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- 経営者を辞めたい!
- 気楽な雇われに戻りたい!
そういった悩みをお持ちの方は今の御時世珍しくないかもしれません。
特に最近は世間を騒がせている例のアレの影響で、経営不振に陥ったり倒産する企業も増えています。
従業員を雇っている方ですと、毎月給料を払ったりしなくてはいけません。
特に最近なんて条件を満たしたらバイトやパートなどでも社会保険に加入させないといけませんからね。
経営者なんて責任ばかりが多く、最近は不況の影響ではなかなか儲からなくなってきている会社も多いのではないでしょうか?
儲かっているのであれば別ですが、そうではないと責任だけが重く資金繰りも厳しく、経営者を辞めたいと考えてしまう方も珍しくありません。
ですが果たしてそんなに簡単に経営者をやめることはできるんでしょうか?
この記事では、経営者を辞めたい時の対処法について解説します。
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経営者はツラい!会社を畳んで気楽な会社員に戻りたい方も多い!
最近はあなたのように、経営者を辞めたいと考える方も珍しくないと思います。
ネットやSNSを見てみても、
のわりに、社長70歳代は“社員の自立”と万度言っていて、そのくせ何年も前からはやく社長を辞めたいとずっと言っていると。
オワッタナ(´・ω・`)…やれやれ(´・ω・`)…— ぼちぼち|不調和音からの脱却 (@bochibochi0703) September 10, 2022
社長を辞めたいと言ったことが1回だけある。自分が会社を引っぱっているつもりが、逆にメンバーの成長を止め、苦しめているということに気づいてしまったから。悪は自分だった。
それでもメンバーは「自分たちをもっと信じて任せてほしい」と言ってくれた。だから日を境にマネジメント方法を変えた。— 岡田しゃちょう@ミライユ学園 (@miraiyu_okada) July 12, 2022
社長になりたい、のが2年前の夢
社長になった、のか去年
社長を辞めたい、のが今年
3000万円の借金背負ったのが昨日まで
社長ではなくなり、全てから解放されたのが今日他人から言われた仕事をして、それだけでお金をもらえるのがどれだけ幸せな事か学びました。
— 和尚 (@oshosan12) March 3, 2022
私はよくわかりませんけどM&Aなんかでもこのパターンがあるそうですね。会社を畳みたいけど従業員の生活をどうしようとか、会社を畳んだらお客さんが困るんじゃないかとか、そんなときに面倒を見てくれるところを探して会社を売るというのと似ているなあと思って聞いていました。
— ひまわり@TOEIC学習中 (@SD60522590) April 3, 2021
ちなみに親父は2年前に脳梗塞で倒れてる。
そんでもって、以前頼んでいた税理士に今色々聞いてるところ。
俺が求めるのは・割とノーリスクで会社を畳みたい
とりあえず、これだけ— セツ (@setsu87_iris) August 27, 2019
こんな意見が散見されます。
私にも色々と経営者の知り合いが何人か居ますが、やはりそういったプレッシャーからか毎日あくせく働いている人が多いですね。
儲かっている会社の経営者だったりしても責任が重いので、休みなく働いているような方が多いです。
これが雇われであれば、気楽に働いたり「この会社はブラックだ」とか適当に言ったりしてのらくら働いていくこともできるんですが…。
経営者となるとプレッシャーもきついのでそうはいかない人が多いです。
しかし経営者を辞めても失業保険は貰えない
あなたのように経営者は辞めたいと考える人も多いですが…。
辞めた後の生活が問題ですね。
最悪あなたが何もしなくなれば会社は倒産するかもしれませんが、経営者は失業保険がありませんので、経営者を辞めても失業保険は貰えません。
これが会社員であれば失業保険がありますので、しばらくは失業保険をあてにして無収入にならずに済むんですが…。
これは経営者ですとそういったものがありませんので、何の保証もないのです。
まぁ収入は高かった経営者の方ですと、ある程度貯金はある方も多いかもしれませんが。
ただ中小零細企業の社長などですと、銀行から借り入れの際に連帯保証人になっているケースも多く、会社が潰れると貯金や資産なども差し押さえされてしまう可能性も高いですね。
ただまぁ国が認めた自己破産などの債務整理などもありますので、別に会社を潰したからといって死ぬ必要があるわけではありませんが。
経営者でも職業訓練を受けてお金が貰えるケースも
経営者を辞めた後の生活がやはり問題になってくると思います。
上でも述べたように失業保険もありません。
ですが経営者でも職業訓練を受ければお金がもらえるケースもあります。
求職者支援制度というものがあり、ある一定の条件を満たした方であれば、職業訓練に通うことで訓練期間中は月10万円の職業訓練受講給付金が貰える可能性があります。
職業支援・給付金などについて知る|ハロトレ特設サイト|厚生労働省
ただ世帯年収概ね300万円以下などの条件があったりしますが…。
経営者の方ですと結構稼いでいた方が多いでしょうから、条件を満たせない方も多いかもしれませんね。
ただ経営者を辞めたいと考えているということは会社の業績が年々悪化してきて辞めたがっている方も多いと思います。
