、あと100万人の介護人材が必要だといわれています。
現状でも介護人材は足りていないというのに、更なる人員が必要になるのです。
介護を移民に任せよう!という考えの下、海外から介護人材を受け入れましたが、日本の労働環境の悪さに耐えられず、かなりの割合が帰国してしまいました。
帰ってしまった外人介護士は、もう日本嫌いになるでしょうね。
母国で日本の悪口言いまくるかもしれません。
さあ、貴方は今すぐ介護業界に飛び込んでください。
人の為になる仕事がしたいんですよね?人の役に立つ仕事がしたいんですよね?
答えは既にあるのですから、後はやるだけですよ
薄給だから私はやりませんが…。
多分貴方もそうなんでしょう?
あなたの仕事は、本当に世の中に必要ですか?

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介護職であれば、現状社会が必要としている仕事ではあります。
ですが、今貴方がしている仕事は本当に世の中に必要ですか?
無くなったら、本気でみんなが困りますか?
個人的な考えでいえば、無いと本気で困るモノ、サービスなんて世の中にどれほどあるのか?と思います。
経済活動への貢献という意味ではどんな仕事だろうと意味はあると思いますが…。
そもそも論で言えば「生存するのに必要な仕事以外は、別になくても困らないし、不便さは我慢すればいいのでは?」とも言えます。
「あれば便利」なモノ、サービスを提供している会社は多いと思いますが、逆に言えば「無ければ不便。だけどそんなに困らない」ということです。
別になくなってもそんなに困らないってことです。
生存するために必要な衣食住を提供している会社であれば、無くなると超困るでしょう。あとは医療。
極限まで突き詰めれば、食料を生産する仕事と病気や怪我を治す仕事以外はなくてもなんとかなるかもしれません。
まあ自然界で言えば、病気や怪我に陥った時点で高確率で死に直結しますから、それを自然の摂理と受け入れれば医療の仕事すらいらないかもしれません。
際限なくなるのでこのへんでやめますが、現状でも別になくなっても困らないのでは?って仕事って実は結構ありませんか?
今は特に供給が過剰ですし、生産よりも消費が不足している時代です。
一社や二社なくなったところで、日本の経済としては損失でしょうが我々消費者は、多分ほとんど影響ありません。
別に貴方がやらなくても、他の人がやってくれます
そんな「無くてもそんなに困らない仕事」が多いと思うので、人材の面から見ても別に貴方一人仕事をやめたところで、大した影響はないです。
一時的にはその会社内では影響が出るかもしれませんが、一ヶ月や二ヶ月すれば何事も無かったかのようになります。
これが「貴方がいないと会社が回らない!」というような人材であったならかなりの影響は出るかもしれませんが、そんな人は稀です。
それでも社外から見たら大した影響はないでしょう。
正社員の仕事であれば、貴方が仕事をやめてイスを空けてくれれば「私を採用してください!」と手を挙げる人はたくさんいるでしょう。
逆に非正規の仕事は人が集まらずに困っています。時代は安く使える非正規雇用者を求めていますからね。
正社員の仕事なら代わりはいくらでもいるのです。
⇒お前の代わりはいくらでもいる!理不尽な職場を脱出する6つのヒント
その仕事は日本人がやる必要もないかも?

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というかそもそも、日本人がやる必要すらないかもしれません。
現状日本人を雇用して日本人に仕事させたほうがいいと考える企業が多いのでそうなっていますが…。
別に本気で外人を連れてきて採用するつもりであれば、そのほうが人件費が浮くかもしれません。
日本だけで見れば人口が減少していますが、世界的に見れば人口が急増してますから。
特に替えが利く単純な仕事であれば、別に発展途上国から日本語が喋れる外人を連れてきてもいいわけです。
そのほうが安く使えていいでしょう。
もっと言えば、別に国内の事業所で営業する必要すらないかもしれません。
職種によりますが、オンラインで処理できる仕事なら別に海外に事業所置いてもいいわけですし。
コールセンターとか海外移転させてる会社も多いですね。
最近は、日本の高い法人税を払うのに嫌気がさし、シンガポールのような税金が安い国に会社ごと移転させてしまう会社も結構あります。
日本は人件費高いし、税金も高いしで、いいことないのです。
それでも現状日本にいたほうが総合的にマシだと判断しているから今はまだ多くの会社が日本にありますが、これからどうなるか?わかりません。
惰性で日本に居続けているだけな気もしますし。
もう少しすればロボットがやってくれます
これからは科学技術が更に発展していくでしょうしロボット産業も成長していくでしょうから、人間がやる必要すらない時代が来ます。
時代の方向性としては間違いなく絶対にこれです。
10年20年以内に全て機械化されるってことはないとは思いますが、徐々に機械に代替されていくでしょう。
一昔前はSFの話でしたが、今のロボット技術の伸びは凄いですよ。
単純な二足歩行、二足走行などはほぼ実現できてます。
二本の足でダッシュしてる際に目の前に障害物が現れても、即座にフットワークを使って避けられるようになってます。
一昔前はすぐ倒れてしまうような感じでしたが、今はバランス感覚の問題は解決されてます。
何かにぶつかったり押されたりしても、バランスとって姿勢維持するようになってますからね。
歩行、走行は技術的に解決されてるわけですから、後はどう認識し、思考するか?を突き詰めるだけで人間の代わりをさせることができます。
リモートコントロールで人間が操作すれば、現状かなりのことができます。
最近ではアマゾンが、配送をドローンにやらせようとしてますね。
法的な障害があって実現には至っていないようですが、ガチで国策でやろうとしたら、ある程度の重さの荷物までならドローンで運べるでしょうね。
前述した介護問題も、介護ロボットの開発、普及が進めば相当改善に向かうでしょう。
思考能力が必要な仕事も、最近ではコンピュータにとって代わられる方向で世の中が進んでます。
コンピュータ技術が進歩したことにより、経験が必要な仕事でも膨大なデータベースを構築して統計処理を行って、最適な判断が下せるようになってきています。
弁護士のような高度だと思われていた仕事でさえ、現状でも特許や契約書を扱う仕事ならコンピュータにとってかわられつつあるようです。
↑こちらの外部サイトの記事を見てみてください。
コンピュータの進歩は人間の仕事を確実に奪います。
今現在の技術であったとしても、世界レベルで「機械でできる仕事はもう機械に任せるようにしよう!働く人は必要最小限にして、多少不便なことがあっても受け入れよう!」と言い出せば、
現存するかなりの仕事が機械にとってかわられ、働かなくても済むようにできるかもしれません。
それらの機械を普及させるコスト、管理するコストと人材は必要ですが、そこさえクリアすれば可能です。
もはや現代技術はそこまできてます。
豊かな時代なのだから、好きに生きよう

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そんな時代ですから、もう別に貴方が働かなくても誰も困らないかもしれません。
少なくとも社外、社会の人たちにとっては。
ですがやっぱり、お金は必要ですよね。
もう仕事は「お金を得るための手段」と割り切って、好きに生きればいいんじゃないですか?
マネーゲームで大金を稼ぎたがる人が増えたのも、アーリーリタイヤしたがる人が多いのも、こういう「働くことのむなしさ」を感じてるからじゃないかな?とも思います。
お金を得るためだけの労働になってる人が、現状かなり多いでしょう。
大多数の人は生活のために働いてるだけで、「この仕事で誰かの役に立っている」とか考えてないと思いますよ。
人の役に立つ仕事とか考えるよりは、自分でビジネスや投資で大金稼いで、あとは好きなように生きるのが一番いいと私は思いますけどね。
そのための努力したほうが現状意味があると思えます。
まとめ
- 『経済活動への貢献』という意味では、どんな仕事も人の為になる
- 人の役に立つ実感が得たいなら、介護職でもやればいい
- その仕事は貴方がやる必要はない
- 豊かな時代なのだから、好きに生きよう
書いてて虚しくなってきましたが、これが現実な気がします。
貴方の人生なのですから、「人の役に立ちたい」みたいな人に左右される価値観はどうなのかな?と思います。
人の役に立つ、みたいに他人を引っ張ってきてますが、結局は自分の自己満足のためでしょう。
それよりは
- 「この仕事やってると充実感がある」
- 「楽しい」
- 「面白い」
っていう価値観で考えたほうが、貴方の人生は豊かになると思いますけどね。
そうしたほうが仕事のパフォーマンスが上がって、結果的に人の役に立って仕事の幸福度が上がります。
現状、働くことの意味を問われている時代だと思います。
不毛な生き方をしたくないのであれば、とにかく金稼いで好きに生きれるようにしたほうがいいような気がします。