そういった方であれば、もしかしたら条件を満たせるかもしれません。
まぁこういったことは知っているだけでも、「いざとなればこういった制度を利用すればいいや」と精神安定剤代わりになりますので、知っておいて損はありません。
経営者を辞めたいなら早めに次の仕事を見つける
経営者を辞めたいのであれば、辞めること自体はあなた次第でできると思いますが…。
やはり辞めた後に別の仕事をしなければいけませんからね。
会社を潰す場合連帯保証を組んでいると、借金だけが残るというケースもありますし。
それで自己破産などをする人も多いですが結局お金がなくなると働かざるを得ませんからね。
まぁ幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて正社員の仕事も多い傾向にあります。
帝国データバンクの2023年7月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報サービス業では74%と深刻な人手不足が続いています。
経営者を辞めて会社を潰してしまった人でも、仕事は何かしら見つかる傾向にあります。
もしかしたらその経験を買われて、良い仕事にありつける可能性もあります。
あなたを必要としてくれる会社もたくさんありますから、失意のどん底にいるのであれば、ちょっと仕事探し始めてみるのも良いかもしれません。
会社を畳まず事業売却を検討するのも手
経営者をやめたいという方も珍しくないと思いますが…。
会社を潰さずとも事業売却を検討するというのも手段の一つですね。
特に最近はそういった会社の売却を仲介するサイトや業者なども出てきています。
そういったところに相談すればいい買い取り先を見つけてくれる可能性もあります。
まぁ大抵は大きい会社だったりしますが、なにかしら技術や特許があったり既に回っている会社であれば、欲しがる人や会社はいる可能性はありますからね。
特にそこで従業員などがいる場合は、会社をたたまずに売却した方が従業員もそのまま働けて都合が良いでしょうし。
もっと優秀な会社や経営者の方に経営してもらった方が、利益も伸びて従業員の給料が上がる可能性もありますし。
まぁこういった手もありますね。
会社を畳む場合取引先や借入先に迷惑がかかる恐れが…
経営者を辞めるのはいいですが、会社をたたむ場合は取引先や借入先に迷惑がかかる恐れがあります。
恐れがあるというか、まぁかかりますよね。
特に取引先はあなたの会社がなくなった場合は、新たな取引先を探さないといけないかもしれませんし。
銀行などから借り入れしている場合はどうするんだということにもなります。
まあそこでどうしようもなくなって夜逃げしてしまうような経営者の方も珍しくありませんが…。
まぁこういったことは早めに話し合ってなんとかできるのであれば、それに越したことはありませんね。
夜逃げなんてしても夜逃げ先で生活していかなくてはいけませんし。
大抵の場合は住所が割り出されてすぐに見つかってしまうというのがオチです。
まあ早めに相談しておけば先方としても対策が取れますので、迷惑をかけたくないのであれば、早めに相談するしかありませんね。
会社を畳むなら従業員への説明も必要
経営者を辞めて会社をたたむ場合は必然的に従業員への説明も必要になってくる可能性が高いです。
というかそれまで信じてついてきてくれた従業員に何の説明もなく会社をたたむというわけにはいきませんし。
まぁ説明もせず夜逃げしたり、突然出社したら会社が倒産していたというケースも珍しくありませんけどね。
従業員に迷惑をかけたくないのであれば、ちゃんと説明はした方が良いかもしれません。
まぁ倒産するにしても未払いの給料などがあると、国の制度で一定金額までは保証される制度などもありますからね。
あまり責任を感じて死を選ぶなんていうことまではする必要はありませんが…。
幸い今なら経営者を辞めても仕事はたくさんあるので…
経営者はやはりきついので辞めたいと考える方は多いと思います。
きついですし、儲かるとも限りませんし。
特に中小零細の経営者の方ですと、会社や従業員の給料確保する為に役員報酬をかなり抑えているケースもありますからね。
経営者自身は最低賃金以下で死ぬほど働いている…なんていうのもよくあるパターンです。
ですが幸い今ならば経営者を辞めても仕事はたくさんありますからね。
辛い経営者の仕事に疲れてしまったのであれば、早めに別の仕事についてしまうのも良いかもしれません。
一日でも若いほうが良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。
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まとめ
経営者を辞めたいと考える方も珍しくありません。
経営者だからといって儲かるとも限りませんし、お金があってもプレッシャーに耐えかねて病んでしまう経営者の方も珍しくありませんし。
まぁあまり稼いでいても使う暇がないと意味がなかったりしますし、そこまでして経営者を続けたいのかという問題もありますよね。
まぁ今は仕事はたくさんある訳ですから、何かしら他の仕事を探せばいいのではないでしょうか?
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて正社員の仕事も多い傾向にあります。
一日でも若いほうが良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。